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お肌と栄養素シリーズ⑥ 遅延型アレルギーについて後編

今日は前回の記事で紹介した遅延型アレルギーの思い当たる症状があった場合、どう対策していくのかをお話します☺

前回の記事はこちらです!

アレルギーを疑った時にしてみること

前回の記事でアレルギーを疑うような症状があり、原因不明で慢性的に続いているときにまずは試してみて欲しいこと。

これまで診療や検査で遅延型アレルギーの患者さんを何百人と診てきましたが、
アレルギーの中でも牛乳、卵白、グルテンのアレルギーの方が本当に多いです。

なので、まずはこの3つを避けることから始めてみましょう!

遅延型アレルギーは、前回比較した即時型アレルギーとはメカニズムも異なり、一生食べられなくなるわけではありません。

ただ、気になる不調の症状が強い人は、まずは少なくともまずは1カ月、できれば3か月程度頑張って避けてみて症状の改善の程度を観察してみましょう。
1か月以上頑張ってみると、アレルギーが原因の場合は、症状がゼロにはならなくてもその程度が改善したり頻度が減ったりするなど、何らかの改善の兆しが見えると思います。

実際のところ、
2週間程度避けるだけではあまり何も変化を感じられない場合も多いのでここは頑張りどころです!

3カ月食材を避けるだけでアレルギーが治癒するという訳ではないのですが、この3か月でまずは自分の症状の原因を把握するということが大事です。

遅延型アレルギーは、よく食べている食材で引き起こされやすいので、この3つの食材以外でも、自分が日常的によく食べている食材があればトライしてみるのもいいと思います。


気になる食材を避けても変わらないのだけど…という場合


遅延型アレルギーの原因の食材がかなり多くなってしまっている人は上記の3つ、牛乳、卵白、グルテンを避けてみてもなかなか変化を感じないこともあります。

遅延型アレルギーが多く出る場合は、腸の粘膜のバリア機能がとても脆くなっていたり、消化不良が強い状態が多いです。

その場合は単純に食材を避けるだけではなく、消化力をサポートしたり、腸の粘膜の修復が必要になってきます。

消化力をサポートするにはこちらを参考にしてください☺


慢性的な症状が強い場合は、
実際に血液検査で遅発型アレルギーをチェックして、食事や治療の相談をしてみることをお勧めしています。

日々の食事、しかも自分の好きな食材が原因の場合は初めは避けることが辛いですが、慢性的な症状が改善していくのでモチベーションも上がっていく方が多いです☺


自己紹介記事はこちら

<経歴>
滋賀医科大学卒業後、
形成外科・皮膚科勤務医・美容クリニック院長を経て
自身のクリニック「Maiko Holistic Skin Clinic」を開院。



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