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パルスサーベイの質問項目について

パルスサーベイは従業員アンケートの一種で高頻度でアンケートを実施してリアルタムに従業員の状況を把握する手法です。
この記事ではアンケートの質問項目について記載します。

パルスサーベイ自体についてはこちらをご参照ください。

高頻度でアンケートを行うので従業員の負担にならないよう質問数は3〜10問程度が目安となります。
質問内容の割合を下記のように織り交ぜても良いでしょう。

80%・・・定点観測用の質問
20%・・・直近の施策や環境変化に対する質問

定点観測の部分でどのような事柄についての声が知りたいかは企業により異なります。概ね下記の項目沿って考えると良いでしょう。

・業務
・処遇
・人間関係
・健康
・eNPS(Employee Net Promoter Score)
・職場環境
・経営理念

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業務

まずは「業務そのもの」についてです。
自分に合った仕事が出来ているか?仕事にやりがいを感じるか?などの項目です。

<業務に関する質問項目の例>
・仕事にやりがいを感じている
・仕事で達成感を感じる事ができる
・仕事量は適正である

処遇

従業員が「会社からの評価に満足しているか」を調査します。給与や評価制度についても含まれます。

<処遇に関する質問項目の例>
・自分の働きに正当な賃金をもらえている、と感じる
・会社での自分のポジションに満足している
・評価制度に納得感がある

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人間関係

職場で問題に上がる率が高いのが、この人間関係です。上司や同僚との関係や自分が周りからのサポートを受けたり、十分に承認されているかを調査します。

<人間関係に関する質問項目の例>
・社内の人間関係は良好である
・自分を一人の人間として気遣ってくれる上司・同僚がいる
・同僚や上司は優秀だと思う

健康

日々、従業員が健康状態に問題なく過ごせているかの項目です。

<健康に関する質問項目の例>
・健康状態に問題はない
・よく睡眠が取れている
・仕事と私生活のバランスが保たれている

eNPS(Employee Net Promoter Score)

eNPSとは「Employee Net Promoter Score」の略であり、従業員エンゲージメント(職場に対する愛着・信頼の度合い)を数値化した指標です。Appleがマネジメントに活用した事により広まりました。

eNPSの算出方法は「あなたは親しい友人や家族にどの程度、この会社で働く事を勧めたいと思いますか?」という質問に対し=て0~10点で評価をしてもらいます。

0~6点・・・「批判者」
7~8点・・・「中立者」
9~10点・・・「推奨者」

eNPS = 推奨者の割合 - 批判者の割合

例えば、「推奨者」の割合が40%で、「批判者」の割合が10%だった場合、40%-10%=30%となり、eNPSの数値は30になります。

<eNPSに関する質問項目の例>
・あなたは親しい友人や家族にどの程度、この会社で働く事を勧めたいと思いますか?

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職場環境

適正な成長機会があるか?仕事をする環境や設備は良好か?を計る項目です。

<職場環境に関する質問項目の例>
・スキルや能力が身に付く仕事環境がある
・仕事を遂行するために必要な設備や資源が揃っている
・会社が自分の仕事をサポートしてくれていると感じる

経営理念

ミッション・ビジョン・バリューが従業員に浸透しているか?会社のゴールと従業員個人のゴールの相関関係を認識できているか?を確認する項目です。

<経営理念に関する質問項目の例>
・あなたは会社全体としての目的や目標、戦略をよく理解できている
・今の自分の仕事は会社の目標としっかり結びついている。
・経営陣は、事業の方針について健全な意思決定をしている

まとめ

パルスサーベイは従業員のエンゲージメント向上に有効な手法ですが質問項目を誤ると十分な効果が得られません。
自社に合った最適な質問項目を検討してから実施するよう準備しましょう。

株式会社MAKE A CHANGEでは新しいパルスサーベイSaaS「パルラビ」を運営しております。
上記で解説した質問項目をバランスよく自動的にサーベイを実施する事が可能です。また、オリジナルの質問を追加する事ができるので、どのような業種の企業様にも対応可能なシステムとなっておりますので、よろしければご参照下さい。

https://palurabi.makeachange.co.jp/

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