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愛の不時着 考察まではいかない感想文

ついに全話観終えてしまいました。完全にロスです。考察というほどではありませんが、少し書き残します。

このドラマはこれでもかというくらいロマンティックなんですが、アクションシーンのクオリティもかなりのもの。
もうジョンヒョクはほぼヤンクミ。守る対象がセリか生徒かってだけ。
強面の男たちの中へたった1人で乗り込んでいき、しっかり全員ぶちのめすんです。
セリもジョンヒョクも、身体を張ってお互いの救いになろうとする。愛ってすごい。

しかし休戦中とはいえ分断されてしまっている南北。北朝鮮は人間の恐怖を煽るやり方で統制されていますね。
インターネットすら満足に使えない国民は洗脳されてる節もあるけれど、やはり同じ人間。むしろ擦れてなくて真っ直ぐに生きている人が多いのかな。

村の奥様方は、ゴシップ好きで住む世界も狭い。
最初は噂やイメージで物事を決め付ける姿勢にイラッとしますが、世話好きで情に熱く、いざというときには一致団結できる人たちだと分かってからは可愛い癒しの存在になりました。

中隊員たちもそう。
信頼関係ができるにつれ、チャーミングなセリと純朴な中隊員たちが白雪姫と七人の小人のように見えてくる。なんとも愛らしい。

数々の障害を乗り越え、やっと一緒にいることができるようになったね。よかったね!と物語は終わった感じになってましたが、私はちょっとだけ寂しく感じました。

だって1年でたったの2週間しか一緒にいられないなんて!

会えないよりはマシと言えばそれまでですが、韓国人と北朝鮮人である以上、一緒に暮らして結婚して…という未来は無いんだなと。

ジョンヒョクが言っていた「君と暮らして、君に似た子供も欲しい」という願いが叶う日は来るのか。

この作品は、全世界どこの国でもリメイクなどできない。敵対関係にあり、かつ国土が隣接していて、同じ言語を使う国。
この条件を満たす国が他に無いからです。これは韓国と北朝鮮でしか成立しない、間違いなく唯一無二の作品と言える。

ありがとうNetflix。ありがとう愛の不時着。
韓国と北朝鮮が早く統一されますように。

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