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目に見えない問題に対処する方法

目に見えない問題に対処する方法

目に見えない問題ってイメージ沸きますか?
仕事をしていると実はよくそういうことがあって、時々つまずいたり失敗したりしています。今回はそのような事例をお見せします。

当社は有給休暇が入社6か月後に10日間与えられるのですが、それとは別にリフレッシュ休暇が5日間与えられます。
そのため、初年度の有給休暇が15日となります。

以前、当社のリーダー職の社員からリフレッシュ休暇の5日間をもっと増やして欲しいという強い要望がありました。
休暇が増えるとモチベーションが上がる!」というのが主な理由でした。
直接その要求を何度か言われたのですが、その度にその要求を聞き逃していました。そうするとそのリーダーは結局、要求を聞いてくれない…と不満となってその要求を言わなくなりました。

皆さんならその要求を聞きますか?
僕がなぜ黙っていたかわかりますか?

当社の業務はBPO業務という業種でチーム単位で仕事をします。みんなで業務を分担しながら仕事をするので、誰かが休むと他の人が必死になってそのフォローをします
つまり、リフレッシュ休暇が増えるとその分休みが増えるので、みんなで更に必死にそのフォローをするようになります。

休みを増やしたい…と直接私に言うことができるメンバーはリフレッシュ休暇が増えるので、当然増えた分の休暇も休みます。
でも、僕に休みを増やして欲しいと言うことが出来ない社員はどうするか考えたことありますか?
チームの人数が増えない中で休暇が増えるということは、休暇を我先に取るメンバーは満足度が上がるが、遠慮しながら休暇を取る社員は、他のメンバーの休みが増える分、余計に有給を使えなくなるのです。

だから、リフレッシュ休暇を増やすには、チームメンバーが増えて、みんながちゃんと交代しながら休める体制を作らないと認めるわけにはいかないのです。

じゃあ、なぜ僕がその意見を言わずに黙っていたかわかりますか?

当社でいうリーダー職というのはメンバーを日々見ています。大変なことも、良いことも含めて現場のことをよく見ています。
私は大変申し訳ないのですが、現場の業務は見ていません。
つまり、リフレッシュ休暇が増えるということは自分たちが満足するだけではなく、ちゃんとみんなが増えた分の休みが取れる環境にあるのか?というのを意識しないといけないのです。

リフレッシュ休暇を増やすのは社員にもメリットがありますし、実は会社にもメリットがあります
社員の満足度が上がると離職率も下がりますし、採用時にもPRポイントとして言う事ができます。でもその裏で、意見を言うことが出来ない社員が不利益を被るのであれば意味がありません。
そしてそれが一番わかる立場が、現場のメンバーの大変なことも良いことも一番近くで見ているリーダー職なのです。

リフレッシュ休暇は会社の規模がもう少し大きくなって、ちゃんとみんなリフレッシュ休暇が取得できる体制になったら増やしたいと思います
タイミングとしては支社体制が全国的に確立したタイミングだと思います。少なくともそういう要望が上がったことは把握していますので、あと数年掛かるかもしれませんが、お待ちください。。。

目に見えない問題に対処する方法

目に見えない問題に対処する方法は、「同じ問題が起きても、違う立場の社員はどういう気持ちになるんだろう?」と様々な角度から見るというのが重要だと思います。
様々な角度から見る…というのは、つまりそれぞれの現場のメンバーの気持ちや立場をちゃんと理解するというのが重要です。
理想論ではありますし、私もちゃんと出来ているかは怪しいです。

それでもそういう視点を持つように気を付けることで、少しは目に見えない問題にも対処できるようになるのではないか?と思います。
役職が上になればなるほど、より厳しくそういう視点が持てるのか? というのが問われると思っています。

参考に過去の記事も添付しましたー。

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