こんにちは。臨床心理士・ヨガ講師の南舞です。今日は自分の記事ではないのですが、興味がある記事を見つけたのでシェアします。

東洋経済オンラインに掲載されている記事です。エッセイストの柴原明子さんがtwitterにてアンケート調査を行った結果が記されています。(これはレポート後半で前半はリンクがついているので、興味がある方はそちらを見てみてくださいね)

この記事を読んで私が抱いた感想。『やっぱりそうかー!』でした。この記事読んで、自分の目の前で起きていることとリンクしたから、かなり納得。

心理士の仕事で言えば、明らかに相談減ったんですよね。今は学校での相談がメインなのですが、コロナの影響で子供たちはだいぶ長い春休み状態。学校という特性上、多い相談が【不登校・長期欠席】や【学校に馴染めない】という内容なのもあって、学校に対する悩みを持っている人からするとその悩みが目の前からなくなったようなもの。実際に、学校に行きづらいと思っている子どもたちから、『皆が学校休みだから、不登校じゃない感じがして気楽』という声も挙がっています。

一方で、自粛生活により家にいる機会が増えたことで大変な思いをしていらっしゃる方がいるのも事実。外で活動してない分、内省する機会も自然と増えますからね。忙しい中で見えてこなかった課題や問題がこういった事態で明らかになり、『しんどい・・・』という声も聞きます。

この記事を読んで思ったのは、『世の中にもっと選択の自由が広がれば良いのに』ということ。例えば学校でいうと、『行かなければならない』という思想が強すぎて大人も子供もがんじがらめになっている気がするのです。よくカウンセリングの中でも『学校に行かなければならないのはなぜだと思いますか?』と質問したりすることがありますが、『そういうものだから』『義務教育だから』という回答が非常に多い気がします。つまり、『これが目的で』というものが意外となかったりする。目的がないと行動できない子供たちも大勢いる中で、『そういうルールだから』と言っても通用しないことも多いんですよね〜・・・

会社で言えば、意外とリモートでできることが多いことも今回の件で分かってしまったし、通勤時間も大体どの企業も同じだけど、同じである意味があるのかとか。私個人的に満員電車が大の苦手なので、満員電車じゃなくなったらかなりストレスが減ると思う。笑

選択の自由があれば、『これは苦手だからこういう風にやりたい』『逆にこれは頑張ってみようかな』とか、得意と苦手を生かして過ごせるんじゃないかなーと思ったりします。そしたらストレスも少しは緩和される気がする。

ただ・・・年月が経てばまたきっと以前と同じ日常に戻るでしょう。日本人は勤勉な人種だし、社会は『こうすべき』っていう思想も強いので。そうなった時に大切なのは、【自分で自分にまつわることを選択できるようになる力】なのではないかなと個人的に思っています。社会参加への仕方、関係性の持ち方など『こうありたい』って自分で選べると、ストレスでの負荷から少しでも自分を守れるんじゃないかな。そのために、私にはどんなお手伝いができるんだろうとここ最近は考えておりました。

さて、自粛生活にもピリオドを打ち、日常が戻ってこようとしています。コロナショックが大きかった分、その反動も心身ともに大きく影響するだろう。ということを心の中に刻んでおこうと思います。(とかいう自分も、来週から通常運転に戻るのがとってもとっても心配。笑)

お付き合いいただきありがとうございました。




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