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短編

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#自由

自由を夢見る少女の話

街が眠りについた頃。眠れない私は窓の外を見る。たまに通る車の音、忙しくしているのは信号機だけ、あとは何も動かない、静寂の街。
こんな街へ出たら私は主人公になれるかもしれない。そう、街が見てるのは私だけである。昼間の喧騒になんて飲み込まれやしない。静けさを切り裂くのは私なのである。私だけの舞台。
でもそんな勇気はどこにもなかった。私の身体には見えない鎖が絡みついていた。自由になりたくても自由を手に入

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