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海外インターンシップ実現への流れ 建築学生inオランダ

自身が昨年8ヶ月間オランダでインターンシップをし、
ネットにあんまり情報がおらず困った&周囲の人に結構聞かれるためまとめます。
オランダ
以外の国(主に欧州)に留学行く人の参考にもなるかもしれません。

簡単に自己紹介
学部・大学院で建築学を勉強
専攻は建築の設計と保存活用
M2になるタイミングで休学して
オランダでインターンシップを計画
学外での大きな受賞歴もない普通の学生
お金もアテもなくとっても苦労しました

渡航先の希望をぼんやり決めた後の手順についてです。状況によって順番は前後すると思いますので参考までに。

内容は以下の4ステップです。

①お金の確保
②準備物を揃え始める
③インターン受け入れ希望先探し/アプライ
④渡航準備

①お金の確保

他の国での生活には思ったよりお金がかかります。
またVISAの申請の際に銀行の貯金額証明を提出させられる場合もあります。お金は本当に必要です。

渡航先までの距離や現地の物価にもよりますが、オランダの場合は最低限で

航空券や保険代等準備の初期費用 : 30万ぐらい
生活費 : 10万×滞在月数

実際は現地で旅行も買い物もしたので、ものすごい額のお金が消えました。
滅多にない留学を存分に楽しむには金銭的余裕もあったほうがいいと思います。

・事前に貯金しておく
・親や親戚から借りる
・奨学金をゲットする
・お金が出るインターンを選ぶ

留学用の給付型奨学金は本当にありがたい存在です。
私はトビタテ留学JAPAN!日本代表プログラムというものを利用しました。プランが自由だったのでインターンも対象でした。
もうすぐこの奨学金の募集が終了してしまうので、これからはほかの奨学金を探す必要があります。
交換留学とか教育機関に行く場合調べたらいっぱい出てきます。渡航先の国別のものもあります。

国やインターン先の方針によって結構お給料がもらえる場合も結構あります。
オランダでのインターンは有給と法律で決まっていて10万ぐらいくれます。
スイスに行っていた友人は30万近くもらってました(ただし物価はバリ高)

②準備物を揃え始める

・CV(英語版履歴書)
・ポートフォリオ(デザイン系学生)
・アプライ用メール本文のたたき

以下は余裕があったらor必要になってからでも大丈夫です

・英文の在学証明/成績証明/卒業証明等の発行手順の確認

 いづれにせよ必要になるので必要ない段階から早めに大学に依頼しました

・英語の推薦状を書いておく

 →必要になったら先生に許可もらってサイン貰う
 (本来ならば推薦状は先生に書いてもらうべきなのかもしれませんが、日本の一般的な大学教授は英語でのこういった準備物に乗り気ではありません。自分が書いて欲しい内容の文章を盛って作ってしまって、お渡しした方が多忙な先生からも喜ばれます。)

・モチベーションレターのタタキ

とりあえず上の3つが作れたらアプライを始められます。

③インターン受け入れ希望先探し/アプライ

まずはツテ探し

大学教授、同じ国に留学してた人、その国から来た留学生。
元々知ってた人でも、知り合いの知り合いでも、とにかく遠慮や照れを捨てて探します。

普通事務所側も赤の他人よりも、信頼している人から紹介された人を選ぶはずです。

海外に行ってた人は自分や友人の苦労を知っているためか、相談に対して申し訳ないぐらい優しく接してくれる人が多いです。
(体験談)知り合いじゃなかった建築家や他大学の方、みなさんアドバイスくれたり次のツテと繋げてくれたりしました。 お世話になったみなさん本当にありがとうございます。

ない場合/ツテに断られて限界が来た場合

自力でアプライしまくります。思ったより断られるので心を強く持って、返事が来ないことに凹まず頑張ります。

知らない外国人を受け入れるのは手間もお金もかかる
&
思ったより倍率が高い→人気事務所にはインターンは1日10件ぐらいはインターン希望のメールを受け取っています(結局採用は年2人とかだったり)

私は専攻分野についての本で事例として紹介されてる事務所を片っ端から調べて、HPでインターンシップを募集しているか確認してました。
インターン受け入れてる事務所には応募の際に必要なものが書いてあることも多いので、揃えてメール送信。

必要なものを書いていない場合、CVとポートフォリオのデータ(10GB程度に圧縮)を添付。
本文には自己紹介と志望動機とポートフォリオをアップロードしてあるサイトのURLを書いて送信。
ポートフォリオのアップロードには多分定番であろうissue使ってました!

メールもCVも汎用性のあるものを用意して、一文だけ変えて送ってました。笑

せっかくエネルギー注いで実現する海外インターンシップならば、自分が選びたい気持ちはわかります。
最初はカッコいいプロジェクトしてるところ〜とか言って絞ってアプライしてたら、ただの一般建築学生の私は全滅しました。笑
よっぽど凄い学生か運がない限り、ビザの必要な欧州外の学生をわざわざ採用しないです。選ぶ側は事務所です。結局30〜40社ぐらいはアプライしました。

④渡航準備

・VISA

3ヶ月以上のインターン又は賃金の発生するインターンでは、ほとんどの場合ビザが必要です。
必要な書類を揃える・揃えてからの相手国での手続きの時間はしっかり必要です。
受け入れ決まった瞬間にVISAについて必要事項の確認は必須だと思います。
受け入れ決定後もこの段階でつまずいて白紙に戻る事例が多々あり。

・航空券

渡航日を決めたらすぐに手配します。いい航空券を見つけられる場合もありますが、普通にスカイスキャナーでなんとなく日付いれて往復で調べると40万とかすごい値段の航空券が出てきます。(1年とかだいぶ先の航空券買おうとすると逆に高い)(スカイスキャナーは悪くないです普段の旅行ではいつも本当にお世話になってます)

おすすめはオープンチケット等、変更可能なチケット

往復なのに何故か片道より安いことが多いです。

主な手配方法は
旅行代理店で手配
航空会社に直接電話で問い合わせる
他にも大学生協経由で申し込めて割引きく優しい制度もあるらしいです

私はオランダ行きだったのでKLMオランダ航空に電話して手配しました。
インターネットでは見つけられず電話で問い合わせると25歳以外のyouth ticketがあるとのこと。

1回無料で変更できて往復で12万5千円でした。しかも預け手荷物2個付き(23kgまで/個)
直行便で楽且つ荷物郵送の必要もなかったので助かりました

・保険に入る

海外では医療費が高いし、もしものこともあるので保険は必須です。
旅行だとクレカ付帯の保険でも賄えたりしますが、渡航後3ヶ月とか制限があったり内容が十分じゃありません。
日本の海外旅行保険の長期のものに入りました。 
大学を通じて入ると、過去の損害率がどうとかで4割引とかで入れましたおすすめです。

・お金を送る手段を用意

キャッシング できるクレジットカードor送金手段は必要です。

私はライフカード(学生用でもキャッシング機能付きのクレジットカード)
トランスファーワイズのアカウントを作成しました。

一定額や一定回数以上の送金をするためには、マイナンバーカードの登録が必要でした。渡航前にやっておくと便利です。
(トランスファーワイズもライフカードも紹介特典があるのでアカウント作る際に可能なら連絡ください!!!笑)

・その他必要な手続きを済ませておく

主要だったのは運転免許の更新と大学の休学でした。
海外に行くなど理由があれば免許更新期間でなくても、必要なものを揃えたらすんなり対応してくれます。

これぐらい準備しておけば、最速翌日にでも渡航できます。多分。

大まかな流れでしたが、少しでも役に立てますように!
noteよくわかってないけど投稿後も編集できるよね?また補足していきます〜
#オランダ #インターン #海外インターン #奨学金 #建築 #建築学生

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