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香川の旅(車社会地域でのスポーツ・文化施設の考察)〔#244〕

(1)旅にあたって

香川県には2019年3月に高松へ日帰り旅に行ったことがあった。

https://www.maigotravel.com/entry/2019/08/21/160043

個人的には、もう当分行くことはないと思っていたが、今回は所用があり、用事のあとにうどんを食べにいって、プロ野球の四国アイランドリーグの観戦に行った。

(2)うどんの街


香川は、言わずと知れた「うどん」の街だ。県をあげて「うどん県」というニックネームをつけているぐらいだ。神戸と高松を結んでいるジャンボフェリーでは「香川県」ではなく「うどん県」の標記になっている。 

https://ferry.co.jp/index.htm

そんな街なので、あちこちに、うどん屋がある。今回は、四国アイランドリーグの球場に向かう道の途中で通りがかった「山下うどん」という店に入った。

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なにも調べずに行ったのだが、けっこう有名な店だったらしい。
行列用の案内の掲示もあった。

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店内には有名人の色紙もたくさんあった。

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肉うどんを注文。全国チェーンの讃岐うどん店とは、少し出汁の感じが違うような気がした。とても美味しい。

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(3)プロ野球観戦

うどんを食べたあとにスタジアムにいって四国アイランドリーグ(香川オリーブガイナーズvs愛媛マンダリンパイレーツ)を観戦した。

この日は、前の試合の雨天中止の影響でダブルヘッダーになっていたようだ。2試合目から観戦だったが、何と試合が7イニングになっていた。

https://youtu.be/eUDLkbGqV2g

プロ野球といってお観客は試合開始時に約100人で最終的に150人だった。
こういう感じでのんびりと野球を見るのが好きなので、とても面白かった。

(4)車社会地域でのスポーツ・文化施設の考察

野球観戦のスタジアムは、車でしか行けないような場所にあった。

でも、駐車場もそんなにたくさんあるわけでもなく、そもそも多くの観客がくることを想定した設計になっていなかった。

もちろん駅前にスタジアムとかホールのような大規模施設を作ったからといって、車社会の地域では沢山の観客が来ることは望めない。

人口が50万人以下のような都市では、車でしか来れないような場所にスタジアムなどの大規模集客施設を作るのは合理的だろうと思う。このサイズの都市では、駅前より郊外のショッピングモールの方が賑わっていることが多いからだ。

だからこそ、これからは、車社会の地域のスタジアム、アリーナ、文化ホールなんかは、ショッピングモールと併設して作ったほうがいいのではないかと思う。

そうすれば例えば高校生の野球・サッカー・合唱コンクールの決勝レベルだと沢山の観客がくるだろうし、高校・中学の体育祭や文化祭も、その施設ですれば、家族が楽しんで観にこれる。

もちろん様々な規制もあるだろうけど、そういうスポーツや文化イベントなどが体験できる都市が、これから競争力を持っていくんじゃないかと思う。(終わり)


訪問日 2019年7月