見出し画像

#14 Kobo Trail 2024

 明日はKobo Trail 2024が開催されます。昼以降の天気が気になりますが、長丁場に渡る修行の道。参加者の皆さんには存分に楽しんで欲しいです。最後に走ったのは2019年でした。

2019年 Kobo Trail

 筆者はこれまでに3度Kobo Trailを走ったことがあります。この道は、吉野山金峰山寺から高野山金剛峯寺までおよそ56キロメートル、累積標高は3700メートルのトレイルを進みます。

 2つのカテゴリーがあり、長い距離を走るのがK to K(金峯山寺から金剛峯寺)の頭文字です。もう一つがD to K(洞川から金峯山寺) 、前者は前泊してブリーフィング、安全祈願を受けます。

 金峯山寺の僧侶が吹く法螺貝でスタート。出発してすぐは大峰奥駈道、しばらく進んで弘法大師が通ったであろう、弘法大師の道を進みます。

 大峰奥駈道は大天井ヶ岳まで。普段から登山者が多く通る道なので、山小屋もあり、踏み跡もしっかりしています。ただ、大天井ヶ岳へ登る途中に岩場のような場所があります。長い道のり序盤から大変厳しいものがあります。

 弘法大師の道は、吉野町、黒滝村、天川村、五條市、高野町の各自治体を通って続いていきます。こう言うイベントは珍しいのではないでしょうか?

 大天井ヶ岳がこの道最高峰となるのですが、ここからが本番になります。途中いくつもの山々を超えるのですが、巻き道など無く、ほぼ尾根道を山のてっぺんまで登り、少し折り返し下り、また登り返すと言う永遠のループが待っています。そのループは精神力を削り、体力を奪い、まさに修行なのです。

 途中いくつかエイドが設置されていて、十津川村からも仲間が応援に駆けつけ、私設エイドを置いています。天辻峠のエイドは“柿の葉寿司“が振舞われます。このお寿司が後半に効きますので、ポケットに入れてでも多めに持って行くべきです。

 明日は大和トラディショナルトレイルのメンバーも何人か走る予定で、出発を見送りたいと思います。筆者、現在の走力ではとてもじゃないですが、完走は見込めません。ちなみに1番調子が良かったタイムは9時間55分でした。3回中1回腰痛の為リタイヤしました。初めて参加した時は、あまりにもしんどくて悶絶しました。

K to Kは白いシャツが義務付けられています。
レースと言うより修行の要素が多いイベントです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?