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開放のソで見直すクラリネット奏法論③

前回は丹田呼吸を使うことで、音の潰れの原因を探っていきました。

開放のソというのは、全ての指を離して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろに出やすい音なんですね。

丹田の場所をもう一度おさらいしておきましょう。丹田はおへそと恥骨のちょうど真ん中くらいを意識します。

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今回は丹田呼吸のためのトレーニングをご紹介したいと思います。

丹田が分からない。分かっても使えないと心配な方。

安心してください。必ず分かるようになります。ただ、急いではダメなんです。ゆっくりゆっくり丹田を使ってる感覚や実感を育てましょう。

何度も言います。ゆっくり。コツコツと。続けていくと、ある日突然気がつきます。「あれ?使えているかも」それくらい緩やかに変化させていけばいいんです。そうやってゆっくり覚えたものは、もう忘れることはありません。

焦らず、コツコツを合言葉にしていきましょう。ではトレーニングのご紹介です。

トレーニング① 「座った状態で両足を上げる」

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これ知っている方もいるのでは?これは丹田がモロに意識ができるトレーニングなんですね。足を上げた時、おへその下あたりに一点プルプルきつい場所がありませんか?そこが丹田です!!!

こんなふうに片足ずつ上げても良いです。

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楽器をこの姿勢で吹くのも良いです。びっくりするくらい綺麗な開放のソが出ると思いますよ!お試しあれ。

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トレーニング② 爪先立ちで演奏する

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これもすでにご存知の方いらっしゃいますね。重心がしっかりしていないと、つま先で立ったときフラフラしてしまいます。さらに楽器を吹くとなると余計にです。このとき、丹田を意識して立ってみましょう。そうするとグラグラしないで立てるはずです。

では、つま先立ちのまま演奏してみましょう。爪先立ちだと、バランスをうまく取らなければならないので、自然と丹田を意識することができます。余計な力が入っているとバランスを崩して倒れてしまうでしょう。

この二つのトレーニングを日々の基礎練習の中に取り入れてみてください。スケール練習のときに、椅子に座って足を上げてみたり、ロングトーンで爪先立ちしてみたり。。。。

大事な事は、日常に取り入れて、身体を慣れさせる事です。

もう少し上級者になってくると、丹田を意識して生活できるようになります。丹田を意識できるようになると、身のこなしが綺麗になります。あと、常に全身で動くようになるので、消費カロリーも増えて、ダイエットまでできちゃうかも!!?

演奏も安定して身体も綺麗になるなんて!!一石二鳥じゃないですか🤣

これはやる価値がありますよ🤣🤣🤣

ぜひ試してみてください!

次回は違う問題点を取り上げてみましょう!

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