見出し画像

再就職活動day44(2019/11/13):数字を中心に振り返り

来週からは海外へ一人旅。昨晩、悩みに悩んで、航空券とったどー!
旅行へ行く前に、今回の転職活動について数字でまとめておこうと思ったので、しつこいけどエントリー。同世代で転職活動に取り組む人の参考になれば幸いです。

そもそもではあるけれども、今回の転職は事情が事情(コチラ参照)なだけに失敗できない闘いだった。失敗すなわち失業なわけで、元の会社から金銭面で保証されている間に次を見つけなければならない状況に置かれていた。失敗したらそれこそ年末年始はどこかでバイトをしないといけない状況におかれていたわけだ。ましてや年末年始は採用担当も積極的に動かないなだろうから、このタイミングを逃したら最悪の場合は、春まで仕事が決まらないリスクがあった。

したがって、期限を設定(活動1ヶ月内に内定を獲得)するとともに、日々の活動状況を見える化することに神経を注いだ。このnoteの他、自分でspreadsheetに会社単位でステータス(項目:紹介会社、担当者、紹介日、企業名、ポジション、進捗 一次面接日、二次面接日、最終面接日、オファー面接日)を日々まとめた。

もともと記録を残すことに関してはマメというのはある(息子の日記を6歳になった今もつけている程)。それと上記に記したように失敗できない状況にあるわけで、ステータスを把握して最も納得の行く再就職を実現する必要があったからだ。なによりもぼくを本気にさせたのが、リクルートへ相談に行った時に示されたデータ。

【40代の採用状況(厳密な値ではありません)】
 書類選考突破率:10%
 面接突破率:30%

この値を見てすぐに頭に浮かんだのが、内定を取るために面接を2回突破しないといけないとなると、約1%(10%×30%×30%)をめぐる実に厳しい争いになる、すなわち100社エントリーして1社内定が出るかどうかの闘いになるということだ。

「40代の転職は言うまでもなくキビシー!」ということ。

数多く撃つ以上、状況をまとめておいて、ダブルブッキングもしくはダブルエントリー(一つの会社の同じポジションに複数のエージェントからエントリーすること)は避け、短期で効率的に活動する準備が求められる。これは普段の業務にも近いところがあるわけで、所詮扱うテーマが異なると捉えてもらえれば、多くのビジネスマンにとってはさほど難しくないことなのかもしれない。

恩着せがましいけれども、記録として残すので同世代の方はぜひご参考いただけると幸いです。

【応募実績】

興味が少しだけでもある、年収の面で妥協できるなど条件に少しでもかするものについては書類応募した。同世代の仲間と話していると、「あの会社は…」などと言って応募しない人がいるが、はっきり言っておこう。

力関係は明らかに 採用企業 > 40代求職者

40代は選んでもらって儲けもの。はじめからフィルターかけるなんて贅沢なことは言ってはダメ!とにかく内定をもらって、その中から選ぶという気概で臨むべし。エージェントとの面談でもぼくはこの姿勢を示したことが功を奏し、手当り次第案件を紹介してもらうことが出来た。

そして、応募実績はと言うと、図示すると下記の通り。

画像1

興味の有無を問わず、少しでも迷った案件については応募してみたことから、結果的に123件応募した(ちょっとでも迷った案件は応募したため、途中辞退が発生)。
その内、書類選考を突破したのは19件(15%)。リクルートが言うところの10%を上回ることは出来た(40代でも前半と後半で異なるので43歳のぼくとしては妥当な突破率か)。
そして、書類選考を経て一次面接を突破したのは9件(50% ※二次への選考継続した4件と一次で辞退した5件の合計)。これも幸いなことにリクルートが言うところの30%を上回れた。一次選考の段階で、選考辞退できる余裕が生まれたことは、今回の転職活動の中で自信を持って取り組める大きな後押しとなったことは否めない。
そして、二次試験を突破したのは3件(75%)。これは非常に高い!
しなしながら最終的には2.5%(分母は選考結果を含む)ということで、終わってみればリクルートのデータ通り結構ギリギリだったことがわかる。
何が言いたいかと言うと、ミドル層はとやかく言わず、応募しろということ。応募する前から偉そうに選ばない。選ぶご身分でないという謙虚さこそが、ミドルに求められる素養でもある(面接をしても年下が多いことは覚悟しておくこと!)。

幸いぼくは3件の内定をいただくことができた。3件の中から選ぶことができたことは、年齢を考えると実に幸せなことだと思う(はっきり言っておくが、ぼくの職務経歴書はキラキラじゃないので3件もいただけたという結果は上出来だ)。

【活用転職求人サイト】

今回の活動で以下のサイトを活用した。職種との相性などがあるので、自分が応募する求人との相性を見極めて選ぶことが良いだろう。

■リクナビ
言わずとしれた転職求人サイト大手。リクルートのエージェントとの面談に際し、登録しただけで実際はほとんど活用しなかった。
実際、エージェントなどからのコンタクトは0件と寂しい限り。

■Bizreach
今回の転職にて初めて利用。これまではなんとなくイメージ的に好きではなかったため避けてきたけれども、今回は背に腹は代えられない状況にあって利用。結果的に利用して大成功。28人のエージェントから連絡をいただけた。これは転職求人サイトの中で最多。
また、直接応募した企業は19社で、書類選考突破が2社で内1社は一次面接後に辞退、1社は内定辞退のため、直接応募の結果はエージェント経由と比較して著しく劣るわけでないことが理解できる。マスト登録!

■ミドルの転職
Facebookなどでやたらとバナー広告が掲載され(いつからかリマーケティングで追いかけられるようになった?)、ミドルって俺のことじゃん!ということで登録。
20名のエージェントからお声がけいただいたものの、どれもピンと来るものではなかったためいずれも辞退(ミドルの転職に登録したのは内定が1社出る前後だったため、内定先と比較して魅力的か否かの基準で振り分けたため辞退が多くなった)。

■CareerCarver
リクルートが運営しているミドル向けの転職求人サイト。個人的にはこのサイトが今回の転職で大車輪の活躍をしてくれるものと期待していたが、実際はほとんど役に立たず。リクルートもこのサイトにあまり注力していない?
4名のエージェントからお声がけいただいたが、実際に会ったのは1名のみ。

■CareerCross
外資系企業への転職であればdaijob と並ぶ存在のサイト。
10名のエージェント(内、7名は外国人)からお声がけ。企業から直接お声がけいただくなどダイレクトリクルーティングとしても機能(一次面接したもののその後音沙汰なし)。

■LinkedIn
LinkedInをここに並べるかは悩ましいけれども、かといってどこでも触れないのも違和感があるので言及。
エージェントからのお声がけは4件。そして直接応募は2件。LinkedIn経由のエージェントは相変わらず、応募後のフォローが全く無く質が低い。直接応募については1件が書類選考突破した実績あり。

【活用エージェント数】

転職活動では、エージェントの求人情報に頼ることが多かった。確かに、自分で求人情報サイトを探すことは望ましいが、エージェントしか知り得ない非公開求人があること、面接に向けたアドバイスがもらえるなどのメリットを加味すると、エージェントを使うのはおすすめ。採用人事担当とのスケジュール調整もお任せできるし。

なお、今回の転職では19社38名のエージェントのお世話になった。これだけ多くの方の協力を得るのだから、きちんとスケジュール管理などをしなければ、ダブルブッキングなど選考に支障をきたすリスクがあることはご理解いただけることだろう。きちんと交通整理は自分で責任持って行おう!

【各実績が出るまでの所要日数】

書類突破まで: 3日
内定獲得まで: 17日
転職活動終了まで:43日

上記の日数を振り返ると、我ながら実にうまく行ったなぁと自画自賛したくなる。転職には苦労しないという自信は幾分あった反面、不安があったことも事実。夜、寝付きが悪かったこともあった。「失業してしまったらどうしよう…」。

あまりにもうまく進んだのは、すべての時間を転職活動に集中したことが要因だ。転職活動を始めたばかりの頃は、一日に3-4件のアポを入れてエージェントに会ったり、電話面談したりしていた。初期に数多くの弾(求人情報)を提供してくれる補給元(エージェント)を確保することが、転職活動を有利に始める第一歩。初動こそすべてとも言える。

【まとめ】

自分の置かれた状況(コチラ参照)から、短期間で次の職場を見つけなければならなかったこと、業務から開放されたことが短期での転職成功に結びついたことから、実にうまく進められた活動だった。

あとは、新天地で自分が納得できる仕事ができるか次第であり、新天地で羽ばたくことが出来たのなら、今回の転職活動は満点と言ってOKだ。

とりあえず、12月から新天地で頑張るので、リフレッシュを兼ねて海外旅行を楽しんでこよう。

【宣伝】

中高年ホワイトカラーの転職をアドバイスします」というタイトルで、タイトルそのままの内容でcoconalaに出品しました。このエントリーを読んで、アドバイスを受けてみようかなと関心を持たれた方はぜひお申し込みを。

応援大歓迎です。40代の光となれるようガンバリマス!