見出し画像

楽しい思い出は映画館に

 まだまだコロナの影響は各方面に出ている。僕の仕事であるダイビング業界もそう。スポーツ業界、旅行業界、アパレル業界、飲食業界、ありとあらゆる所に暗い影を落としている。ワクチン接種が開始したけど、コロナ前の生活にいつ戻るのだろうか?と願うのは僕だけではないはず。今か今かと期待している間にもう一年がたってしまった。

 あらゆる楽しみを我慢した一年。いつもより全然楽しくないのも無理もない。やはり、人生は楽しい事をしないと楽しくないと改めてみんなが実感したはず。なんにせよ、もう少し、もうちょっと、だよね?

 テレビをつけると、今日も色んな場所から悲痛な声が届く。映画業界もそう。やっと制限はあるものの日本全国での上映が再開されたみたいで嬉しい。映画関係者にとって映画館で上映出来ないは息が出来ないに等しいに違いない。僕の仕事の場合で言えば、海に行けないようなものだろう。それはまさしく死活問題だ。新たな収入源の確保や、事業転換をするべきとコメンテーターは簡単に話すが、そんなの簡単に移行出来る訳がないとビジネスの最前線に立っていたら誰でもわかると思っていたが、どうやらわからない人は意外と多いみたいだ。

 映画館は好きですか?

 僕は大好きだ。楽しい思い出が沢山あるので。僕は記憶力は全然ないけど、楽しい思い出はしんどい出来事より覚えているタイプだ。だから映画館の記憶は楽しい事ばかりだから脳の片隅にずっとある。
 とくに印象に残っているのは、子供の頃に家族で見に行ったドラえもんとドラゴンボールの映画だ。その二つは、上映される度に家族で僕らは見に行っていた。
 ドラえもんは鑑賞するともれなくオモチャが貰えて、毎回嬉しかった記憶がある。全部のストーリーに僕らはワクワクハラハラドキドキした。僕は映画になると優しくなるジャイアンが好きだったし、秘密道具とドラえもんが欲しくてたまらなかった。持ち込んだマクドナルドのハンバーガーとポテトを食べながら、隣に座る兄や両親に「すごいね」などとよく話しかけたりしたけど、今はこういうのってきっとダメなんですよね。
 ドラゴンボールはとくにいつも兄と興奮しながら見ていた。ドラゴンボールが好き過ぎて、メタルクウラ編なんて2回連続で見たと思う。当時は今と違って座席指定もなければ、入れ替え制てもなかったおかげで、本編が終わっても立ち上がらずにいればまたそのまま見れたのだ。さすがに親は「え?2回連続で見るの?」とあきれて外で待っていたけど、僕と兄は今見たのにまた興奮しながら見直したのだから、親も大変だった事が今になっては想像出来る。そして、「ダメ」と否定しなかったその優しさに今も感謝している。その優しさのおかげで、その時間は僕にとって大切な思い出になった。こうやって僕らは大人になった。周りの人達の優しさのおかげで大人になれた。楽しい思い出のおかげだ。だから、楽しい思い出を作ってくれる映画館が僕は大好きだ。

 まだまだこうやって沢山楽しい思い出を僕は作りたい。そのためには、楽しい事が出来る場所は必要だ。僕が大阪でしているダイビングスクールもそういう場所でありたい。活動している、病院で海の写真を展示するホスピタルアートもそう、楽しい場所を僕は作りたいのだ。さあ、映画館に行きたいな。映画館に行こう。ステキな作品が僕らを待っている。ステキな人達が映画館で待っている。


大阪でダイビングスクールをしてます


ホスピタルアート活動

子どもの頃の思い出を書いています


この記事が参加している募集

映画館の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?