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30歳目前、自分の原体験から令和の生き方を考える vol.5

信じられないんだけど、信じようが信じまいが、日本という国の社会制度において戸籍に登録された情報によれば、私は今日で30歳を迎えたらしい。

今日から私は「さんじゅっさい」である。

噛み締めて何度か口にしてみる、まだ慣れない10の位(くらい)のワンアップ。

10代から20代になった時にも、こんな気持ちだったろうか?

* ○ ■

30歳になった自分は、もっともっと大人で、当たり前に結婚して、お母さんになって、小学校の運動会を応援しに行ったりして。そんな風に「誰かの親」になって過ごしているもんだと、中学生くらいの頃までは、たぶん疑うことなくそう思っていた。

そんな夢見るお子様だった私も高校生になり、大学に進学し、自分で選んだ道に就職し、大人になって自分で稼いだお金で生きていく。失恋したり挫折に涙したり、理不尽に怒りを震わせたりして、酸いも甘いも知っていく。

そうした生活の中で、人は自分の可能性を際限なく感じるし、東京に暮らしていると特にかもしれないけど、才能を開花させる機会みたいなこともごまんと訪れる。
途方もないチャンスを横目にして、それを見過ごしながらレールに乗っていればたどり着けるほど人生は甘くない。

人間には欲があるし、いつだってチャンスの神様は前にしか毛がないって教わるし。

だから、そんな教えを素直に真に受けているうちは、目の前のチャンスを掴むことに必死で、振り返ったり別の道を考える余裕さえなくしてしまうんだよね。

ここにくるまで、たくさんの人が色んなことを導いてくれたけど、その中の誰一人として、ここまでの道のりで立ち止まることを教えてくれたり、結婚してお母さんになる道を与えてくれたりはしなかったじゃないか。とも思う。

自分が望んでもいなかったのだと思うし、これは単なる他責にすぎないのだけど。


* ○ ■

30歳っていう年齢は、若いような若くないような、ものすごく中途半端な年齢だなって思う。

それなのに、アンケートで答える年齢欄は、大概が25〜29、30〜34といった具合にハッキリ区切られているから残酷だ。

10年前の私なら、30歳の先輩をものすごく遠い存在に感じていたし、50歳くらいの方なんておばあちゃんと同じくらいの感覚で接してた。

かと思えば今の私は4、50代のグルメ仲間とも親友のようにご飯を食べに行くし、それでもその人たちからすると30歳という私の年齢は「まだまだ若いよ!」ってことらしいのでもっと不思議。

人間関係を築くのには、生きてきた年数はあまり関係ないのかもしれない。

* ○ ■

こんなことを考えるには早すぎる年齢であることは百も承知なんだけど、最近は特に「死に向かって生きてる」実感が強くあって、1日1日が過ぎる度に死が近づいていると思うと少しだけ焦ってしまう。

やり残したことをやらないと、まだ経験できてないことをしないと、自分が生きた歴史で何かを変えないと、誰に言われたわけでもないのに、そんなことをずっと考えてる。


向かう先には死しかないのに、どうして人間は日々何かに追われるようにしか生きていけないんだろう。

* ○ ■


28から29になった時、思っていたよりも意外と「焦り」を感じた私は少しだけ不安になった。

29でこんなに焦るだなんて、30になったら絶望しておかしくなっちゃうんじゃないの?って。

だけど今こうして30歳を迎えて思いつくままに文章書いてみてるけど、予想に反して落ち着いた気持ちになってるので良かったと思う。

29歳という一年間は、地に足をつけたいのにもがきすぎてフワフワ浮いてしまうような、なんとなく常に浮き足立った気分で過ごしていた。

(イメージでいうと、スマブラでヨッシーがウーーーーーーン!って唸りながら上に浮こうしてる時の感じ。笑)


この10年を振り返ると、私の振れ幅はものすごく大きかったし、そういう意味でまだ自分でも知らない伸びしろが多分にあると思っている。

だって10年前にクラシックピアノの世界しか知らなかった人間が、パソコンの買い方も分からなかった人間が、こんな風にIT業界で開発したりチーム作ってたりするだなんて、誰が思う?

実際に、新しいステージに進む時はいつだって反対する人たちがいたし、「お前には無理」「大変だからやめたほうがいい」なんて頼んでもいないお節介を焼いてくる人がいる。

昔から負けん気が強いというか意固地というか、反対されればされるほど「負けるもんか」「負けてたまるか」「見てやがれ!」みたいな気持ちになるので、今こうして自分の立ってる場所から、過去の自分を冷静に眺めると、頑張ってきたんだなと認めてあげたくもなる。

そして、そんな私の周りにいつもいて応援してくれる家族、友人、先輩後輩みなさんには全員心から感謝しかない。

何か人生かけてお返ししていきたいなって本当に思ってるけど、まだ何も成し遂げられてなくってごめんなさい。

だけど本当に本当にありがとう!これからもよろしくお願いします!


* ○ ■


最後に、急にアホみたいな「さんじゅっさいのもくひょう」を掲げさせてほしい。

① 車の免許をとる!

② インナーマッスルを鍛える!

③ たくさん人を褒める!


①については、今の人生を生きている限り、そう願うことは絶対にないだろうと自分で勝手に決めこんでいたのだけど、ある日ふと電車の中から外の道路を眺めていて「車乗れたら超便利じゃん」と思うことがあった。

つい数週間前の出来事だ。

次の瞬間にはもう自宅近くの教習所を調べていて、支払い方法もチェックしていた。

こんなに急に何かを達成したくなる欲求が生まれたのはいつぶりだろう。

30歳になってもなお、こんな予想外な欲求が自分から生まれるくらいだから、今絶対にあり得ないと思ってることも、まだこれからどうなるかなんて、全然誰にもわからないなと思う。

(この10年の私の生き様がまさにそのことを証明しているようでもあるけれど笑)

そういう意味では結婚したいとか子供産みたいとかも同じように突然やってくるものなのかもしれないなぁ、なんて。


②のインナーマッスルは、身体的な意味でももちろんだし、30代の土台づくりという意味も込めて。

今年は自分の『幹』になる部分をしっかり鍛えて、その上でしなやかに舞えるような30代を送りたい。舞だけに。笑


③はそのまんま。

私には、感謝してもしきれないくらいアリガトウを言いたい人たちがいるから、これからはその人たちの素晴らしさをもっと周りにも知ってもらいたいと思っていて、そのためにどうするかって考えたら、自分が心からの賛美を送ることだな、と。

本人を褒めることで自信になって、さらに良いパフォーマンスにつながるかもしれないし、私の賛美の言葉をどこかで聞いていた人に、その良さが伝わるかもしれない。

ある意味でマーケティング、ブランディングみたいなことだけど。


さてさて、30代も負けてたまるか!そんな気概で頑張ってまいります!
どうぞ皆さん、見てやがれ!!


* ○ ■

そうだな、ちゃっかり欲しいものリストも置いておこう笑
(しゃもじが溶けちゃったので誰か買ってくれ〜〜〜!!!w)

https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/H1AT6HRSWX7O?ref_=wl_share

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