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#6 「勝つ」ための方法は1つじゃない!

※この記事は「マーケティングをかたらふ夜話」のコンテンツです。よろしければマガジンの方もご覧ください。

私はクライアントに対して提案をまとめる際に、「その方法で本当に勝てるのかい?」と自分自身に問いかけるようにしています。提案の内容はマーケティング施策だけでなく、ウェブサイトの制作やシステム導入など様々ですが、それらがクライアントの課題を解決できたとき私は「勝てた」状態になると考えています。

課題の本質がクリアに見えているケースほど、解決する(=「勝つ」)ための方法はいくつもの選択肢から選ぶことができます。

例えば野球に例えるならば、投手の課題は「打者をアウトに打ち取る」こと。でも、そのアウトの取り方は色々あります。三振の場合、内野ゴロの場合、フライアウトの場合など。そして、同じ三振でも剛速球での三振も、スローカーブでの三振も同じアウト1つなのです。

要は目の前の打者からアウト1つを打ち取れれば、どんな方法でもOKなんですよね。

これはビジネスでも同じ。例えば課題が「サービスの利用者を増やすこと」であれば、集客を増やすことも、申し込みを増やすためにサービス内容を見直すことも、サービスが伝わりやすいようにウェブサイトを見直すことも、すべて勝つための方法と言えますよね。

さらに言えば、集客の具体的な方法にはSEO対策や広告の利用などの方法がありますし、サービス内容の見直しには価格の見直しだけでなくネーミングの変更やバリエーションの追加などの方法もあります。

つまり、シンプルな課題が浮かび上がっているならば、それを解決するための方法は決して1つだけではなく、必ず複数の選択肢があるのです。

あとは、その中から優先順位をつけて、どの方法から着手するかを考え、そのやり方を具体化する(投手の例でいうと三振を取る方法を選択したら、具体的な配球をイメージする)だけなので、実際のアクションも早く、的確に実行しやすくなります。

実際に、私の経験でも最初からシンプルな課題が見えていて、それをお伝えていただける場合は、最初の改善提案はうまくいく(=「勝てる」)場合がほとんどです。

じゃあ、様々な方法がある中からどうやって優先順位をつけているのか?その内容は、また次回をお楽しみに!


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