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3つの根拠で示す価格ではなくサービス力で勝負せよ

こんにちは、ひこうきです!

今回のnoteは、「終身雇用や年金制度が崩壊した今、このままの働き方を続けていて良いのか。」また、「どんな会社や個人が生き残ることができるのか」などの疑問を持っている人たちに読んでいただきたいです。

結論からお伝えます。

これからのビジネスを戦っていく上で大切なことはサービスのレベルです。商品のレベルや商品の価格ではなく、会社の組織や個人がもたらすサービス、すなわち商品への付加価値で勝負が決まります。

商品の付加価値で勝負が決まる理由
・世の中が安くていいもので溢れてしまったから
・個人メディアによる口コミの威力が強まるから
・売上を上げるための重要な要因が客数から客単価へと移行していくから

それでは詳しく説明をしていきます。内容は以下の通りです。

古びた電気屋はなぜ生き残っているのか

現代の世の中は、安くて品質の良いもので溢れかえってしまいました。

家電量販店を例に出してみます。家電量販店でテレビを買おうとすると品数の多さに圧倒されます。そして、メーカーによる品質のちがいも素人である私達からするとまったくわかりません。どのテレビたちにも割引シールが貼られています。このような状況だと、どのメーカーのテレビを選んで良いのかわからなくなってしまいます。

しかし、割引シールを貼ることなく定価以上の値段でテレビを売っている家電屋さんがあります。それは街にある古びた電気屋さんです。なぜ、彼らは安くて品数の多い家電量販店ができても生き残ることができるのでしょうか。

それは圧倒的なサービス力を持っているからです。街の電気屋さんで買い物する顧客たちの多くが高齢者の方々です。そんな人たちに向けて、テレビの販売だけでなく購入後のテレビの配線まで請け負っているのです。また、何か調子が悪くなったときには、気構えることなく相談をすることができます。

つまり、古びた電気屋さんはテレビだけを売っているわけではなく、その後のアフターサービス、付加価値を最大限に高めているのです。

SNSの口コミは、バズる

SNSのような個人メディアによる口コミの威力が強まっています。

それを顕著に表しているのがこのデータです。

2019年の日本の総広告費(約6兆9381億円)のうち、インターネット広告費の割合は26.8%(2兆1046億円)でした。ついには、テレビ広告(1兆8612億円)さえも上回りました。
そして、2020年のインターネット広告費前年比111.0%の1兆8,459億円になると予測されています。

この数字を見て、みなさんは何を感じられましたか?

現代の広告の主軸はテレビからインターネットへと移行したのです。

インターネット広告が持つ力は年々、強まっています。特に、SNSで効果的だと言えるのがユーザー間で口コミがやりとりされることです。友達がお店の料理の写真をあげて、オススメしていると興味が湧きます。もし、それがリツイートされると一瞬で数多くのユーザー間でやり取りされることになります。ここで重要なことは、良いうわさも悪いうわさのどちらも広まる可能性があるということです。また、悪いうわさは一瞬で広まります。商品がどんなに良くてもサービスが悪ければ、格好の火種になるリスクがあります。

このように、SNSを利用することで多くの認知を集めることができるのです。そしてこの認知力を味方にすることで集客に利用することができます。これからは良い商品を持つことは前提として、古びた電気屋さんのような良いサービスを提供していく必要があるのです。

顧客の母数は、年々減少していく

ここまではサービスの質を高めるの必要性について述べてきました。

ここからはサービスの質を高めることが、具体的にどう売上につながっていくのかについて説明していきます。

あらためてここで売上とは何かをおさらいしておきます。

売上とは、、、
売上=客数×客単価 
客数=購入したお客
客単価=購入したお客様一人当たりが払う金額 
つまり、売上を高めるためには客数と客単価のどちらか、もしくはその両方を高めていく必要があります。

そして、これから多くの産業で売上を上げていくには客単価を上げていく必要があります。

なぜなら、日本が少子高齢化社会であるからです。言い換えると生まれる数よりも亡くなる数の方が多いのです。つまり、日本全体の顧客の数はどんどん減少していくのです。その状況で客数を上げていくことは長期的にみて簡単なことではありません。

これまで少子高齢化が注目されていなかった頃の日本では、売上を上げるために客数を上げる努力をしてきました。商品の値段を下げ、割引セールを盛んに行ったのです。しかし、この戦い方は現代では通用しません。

これからは、売上を上げるために客数を増やすのではなく客単価を上げていくことが重要なのです。そのためには、商品以上の価値を提供しなければなりません。そのために付加価値として、サービス力が試されるのです。

まとめ

これから日本は、少子高齢化やSNSによる情報のやりとりなどがより加速していくことでしょう。また、大発明が起こらない限りものの良さや価格では戦うことができません。そのときにビジネスを行なっていく上で武器になるのがサービス力なのです。私たちが持つ想像力を生かして、このお客様は何を求めているのか、どんなサービスをすれば喜んでくれるのかを考え、実行していく必要があります。いかにして、自分という付加価値を商品に加えることができるか考えてみてもおもしろいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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