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四国歩き遍路日記 5日目 13番~17番

2月25日

昨日外れた腰ベルトを女将にお願いして、応急処置で縫っておいてもらった。ありがたい。とりあえず、これでまた使えるようになった。

また、出発する際いろいろと不要なものを処分してもらうよう頼んだ。宿に泊まるたび、荷物が減っていく。

不要なもの


山里のゆったりとした道をひたすら歩いていく。風景はのどかだが、身も心も重い。

なんとか最初の難関は乗り越えたものの、筋肉痛はひどいし、肩もつらいし、足はマメだらけだし、親指と小指の爪は黒く変色してるし、膝も心配だし、まさに満身創痍である。

そして歩きながら、靴に対する違和感を考え続ける。ゴアテックスの軽登山靴を履いてきたのだが、蒸れるし底が固いので、舗装路を歩いていると全然快適じゃないのだ。

そもそも靴のサイズも合ってないんじゃないか。爪が変色するなんて明らかにおかしい。試しにモンベルの分厚い靴下から普通の靴下に履き替えたら多少楽になった。やはりきつすぎるのだ。歩いていてもまったく楽しくない。

こういう道が膝にくる
休憩所


途中、軽トラに乗ったいかつい兄ちゃんから呼び止められ、缶コーヒーをもらう。初のお接待。 

平地に下り、13番大日寺から粛々とまわっていく。
14番常楽寺は境内にネコがたくさんいて癒された。


15番国分寺、16番観音寺と徐々に市街地に近づいていき、17番井戸寺で納経が終わったのは、15時ごろ。

ここから宿までまだ1時間半くらいかかる。やはり、7時ごろに出発して、15時ごろに「ちょっと物足りないかな」ぐらいの気持ちで終わるペースが自分には合ってる気がする。


宿がある徳島駅周辺に向けて延々と国道を歩きながら、あくまで舗装路を歩く時間が一番長いのだから、せめてこの部分だけでも気持ちよく歩けるよう通気性のよいランニングシューズを買おうと決めた。
途中、大きなスポーツ用品店があったので、寄っていった。

靴担当の兄ちゃんは歩き遍路経験があるみたいで、いろいろ相談に乗ってもらい、2足履きでいくなら、山道用はトレイルランニングシューズなら軽くて防水もきいてるのでベストじゃないかということになった(びっくりするぐらい軽かった。しかし、残念ながらサイズが無かった)。あと靴下は五本指ソックスがおすすめとのこと。
とりあえずランニングシューズと五本指ソックスを買っていった。

初日振りの徳島駅周辺。そして遍路に来てから初のビジネスホテル。
アーバンライフを満喫する。 

19時50分(26日) 泊:ホテルプラザイン徳島(素泊4600円)


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