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スピリチュアルもオモロさと客観性と。

なめ子さんだからこそ許される。

彼女と同じポジショニングで発信したいと思うほど、腹を何度も抱えて笑った。辛酸なめ子さんの『スピリチュアル系のトリセツ』を今さらながら拝読。

「スピリチュアルに興味がある。」と言っても、領域が広い。興味の赴くまま深く入っていくと、全体像が見えなくなることを危惧し、色んな本を手にとることにした。できたら全体像が分かるものを読みたい。そう思いながら、表紙に惹かれるまま取った本がこちら。表紙と帯からすでにオモシロい。

スピリチュアル系のトリセツ

内容としては、なめ子さんの実体験をもとに、スピリチャル領域をレベルごとに分類しながら、具体的説明と、系統の人の口癖と、その人たちと仲良くなり方とが書かれてる。

仲良くなるのは、共感と、教えてもらおうとする姿勢で網羅できそう。スピリチュアル系とか関係なく使えるよね。

なめ子さんは完全にスピリチュアル肯定派なんだけど、『客観性』を持たせて書くことによって、スピリチュアルが苦手な人も読みやすいモノになってるように感じる。

実体験も多くて、その体験や彼女の考察自体がオモシロいのだが、なめ子ワールド全開の文体もオモシロさを増す。オモロイは、空気を軽くする作用があるのね。(見習いたい)

個々のテーマの詳細の分かりやすさはもちろん、全体を通じて笑える感じのテイストではあるが、スピリチュアルに対して『愛』と『敬意』を感じる。

盲目に好きを伝えたら、バッシングも受けそうな領域だけれど、オモシロさと客観性と。加えて『愛と敬意』を持つことで、優しい気持ちになるのは、私がスピリチュアルを好きだからだろうか。

余談。夫にも教えてたら、同じく「表紙から反則だよな、これ面白そう」とパラパラめくって、「俺、レベル4興味あるわ~」と二人で読んだ。同じ本を媒介して、価値観を刷りあわせられるっていいよね。しかもスピリチュアルに関してなんて。

目次
夫婦揃ってスピ度レベル4が気になる

「へー、三次元の次って5次元なんだ。6次元じゃないのね。」

物理的に、5次元の世界は登場しないらしい。(スピリチュアルの話では5次元は良く出てくる。)

例えば「次元」一つとっても、前提が違うのか。なんてことまで、一緒に読むと話せたよね。なめ子さんありがとう。


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