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デジタル体験から活用に向かうICT教育の土台を考えてみる

マイナ保険証は当面バタバタしそうですね。
総務省「デジタル活用支援推進事業」というのがあります。これは、住んでいる地域にスマホ携帯の販売店がなく、気軽に相談できず、操作がよくわかならない、スマホに慣れていない人たち向けに、身近な場所で講習会を開催する事業なのですが、キャリアショップがない地域では、身近な公共施設を活用して、対面で講習会を開催しています。

そもそも、なんで日本においてデジタル活用に力を入れるのか?
研究者・実践者の言葉を引用してみたいと思います。

落合陽一さん「デジタル技術で社会課題を解決したい」から抜粋

私たちの目標は、デジタル技術を使って、さまざまな人々が直面する課題の解決に貢献することです。

これらの課題には、一律な大量生産、勤務時間、バリアフリーでない建物などがあります。これらは、人々の異なるニーズや考え方を考慮していないため、社会が特定の考え方やニーズに偏ってしまう原因となっています。

このような偏りがあると、多くの人が十分なサービスやチャンスを得られず、社会全体の成長や幸せが妨げられます。例えば、障がいを持つ人や異なる文化的背景を持つ人のニーズが無視されることにより、社会への参加や仕事へのアクセスが制限されることがあります。

これに対して、私たちはデジタル技術を使用した新しい解決策を見つけることで、課題に対処できると考えています。

alterna記事より

また人口減少、高齢化という日本の避けられない現状から、省力化、効率化以上に、新しい価値創出がもとめられる訳です。

もちろん省力化と効率化は、従来人が行ってきた営みのなかにも入ってきてます。問題視されている「スマホ育児」によって、コミュニケーション力や身体機能の低下が心配されるなか、デジタル環境が日常的になる今の子どもたちが子ども時代をどう過ごすのかというのは非常に重要な問題です。

特に子育て世代人口を増やしたい自治体としては、少しでも新しい体験やこれからの社会に必要とされることに力を入れていきたいところです。

しかし、予算が・・・という場合に「ふるさと納税」を通じてプロジェクト予算を確保するという例もあります。

ARやVR体験、AI体験、コミュニケーションロボット体験と最先端のデジタル体験を子育て世代やシニア世代が身近に触れる機会として身近なショッピングセンター内で実施する機会というのは嬉しいですよね。

ARスポーツ体験
ChatGPT体験

では、ICT教育として、何を考え、大事にしていく必要があるのか?
共通した知識として学年ごとに分断して学習するのではなく、小・中・高校を通して繰り返しながら学ぶということ。

創造し表現するというプロセスを楽しみながら、デジタルを含めたICTを活用して○○な課題を解決できそうだ(できる)というマインドを育んでいくこと。それが大事な未来への土台になってくるのだと思います。
ちなみに、「やってみよう!」を支えるためのリスクトレーニングというのも重要だと考えているのですが、これはまたどこかの機会で。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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西森 寛/希望結社ツクラム
「希望」ある社会、一人ひとりの才能が開花できる社会の実現に向けての活動資金にさせていただきます!!

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