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#5 失敗もひとつの収穫に!

※この記事は「マーケティングをかたらふ夜話」のコンテンツです。よろしければマガジンの方もご覧ください。

マーケティングの様々なアクションを遂行するときに、「PDCA」や「Try & Error」という言葉を聞く機会が多いと思います。私もこれらの言葉を使う機会は多いですが、よくよく考えると、いずれの言葉も失敗(Error)をすることが前提となっていますよね。成功を目指すはずなのに不思議だと思いませんか?

私は、失敗には2種類あって、「漠然とした失敗」と「意味のある失敗」があると考えています。

「漠然とした失敗」はその名の通り、あまり考えずに実行したアクションがうまくいかなかった場合のこと。深く考えずに失敗しているため、何が良くなかったのかを明確にすることができず、この結果が次につながることはほぼありません。

一方で「意味のある失敗」は事前に目的やプランを明確にしていた場合で、多くの場合失敗の要因を明確にすることができます。

例えば、リスティング広告を使って一定の予算内で顧客の獲得を目指した場合。この時、事前にある程度の想定プランを作っておけば、「想定よりクリック単価が高くなってしまった」や「CV率が想定より低かった」などの反省点を明確にできます。この反省点こそが、次に生かせる「収穫」なのです!

クリック単価が想定より高かったのであれば「次に同様のことをするときには同じくらいの単価を想定した方がよい」や、CV率が想定より低かったなら「広告流入の方にもCVしやすいページ構成を検討する」など、反省点があれば次に考えることが明確になり、ほとんどの場合同じ轍(てつ)を踏んだ失敗は発生しません。

もちろん大きな損害を伴う失敗のリスクは最小限に抑えなければなりませんが、まだ実現していない何かを実現する場合にいきなりクリーンヒットを打てる確率はそんなに高くありませんよね。1打席目はヒットが打てればラッキーで、最低限情報収集ができればよし。収集した情報は2打席目や3打席目で活用して、その後の打席は高い確率でヒットを打つという心意気で臨めば、必要以上に失敗を恐れず施策を実行することができるようになりますよ。

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