山根 麻衣子(ローカルライター)

福島県浜通り地域のニュース・インタビューを発信。 私の感じた福島の素敵なことを伝えます…

山根 麻衣子(ローカルライター)

福島県浜通り地域のニュース・インタビューを発信。 私の感じた福島の素敵なことを伝えます。 2014年福島県いわき市に移住。2019年から双葉郡在住。 執筆記事→ https://www.foriio.com/maikoyamane access/貴水博之さんの20数年来のファン。

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風化と忘却と未知の先に生まれるもの〜「福島浜通りシネマプロジェクト2022」参加レポート

2022年8月20日〜21日、福島県双葉町で「福島浜通りシネマプロジェクト2022」映画上映会&トークセッションというイベントが開催されました。主催は、経済産業省と内閣府です。 私は21日のトークセッションと若者たちが福島県双葉町を舞台にして制作した短編映画の上映発表会に参加して来て、特に上映発表会で思うことが溢れてしまったので、メディアとしてではなく、地元・双葉郡在住ライターとしての目線でレポートを書いてみようと思います。 感じたことは、タイトルの通り。 今回、3泊4日

    • 「被災地ボランティア」は「求められてること」を見極めて「やり過ぎ」ないように〜福島県双葉町より

      2024年1月中旬、関東から足湯隊が福島県双葉町に来ました。それをきっかけに、被災地ボランティアに関して思うことを徒然書いてみます。 【需要と供給は「個人的には」満たされたけれど】 「(困っている人に)なにかしたい」という思いは尊い。 私は今、半月以上の患いで非常に身体的に弱っていたので、足湯とマッサージはとても助かった。 つまり結果として需要と供給は満たされた訳です。 悪天候の中、来てくださってありがとうございますという気持ちです。 【「困っているに違いない」という思い

      • 富岡町夜の森の「家びらき」に参加した、個人的なモノローグ

        私が彼女に出会ったのは、彼女が高校生の時だった。 頭の上に「ハクビシン」を模ったぬいぐるみを乗せて、「数年ぶりに帰った私の家には、ハクビシンの家族が棲んでいた」と語った、演劇の舞台の上で。 「いつかまたここに『家』を建てたい」 「だから更地になっても、定期的に草刈りをしているの。綺麗でしょう?」 彼女の家族は、住んでいた家を解体した。 更地になった土地を、彼女は誇らしげに案内してくれた。 2011年4月、町の全域が「警戒区域」となって、許可のない立ち入りが出来なくなった富

        • 「ガザ 素顔の日常」をいわきで鑑賞〜パレスチナのためにできることってなんだろう

          いわき市出身の根本美樹さんらが主催した、 「パレスチナに平和を」ドキュメンタリー映画緊急上映会 in いわきに、双葉郡の友人と一緒に参加しました。 上映された映画は、ユナイテッドピープル配信のドキュメンタリー映画「ガザ 素顔の日常」。 2014年〜2018年の4年間かけて撮影したドキュメンタリーで、海に面した、壁で囲まれた街「ガザ」に暮らす家族や若者、女性たちの日常を映した作品です。 海に面した海岸の向こうに工場の煙突が立ち並ぶ姿は、私たちの住む双葉郡にある、 広野火力発

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        風化と忘却と未知の先に生まれるもの〜「福島浜通りシネマプロジェクト2022」参加レポート

          津島deシネマ で BLUE GIANTを観てきた〜福島県浪江町

          初めに断っておくと、おそらくこのnoteに、BLUE GIANTの内容に関する記述はほとんど出て来ません。 ですが、予備知識なしに観て、すごく良かったということは、最初に書き残しておきます。 2023年8月26日、福島県双葉郡浪江町の津島小学校で開催された野外上映会「津島deシネマ」に参加しました。 私が住む福島県双葉郡には、映画館がありません。なので、隣町でシネマイベントやってくれるなんて、しかも野外なんて素敵!そういうノリで参加を決めたのでした。 主催しているのは、

          津島deシネマ で BLUE GIANTを観てきた〜福島県浪江町

          『木蓮の涙』〜3月の想い〜

          2023年の3月に、福島県双葉郡に咲き誇る木蓮の花を見て、Facebookに書いた文章です。 また最近、この地域が騒がしく、心がざわざわしているので、書き写してみようと思いました。 2023年3月30日 春になると、桜だけでなくたくさんの花が一斉に咲き出す。木蓮もそのひとつ。大きな幹と真っ白で大きな花びらは遠くから見ても圧倒的な存在感を放つ。 私たちアラフォー・アラフィフ世代が木蓮で思い出す歌は、スターダスト⭐︎レビューの「木蘭の涙」一択だ(私調べ)。 歌詞を言葉通り

          取材のあとの楽しみは地元ランチ。 福島県楢葉町の和漢膳レストラン「陽なたぼっこ」は、お店のつくりもお料理も、丁寧で大好き。

          取材のあとの楽しみは地元ランチ。 福島県楢葉町の和漢膳レストラン「陽なたぼっこ」は、お店のつくりもお料理も、丁寧で大好き。

          今日の取材は、ホテルのバースペースでした。バーテンさんを取材した訳ではなくて、たまたま空いていたから取材場所になったのだと思うけど、昼間のバーに入ることもなかなか無いのでパシャリしてみました。

          今日の取材は、ホテルのバースペースでした。バーテンさんを取材した訳ではなくて、たまたま空いていたから取材場所になったのだと思うけど、昼間のバーに入ることもなかなか無いのでパシャリしてみました。

          ローカルライターのふたば暮らし 7月4日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月半。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年7月4日 朝6:45に起きて、7:00から雑誌用記事の仕上げ。専用の入稿画面に、ライターが直接入力する仕様なので、手間ではあるけど、文字数がその場でわかるのは有難い(雑誌だから、文字数は厳密)。 よっしゃー、終わったーと思って、最後の確認をしたら、間違ったフォーマ

          ローカルライターのふたば暮らし 7月4日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 7月1日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月半。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年7月1日 小雨の降る中、朝から隣町の浪江町へ。 移住者で歴史オタクな友人が、町の人たちと震災前の伝統行事を復活させるべく、まず会場となる城址公園(だった場所)の草取りをするというので、その熱心さと単純に面白そうなので参加。 田舎って基本車社会だから、イベントごと

          ローカルライターのふたば暮らし 7月1日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月26日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月26日 早起きして、コーディネートした動画内容の、修正依頼と、その仕事の請求書を作成。本当は昨夜やっておけば良かったのだけど疲れが溜まって動けなかったので、朝に。 でも朝だと、連絡がどこからも来ないのですごく捗るんだよね。 その間に洗濯機回してたので、干してか

          ローカルライターのふたば暮らし 6月26日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月15日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月15日(木) 少し遡って、直近の取材の日の日記です。 この日は、隣町の浪江町の鈴木酒造店での取材。忙しい時間を避けたのだと思うけど、取材時間が15時からだったので午前中はゆったりと。 とは言え、取材当日は取材対象者のことで頭をいっぱいにするため、過去記事や書

          ローカルライターのふたば暮らし 6月15日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月20日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月20日(火) 今日はホテルのフロントアルバイトの日。 7時から14時までのフロント業務は、正直そんなに忙しくは無いのだけど、スタッフが少ないので掃除する部屋数が多いときは私も掃除を手伝う。 この日はそういう日だったので、ロビー周りと一階の共用トイレ、ランドリー室

          ローカルライターのふたば暮らし 6月20日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月18日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月18日(日) 週に何回か行ってるホテルでのアルバイトが7時からなので、アルバイトが無い日も7時前には目が覚める。思わぬ副産物で生活リズムが整ってラッキー! 午前中は町営住宅の集会所で、自治会に準ずる組織をつくるための準備会。 双葉町は、原発被災地の中で1番最後

          ローカルライターのふたば暮らし 6月18日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月17日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月17日(土) ライター、コーディネート業務と併せて、地元のビジネスホテルのフロントのアルバイトもしていて、この日はホテル勤務の日。 6時に起きて、6時半に家を出て、7時に出勤、14時まで勤務。 横浜にいた時は、震災までずっと接客業だったし、ホテルで働いていたこ

          ローカルライターのふたば暮らし 6月17日の日記

          ローカルライターのふたば暮らし 6月16日の日記

          横浜から福島県浜通りに移住して9年半、 双葉町に引っ越して、ちょうど2ヶ月。 双葉町に暮らしながら、双葉郡をはじめとする浜通りのあちこちに出かけるローカルライターの私の、なんということのない日常を綴ります。 2023年6月16日(金) 朝は小雨。 町営住宅の庭に咲いている小さなガクアジサイの写真をずっと撮りたかったの、ようやく撮れた。 昨年2022年10月に入居開始した住宅で(私は2023年4月に入居)、住宅内のあちこちに季節の花が植えられている。 春は木蓮とコブシ、初

          ローカルライターのふたば暮らし 6月16日の日記