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「毎アル2」完成間近!
ついに、ついに「毎アル」続編の完成が間近になりました! 編集期間は、昨年の8月からで、私の作品の中では最長の6カ月間。それなのに、完成尺は私の作品の中では一番短い50分30秒と言う結果になりました。正式作品名は「毎日がアルツハイマー2〜関口監督、イギリスへ行く編」です!
1月22日には、待ちに待った音楽とナレーションの録音、そして、翌週の29日には、ダビングを終えました。音楽は、ストーリーに
母とそれぞれの孫たち
母には、4人の孫たちがいます。私の妹のところに3人と私の息子の計4人です。母は、私に面と向かって「子より孫の方が、ずうっと可愛い」と言います(笑)。孫たちもおばあちゃんのことが大好きですが、それぞれ付き合い方が違うので、とても興味深いですね。
妹の長女楓子(ふうこ)は、今年21歳になりました。母にとっては、初めての孫で、夜泣きがひどかった赤ん坊の楓子を抱っこして夜道を行ったり来たりしたことがあ
2011年3月11日
2011年3月11日は、日本国にとって、そして、日本人にとって、忘れ得ない日になってしまいました。マグニチュード9.0を観測した巨大地震、大津波、そして、福島原発事故と次々と被害が拡大していきます。まるで悪夢を見ているかのようでした……。あれから2年。復興はままならず、原発にいたっては、収束すら見えてこない状況です。
私の脳裏には、当時の記憶が、はっきりと焼き付けられています。
この日は、
「毎アル」の今、これから
昨年7月「毎日がアルツハイマー」が、公開された途端、「続編は、ありますか、続編を匂わす終わり方ですね」と言われ続けました。私のドキュメンタリー映画における師匠である原一男監督からは、以下のような言葉を贈られました。
「関口さんは、映画作りが、"上手(うま)い"ですねえ。最高級の褒め言葉を贈ります。日本の作り手は、まじめに作っているのはいいとして、もうちょっとエンタテイメントを意識して作って欲し
苦悩伝える小さなメモ
2010年9月22日は、母の80歳の誕生日と同時に、私が母を撮り始めてからちょうど1年という記念すべき日でもありました。30数年ぶりに一緒に暮らし始めた母と娘が、お互いの存在にも慣れた時期でもあります。また、母が、初期のアルツハイマー病であると診断されてから4カ月たった頃でした。今振り返ってみると、色々な意味で盛りだくさんな1年であったなあ、とつくづく思います。
ロングラン大ヒット公開中の長編
WHY、 WHY、WHYが大事
アルツハイマー型認知症の母の顕著な症状は、言わずもがな、記憶障害です。例えば、同じ話を繰り返すのも、話したことを忘れるという記憶の問題からくる、と理解できればなるほど、と納得出来るというものです。その後の問題は、繰り返しの話を聞く「私の問題」なんだなあ、とつくづく思います。
今回、長編動画「毎日がアルツハイマー」の編集に追われていた時には、ゆっくりと母のリピートの話を聞く余裕が、私にはありませ
33年ぶりの同居の意味
私は、こうと決めたら猪突(ちょとつ)猛進、即行動に移すタイプの人間です。そのことで人生において何度も痛い目(結婚の失敗など)にあっても! それは、自分の決断を一度も後悔したことがないからに違いありません。
しかし、母と同居を決断することで一番悩んだのは、息子のことでした。可能ならば一緒に帰国したかった。でも当時元夫は、息子のことを豪州政府のWATCH LISTに記載させていました。これは、日
【齋藤正彦先生、関口祐加監督②】生き方と死に方はセット。だからこそ手を抜かず、その人の「生」に一所懸命関心を持つ。
関口祐加監督によるドキュメンタリー映画シリーズ『毎日がアルツハイマー』(略して『毎アル』)の公式noteにようこそ。
このnoteでは、シリーズ最新作『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル〜最期に死ぬ時。』の公開に合わせ、映画のテーマである「死」についての記事を定期的に更新してきました。映画は7/14(土)からポレポレ東中野とシネマ・チュプキ・タバタにていよいよ公開を迎えます。今回が映画公開前、