野球ライター錬之助〜RENの野球日記〜

【鬼と仏の指導論】
「金森さんの指導で学んだこと」

金森さんとの出会いは、野球部の練習終わりの帰り道の事でした。
あの日から、金森さんが北条高校監督室に顔を出すようになります。

ある日、私達は教室に集められました。

澤田監督から

「これから、プロジェクターを使って金森打撃理論の講義を聞く。
ワシが金森打撃理論のHPを見た時、
半世紀におよぶ野球指導で学んできたことがふに落ちたんじゃ。
物理で初めて聞くことばかりだからよく聞くように」

金森さんの講義の内容と球歴からして、
私たちには手の届くことのない人だなと感じました。 


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しかし、澤田監督を通じて指導してくれました。

また日常会話の中で
さりげなく悩みなども聞いて
後押しをしてくれました。

バッティングの技術論や捕球・スローイングなど、
たくさんの身体の使い方を教えていただき、
私たちのバッティングへの興味も向上しました。


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金森打撃理論の結果が実ったのは、
練習試合でグラウンドのセンターにある
体育館の屋根にぶち当てる
『野球人生初の柵越えホームラン』でした。

「人生初‼︎」

柵越えHRと金森さんに話すと
驚いていましたが(笑)
喜びの握手を力強く交わす事が出来ました。


また、心理的指導も受けました。


1番心に残っていること、
それは『甲子園に出ることが目標』だった
私達の気持ちに対してでした。


「甲子園に出ることが目標であるのならば
夏、決勝で負ける。

目標達成に近づけば、近づくほど
思う通りのパフォーマンスが出来なくなる。

だから目標は、全国制覇だ」


と言われたことです。

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この時は疑心暗鬼でしたが

後々、
理解できる事になります。


私は、筋力トレーニングでベンチプレスの目標を100キロに設定していました。
私の記録のほとんどが、95キロで記録が止まっていたのです。

しかし、この話を聞いた後に目標を120kgに設定しました。
すると95kgを遥かに超えて105kgを上げることに成功しました。
私だけではありません、周りの部員もでした。
この経験から、私達の意識が大きく変わりました。

また、金森さんはポジティブになれと言います。

「甲子園に行くんだ、全国制覇できる、お前らなら絶対できる、絶対勝てる」

こう言われ続けました。

冬場に金森さんが時々、
澤田監督に会いに来るようになり
チームは成長しました。

『最高45連勝』

ますます、
私たちは心のどこかで「いけるのではないのか?」
と思うようになりました。

しかし、
澤田監督が監督就任してもなお
北条高校野球部は
夏の大会2回戦を突破できていない。

野球部創部、一度きりの3回戦進出、
選手全員が絶対的な強い意志と意識を持つことが出来なかった。

それでも、
「人間は言われ続けるとそれが正しく聞こえる、嘘でも本当になる」

たとえ無理なものでも
信じてやることが出来るのではないのかと
思いだし、感じだし、体感させて頂きました。

少し怖くもなりましたが、この事を知り経験できた事で社会に潜む罠への免疫力が付いたようにも思います。


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【澤田、金森野球と3年生の夏物語】

夏の初戦9回裏3-2で負けていました。

それでもまだ信じていました。

1死…

まだいける…

2死…

もう心が折れそうになりました。

次のバッターが四球を選びました。

その時副主将が私に声をかけてくれました。

「キャプテン、声かけに行かんでええんか?」

監督に声かけに行かせてくださいとお願いをしました。

2死一塁 絶体絶命のピンチに
立っているバッターはその年にお爺ちゃんを亡くしていました。

僕はこのような言葉をかけることができました。

「空を見てみ、じいちゃん見てるやん、応援してるで、自分信じて行ってこい!」

涙目になっている私を少し笑いながら

「おう」とバッターボックスに向かいました。

実は私が声をかけている間に

澤田監督は一塁ランナーに盗塁のサインを送っていました。

アウトになれば試合終了

そんなことより同点にならなければ次がないを取り、

見事成功させ、2死二塁になりました。

信じるこのことしか頭にありませんでした。

2ストライク2ボールになった次の球

レフト前に転がりました

レフトがハンブルし、二塁ランナーが一気にホームイン。同点だ。

延長12回裏サヨナラホームランで勝ちました。

力がなかった私たちに力をつけろと

火をつけてくれた監督

お前たちは出来るんだと

言い続けてくれた金森さん

それがマッチした瞬間でした。




【指導を得て、社会に出て感じること】

私はアマチュアの社会人野球を続けることが出来ています。
アマチュアなのでお金は貰えないので仕事をしています。

指導で挨拶は、感性・コミュニケーションと教えられてきました。

しかし、
挨拶をしても返してくれない人
感謝や謝罪が出来ない人
いろいろな方がいる。

私が澤田監督、金森さんに指導していただいたことを
発言するとなかには、小バカにされることもある。

例えば

バッティングばかり気を張っているチームに

「バッティングには波があります
バント、走塁、守備。これらには波がありません。
これらを徹底しましょう」

と言うと

「バッティングがチームの持ち味だから」

「では打つことだけが野球なのか⁉︎」

と問いたくなりましたが
高卒1年目、
これ以上の発言を控える事にした。

私は、発言を控えなければいけない状態こそ
チームに問題有りだと思った。


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澤田監督と金森さんに教えていただいた
本当の野球の面白さを追求していくこと

2人に教えてもらったことを
これからも活かしていける。

そして、
次世代に繋げていかなければならないと
金森さんの活動を知り感じています。

私は、まだまだ
挑戦していける歳です。

夢や目標、目的を明確にして
自分の目指す野球が出来るように
日々感謝、日々努力、日々成長して行きます。


「野球は人生そのものだ、野球が人生を教えてくれるんだ」


野球道、上を、高みを目指して。

「金森さんは、
チームの中で必死になって浮いている
私を見かねて手を貸してあげたいと
思ってくれたと話してくれました」


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野球ライター錬之助
〜RENの野球日記〜

「野球道、この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。〜RENの野球日記〜皆様の応援をよろしくお願いします」

松山フェニックス
鶴岡錬之介


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Blabo‼︎
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1997 Seattle Mariners入団  プロコーチ、チームコンサルティング、コーチングデベロッパー 理論物理学 E=C運動理論物理学者金森運動原理、 投球理論、打撃理論、守備・走塁理論

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