フリープログラム参加者募集|なつやすみの「えんげき」実験室パンチェッタKIDS LAB "ゴーシュ" IN SAPPORO参加者募集(無料だよ~!)
ご無沙汰しております。万幌の阿部藍子です。
この夏、たくさんの方々のご協力を経て、少しだけ大きなKIDS向けのアーティストとの協同創作プログラムを実施します。
東京の下北沢と北海道の札幌で夏のはじめと夏のおわりに宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』を約一週間かけて創作し、一つの作品を創作することを通して自己受容と他者理解を目指す企画です。
そして先日まで有料プログラムとして参加者の募集をしていたのですが「札幌で知ってもらえてないよね」ということで札幌での自己紹介企画として無料プログラムに変更いたしました!
「わたしってこんなことを感じるんだ」「わたしの身体ってこんなふうに動くんだ」「あの子はこんなこと感じてたんだ」「こういうふうにするとこうみえるんだ」と、相手との交流を重ねながら対話を重ねながら、『セロ弾きのゴーシュ』を一緒につくりながら自分のこと、周りの人のを知っていくプログラムになっています。是非、普段ふれる機会の少ない「えんげき」や「そうさく」なる不思議な目に見えないモノの根っこに触れてみて面白がっていただけたら幸いです。
なので機会に一日だけの参加ももちろんOK!
ただ発表会を予定しているので発表会に参加したいなーと思う方は木・金・土は必ず参加してね、だけお約束させてください。
改めまして!一週間のびた夏休みをつかって「目の前の相手と本当に話してみること」「何かに想いを馳せてみること」を実験してみませんか?
是非是非ご参加ご検討ください!
下北沢で行ったPANCETTA KIDS LAB"ゴーシュ" の記録
——さあ、舞台に立ってみよう——
劇というものは、台詞を覚えて、衣装を着て、言われた通りに上手に動くこと。ではありません。KIDS LABでは、集まったみんなで、お互いのことをよく知って、感じた気持ちを表現します。難しいことはありません、今、あなたが感じたことを大切にしてください。
ゴーシュは、楽団でいじめられ、毎晩一生懸命にセロを練習しました。何かに一生懸命な人はかっこいいです。何か一つで大丈夫。7日間で、一生懸命になれることを、一緒に探しましょう。感じたことが、自分の身体を使って表現となり、音や光の中で舞台に立つ。きっと特別な7日間になるはずです。
創作プログラム
日程:
2024年8月19日(月)~24日(土)
15:00-18:00
※14:30から入場OK!
※途中時間からの参加・途中期間からの参加OK!
※発表会のある24日のみ11:00-15:00(10:30から入場できます)
(場所:
カタリナスタジオ
(〒001-0010 北海道札幌市北区北10条西2丁目18-1 JR「札幌駅」徒歩7分/地下鉄南北線「北12条駅」徒歩5分)
対象者:
小学校1年生~中学3年生 15名程度
※創作期間中は自由に無料で参加できますが、フォームにて予約してくれた人・発表会に参加する人を優先させていただくことがございますのでご了承ください。
参加費:
無料(保険料含む)
内容:
劇場に通いながら、宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』を題材に子どもたち同士が対話を繰り返しながら作品を創作します。先生は存在しません。「教える/教わる」ではなく感じたことをシェアすることを重ねて自分と他人が違うことを受け入れ「じゃあどうしよか」の対話と通して作品をつくります。創作途中から音楽家が合流し、子ども達が立ち上げた世界を受け取りながらその世界に流れるに流れる音楽を創作していきます。
「あーしよう」「こーしよう」を重ねた創作作品を最終日に保護者や地域の方々に発表会として公開します。
メインファシリテーター:一宮周平(脚本家・演出家・俳優)/加藤亜祐美(音楽家)/安東京平(音楽家)
8月19日(月)15:00-18:00「作品を知る・みんなと出会う」
8月20日(火)15:00-18:00「身体と出会う・音と出会う」
8月21日(水)15:00-18:00「みんなでつくってみる」
8月22日(木)15:00-18:00「みんなでつくったものを一つの形にしてみる」
8月23日(金)15:00-18:00「みんなで一つのものをつくりあげてみる」
8月24日(土)11:00-15:00「自分たちがつくったものをいろんな人にみてもらう」
持ち物:
動きやすい服装/たっぷりの水分(500ml以上)/おやつ(たくさん動くのでお腹がへります。)
申込方法:
下記googleフォームにて、お申込みください。
(当日以降の申込に関しては参加スタートを希望する日程を「その他、運営への連絡したい事項」の部分にご入力ください)
長い長い詳細を読んでいただきありがとうございます。
そもそもPANCETTAって誰なんだい?KIDS LABとは?に関してももう少しお話させてください。
PANCETTAって?
2013年設立。作品毎にクリエーションメンバーを集め上演している主宰・演出家の一宮周平によるパフォーマンスユニット。「日常の捉え方に新たな視点を届ける」ことを目的として人間のもつ”おかしみ”に焦点をあてる喜劇を創作し、これまでに東京を拠点に全21作品を上演している。また画家の松本亮平、グラフィックデザイナーの齋藤俊輔、作曲家の加藤亜祐美が団体に加入し、クリエーション団体として演劇の枠に捕らわれない表現活動・創作活動を実施。作品創作の段階で画家・デザイナーに公演のテーマをなげ、両者から受け取ったイメージを創作に盛り込む手法や、脚本と稽古の間から立ち上がる世界から汲み取られた音楽を作曲するなど、再構築クリエーションの段階から音楽家や現代画家やアートディレクターとの相関的な創作を行っている。近年では北海道・島根・愛知・長野と様々な地域で創作活動・アウトリーチ活動を実施し創作活動の範囲をひろげている。
という、団体です。
「生きることを、面白がる」を団体コンセプトにかかげながら、目の前の相手を大切に創作していく過程に惹かれ、今回東京から招聘させていただくことになりました。
そして、
パンチェッタ KIDS LABとは?
PANCETTAが展開する子ども共創企画。「教える」「教えてもらう」の関係を離れ、こどもたち自身で何かを作り上げる体験を提供します。創作時は「対話」を重視すると共に、情感の変化や表現に落とし込むまでの思考の流れを言語化できるようにガイドします。異年齢の子どもたちがグループとなり、子どもたち主体での対話を促しながら童話の要素から複数のシーン創作。最終的には創作シーンを演出家が一つの作品に再構成した舞台作品を上演します。日常生活では体験できない演劇創作を通じて子どもたちの自己受容と多様な価値観の理解を目指します。
と、いうことをします。このプログラムは同じ夏休み期間に東京の下北沢で夏のはじめに実施し、夏の終わりに北海道の札幌で行います。
夏のはじまりや夏のおわりの時期の違いや、東京と北海道の地域性などでの違いを受けて、彼らだけにとっての『セロ弾きのゴーシュ』が出来上がるのだろうなと今からとても楽しみにしています。
運営側も面白がりながら参加者の個性を大切に進めていきたいと思っています。
今回の企画でたくさんの出会いがあること、たのしみにしています!!
全体クレジット:
助成 札幌文化芸術交流センターSCARTS 文化芸術振興助成金交付事業
協力 さっぽろ天神山アートスタジオ
後援 札幌市/札幌市教育員会
共催 PANCETTA/合同会社カタリナスタジオ/一般社団法人劇団弦巻楽団
主催 万幌
問合せ:万幌
メールアドレス:abe10bear@gmail.com
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