見出し画像

転職×社会の変化で1ヶ月の雑感

新しい職場で働くようになって1か月が過ぎた。
数分間、話す機会をもらったので、何を話そうか、このnoteを書きながら考えた。
絶賛リモートワーク中で、私は画面の中の同僚たちにむけて話した。

入社して気づいた、いいなと思うことは3つある。
・心理的安全性が確保されているところ
・重要なことは明文化されているところ
・柔軟に流動性高く動けるところ

心理的安全性が確保されていて、いい。

新しい職場は20人あまりのこじんまりした会社
前職が2000人規模だったことを考えると、ひとりひとりのメンバーの近さを感じることができる。
それは、私にとって環境を変えてよかったなあと思う一因だ。
朝礼ではメンバーのだれかひとりの3分間スピーチと社長からの連絡、共有事項などが話される。
メンバーの人数が限られているからこそできるコミュニケーションだと思うけれど、誰が日々何を思って仕事に向かっているかというのがわかるのは凄くいい。一体感というのだろうか。
リモートワークだから、物理的な距離は離れているのだけど、繋がって仕事をしていると感じられる。
物理的な距離が離れても、働くのに必要なコミュニケーションが希薄にならないような工夫がされている。またその意識が会社全体に働いているからだろう。
その意識が私を安心させる。

一日のおわりにも部署の終礼がある。
それもいいなあと思う。
議題のある会議で議題にするほどでもないが、日々の気づきや、感じたことをポロッと言えるのが絶妙にいい。

重要なことは明文化されて、いい。

大切なことは明文化されていることも入社早々関心したことだった。
企業理念、ビジョン、ミッションがまとめられた小さな冊子があり、いつでもどこでもそれを見ることができる。
朝礼の3分間スピーチはその冊子から話すことをピックアップして話している。
会社が大切にしているものと、個人がどう仕事に向き合うかの擦り合わせが習慣的にされるような仕組みになっている。

重要なことは明文化しているのがいいなと思った。

リモートワークをしているから特に思うのだけど、
明文化されたものがログとしてきちんと残っているのは
いつでも振り返りやすい。

新入りの私は圧倒的に周囲から教えてもらうことが多いので、
ポイントが整理されたメモやフィードバックをもらうことで助けてもらっているし、
なるほど、こうやって他人に伝えるのだなと勉強になる。

雑誌の編集職ということで
要点を整理し、他者にわかりやすく伝えるためにはどうしたらよいかということを考えることはこれから増えるはず。
要点整理とわかりやすい説明は、鍛えるスキルだなと思って業務に励んでいきたい。

いろいろ多様なことを考えるとき、ついつい思考が迷子になって収集がつかなくなることが多いので、
明文化された重要なことに立ち返りたいなと思う。

前向きな柔軟性や流動性が、いい

現状の不安定な社会情勢では、ネガティブに陥りがちだけど
どうすれば解決できるのか、これをいいきっかけに新しい仕組みややり方を考えようとする柔軟性がある。
リモートワークの中で、明るみになった事務作業の非効率な部分を効率化していく試み、
明文化など言語的な部分でも補いきれない部分を動画にするなど、これを期に動画スキルを全社的にあげようとするというのも前向きな試み 等
複数の試みがされていている。
変化していく状況にキャッチアップしていく大変さはあるけれど
前向きな大変さは享受したいなと思う。

実際に私は紙の雑誌の編集職という位置づけだから、それをできるようにするのは大前提なのだけど。
今後のことを広く考えると、
紙だけじゃなくて、web媒体の視野もいれないとだめだし、
動画発信できるようになるにはどうしたらいいかと考えることもしなければならない。

異業種から転職してきた身からすると、はじめてづくしで、頑張らんとなあと思うけど、興味がある。
前向きに頑張りたい。

既成の価値観が音をたてて崩れ、その先に何があるのか。

前職時代の同僚に久しぶりに連絡することがあった。
元同僚は、将来の不安のことを口にしていて、解決の糸口が見えないなか自宅で過ごしているのは、結構メンタルにくると言った。
人を集めるという前提でなりたったビジネスなので、相当影響を受けている。
実際に私も、辞める直前までは、大規模なイベントスペースの手配や団体宿泊の手配などをしていた。
いかに大人数をあつめて、数と量で勝負するかというビジネスだった。
イベントスペースや宿泊施設が真っ先に影響を受けたのは、皆さんご存じの通りだ。

某ウイルスの脅威は
人が集まること自体を否定し、近づくことさえも難しくしている。
大きなグループは細々と分断されて、今の社会じゃ最小の単位での行動が求められる。
個に何ができるのかが、どんどんと問われていくのだろうな。
個が作り出すもの、発信するものの価値が問われてきているのだろうな。
とはいえ、
個でできることは限られているし、足りないこともある。
リアルでのつながりが難しくとも、オンラインでのつながりがある。
オンラインでつながりながら、仕事をしていくことができる現在の環境をありがたく思う。

前職と現職を比べたときに、当たり前の価値が180度変わった。
前職は規模と人数で勝負していた。大人数の空気を読んでいた。
現職は少数精鋭になるため、スキルを上げろと求められている。

転職って、個人の能動的な変化。
そこに
某ウイルス騒動の社会を強制的な変化が加わった。

これを好機と捉えて、前向きに進化していきたいなと思う。


いいなあと思ったらぜひポチっとしていただけると喜びます。更新の励みになります。また今後も読んでいただけるとうれしいです。