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スイミーで娘が選んだ役

昨日は小2の娘の発表会だった。
音楽劇「スイミー」、レオレオニー作の絵本が原作で、

仲間の魚はみんな赤いのに、その中で1匹だけ真っ黒なスイミー。
泳ぎが早くて賢いスイミーは、自分たちを食べようとする大きな魚に立ち向かうために、小さな赤い魚たちみんなで並んで、大きな魚を形取り、そこにスイミーが目となって、大魚を追い払う、というお話。

配役が決まった日、「何の役になったと思う〜?♪」と嬉しそうな娘。
なになにー?と聞くと、「こんぶやワカメ」。

スイミー、赤い魚、マグロ、クラゲ、伊勢エビ、ウナギ、イソギンチャク、を差し置いて、率先してこんぶやワカメ!!

シュールな配役に思わず笑ってしまったけど、なぜこれが良かったかの理由を聞くと、

①体操服でいいから(他の子は上下白い服、とか赤い服、とか衣装に指定があるから面倒くさい)
②ナレーターができるから(他の子はセリフだけど、ナレーションというのがカッコいいと)
と即答。
おぉ、理由も想定外、しかし明確。

帰宅した夫に、ちょっとネタのように、こんぶやワカメという、シュールな役を自ら選んだらしいということを私に話すと、「笑わんといてっ!!」と怒る娘。
とても真剣にこの役が良いと思って選んだのね。

「スイミーとか、赤い魚とか、クラゲとか、ちょっと目立つ役やかわいい役が花形、劇で何か衣装を着られる方が楽しいはず」というのは私の勝手な思い込み。。。
ごめんよ、娘。

そしていよいよ発表会当日
後ろの方で手を挙げてゆらゆら揺れて、見事にこんぶやワカメをやりきっていた。

娘が発したナレーションはたった7文字「スイミーは言った」
動画を撮りつつ思わず「これだけ?!」と笑ってしまう母だった。

あとで録画見て母のこのつぶやき聞いたらまた怒るんやろな…。

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