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ただそこにいていい、という居場所

蔦屋家電に早速ですが視察に行ってまいりました。

思いの外、「意味」をデザインできてる印象を受けました。例えば《食》のコーナーにはヨナナスメーカーが置いてある隣に、ヨナナスライフをまとめた本が置いてあったり。家電と本を「ライフエディトリアル」というストーリーをまとわせて場に意味を立ち上がらせるのは面白いなと。単純に「木目調の家電屋」っていうのが実は新しいんだなって気づいたときに、なんで一般的な家電屋は、その家電が置かれるであろう「自宅」の空気を再現する気が一切ないような、白く無機質な空間作りなんだろうと。限られた売り場面積にできるだけガーッと品数を陳列することを優先した、売り側都合の場作りなんだなって思うと、蔦屋家電のやろうとしてることって、案外新しいなと思ったわけです。いやほんとあの蛍光灯と真っ白な家電屋、僕は好きじゃないのでw 
(まあショールーミングだけやられちゃって、ポイント貯めてる別のお店で購入っていうストーリーも見えちゃいますけど・・・)

空間も結構ぜいたくに使っていて、居心地もよかったです。まあ、平日に視察にきているからこんなもんで済んだってだけで、土日はくつろげたもんじゃないんだろうなあとは思いますが・・・ 結局、人は今「コミュニティ」というか、なんか人が集まっている空間みたいなものを求めていて。それはあまりに共通の「目的性」を強くベースにしてしまうと、参加する上でのコミットメントとか責任が生じてしまうわけで、それはそれでわずらわしい。蔦屋みたいな、特に共通の目的性を共有しなくてもそこにただいるだけでいい空間みたいなのは、都合のいい居心地のよさが目に見えるのが実はよくて。

居場所がほしいのかな、今の人はっていうメモ。


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