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Chapter3. 「夜に溶ける / アカラカイ」

こんばんは🌨️
本日紹介する楽曲は、「夜に溶ける / アカラカイ」です。


アカラカイは、いわゆる「顔出し」をしないシンガーソングライターです。TikTokやInstagramのSNSでの弾き語り投稿が大人気で、長〜期に渡り高い人気を誇っています。淡く透き通るその優しい歌声は“天然水”と例えられていて、一度聴いたら忘れられません。私も今から1年前の6月、元々好きだった原曲「忘れじの言の葉」をカバーしている投稿を見てやられてしまいました......。

彼の投稿はほとんどが弾き語り投稿で、オリジナル楽曲はまだ多くありません。2022年9月現在、サブスクに配信されているオリジナル楽曲は2曲です。私がお気に入りなのは最新SG「夜に溶ける」。この楽曲は、「~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」(毎週日曜夜9時放送/テレビ東京系)のドラマ主題歌をかけた「TikTok弾き語りシンガー ドラマ主題歌オーディション」で披露した楽曲でした。

「夜中、月明かり、夜、眠る」。所々に散りばめられた夜に纏わる歌詞から、曲名「夜に溶ける」の通り、眠る前に聴きたくなる世界観です。彼自身、疲れた時や眠れない時に聴いてほしい楽曲を制作することを意識しているとのことです。

この楽曲、序盤の歌詞に「(君と)いつまでも傍には居られない」とあります。その後目を閉じた「僕」は眠りについている様子。
それ以降、「僕は君といれば何をしても楽しいけど、君はどうですか?」と問いかけたり、「ずっと横で歩けると信じていた」「明日世界が消えると分かっていたら」と切実に願ったり、例え話をしたりします。だんだんと夢の中へ落ちていく様子と、強がりから心の中の本音が垣間見えて来るのがリンクしていて、ここがとても神秘的な表現だなぁと感じました。

彼がこの楽曲で1番伝えたかったことは、最後の「君を見守っている」に全て込められていると思います。その前に綴られた「凍えるような海の底(夜)」でも、その対象として描かれた「遥か空の彼方(朝焼けが昇る明け方)」でも、どんな時でも見守っていることを君に伝えたかったのだと。言えなかった本音は、一晩眠ってしまうと夢の中へ溶けてしまうけど、朝になればその気持ちが朝日と共に表れて、君のことを温かく見守るよと 彼は思ったのかな......。夜も朝も毎日どうしようもなく繰り返すものなので、この感情が続いていくのだなと、彼自身がゆっくりと受け入れているのかなとも思えて、美しいなぁ......となりました。

“   僕は君とならなんでもいいかな
    君はどうですか?   ”
“   夜はもうすぐ明ける  朝焼けの空は綺麗で
    言えなかったことを歌に乗せて
    凍える海の底で  遥かな空の彼方で
    君を見守っている   ”

是非、色んなイメージを膨らませながら聴いてみてください🌕🌃
MVはアカラカイさん公式のものと、自主制作アニメ"Hikari ~be my light"主題歌verがあるそうです。

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