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山読みシミュレーション実践編(2章 巡目別待ち種別外側見え方別シミュレーション)

研究代表者 nisi
研究協力者 とつげき東北、みーにん

 この記事は前回の記事(山読みシミュレーション実践編(1章 序文)https://note.mu/mahjong_math/n/n9d76be15d518)の続きとなります。まだ前回記事を読んでいない方はそちらを先に読むことをお勧めします。

 今回からいよいよ本編に入ります。本記事のラインナップは、
  2-1.シミュレーションの条件
  2-2.両面25-58
  2-3.両面36-47

(↑ここまで無料公開)
  2-4.無筋カン28
  2-5.無筋カン37

になります。2-3節までが無料公開分で、2-4節以降は有料記事(400円)となります。

2-1.シミュレーションの条件

 1-2節で挙げた条件のうち、以下の要素を変動させてシミュレーションを行います。
・巡目(3,5,7,9,11,13,15巡目)
・待ち種(25-58両面、36-47両面、無筋カン28、無筋カン37)
・外側見え方(2m待ち→1m0~3枚切れ、3m待ち→1m2mが0+0、0+1、0+2、0+3、1+0、1+1、1+2、2+0、2+1、2+2、3+0枚切れ)

 逆に、以下の要素については本章においては固定します。
・アガリ牌の出ている枚数(両面→外側1切れ、カンチャン→0切れ)
・内側見え方(2m待ち→4m1枚切れ、3m待ち→5m1枚切れ)
・自分立直or副露(立直)
・他家動き(3人非リーチ門前)

 想定牌姿の例はこのような形です。(一例として、9巡目、36-47両面の場合。)

 他家3巡目、4巡目の捨て牌(①と②)は、変動要素の一つである「外側見え方」の設定の仕方によって、個々のシミュレーションごとに牌を変えます。

 次節からは、巡目・待ち種・外側見え方を変えたときのシミュレーション上のアガリ率のクロス集計っぽい表やグラフをたくさん掲載していきます。両面25-58と両面36-47までを無料で公開します。

2-2.両面25-58

 さっそくですが、シミュレーション結果(アガリ率)の表とグラフを掲載します。

 行方向が巡目による分類で、列方向が外側の1mの切れている枚数による分類を表しています。マスの中の数字はアガリ率で、同一巡目の中(行方向)でアガリ率が高いマスを赤系統、低いマスを緑系統のグラデーションで塗りつぶしています。

 グラフの横軸が外側の1mの切れている枚数による分類、縦軸がアガリ率、凡例が巡目を表しています。

 表やグラフを見る限り、1mの切れている枚数が0枚切れの場合と3枚切れの場合の比較のような、割と極端な比較でもアガリ率の差は大きくても1ポイントくらいで、グラフはほぼ横一直線のように見えます。あんまりパッとしない感じなのかなーと。

 ここからは半分推測ですが、1mは元から使いにくい牌なので、他家から切られていても大して強い情報ではなく、2mが多く山にいてアガリやすいかどうかはかなりクエスチョンな感じに思っています。1m2m2mとか1m2m2m2mとかが他家の手の内にあるパターンもありますし。

2-3.両面36-47

 続いて、両面36-47待ちの場合を見てみます。外側に当たる牌が1mと2mの2種類あるので、両面25-58のときよりも場合分けの数が増えますが、うまいこと工夫してまとめてみます。

 行方向が巡目による分類で、列方向が外側の1mと2mの切れている枚数(「n枚+m枚」とは、1mがn枚、2mがm枚切れていることを指す)による分類を表しています。マスの中の数字はアガリ率で、同一巡目の中(行方向)でアガリ率が高いマスを赤系統、低いマスを緑系統のグラデーションで塗りつぶしています。

 グラフの横軸が外側の1mと2mの切れている枚数による分類、縦軸がアガリ率、凡例が巡目を表しています。

 両面25-58のときと違って、グラフは完全に横一線ではなく、そこそこ凸凹している形状になっています。アガリ率の表の最大値(赤色)と最小値(緑色)の差も、2~3ポイント程度と、両面25-58のとき(1ポイント差)よりも大きくなっています。アガリ率が最も大きいケースは「0枚+3枚」のケース、つまり1mが0枚切れ、2mが3枚切れのケースです。次いで、「2枚+2枚」、「1枚+2枚」、「3枚+0枚」などと続いています。外側が多く切れている場合、とりわけ1つ外側の2mが多く切れているときアガリ率が大きくなる傾向が見て取れると思います。

 両面3m6m待ちに対して2mが多く切れているときは、両面2m5m待ちに対して1mが多く切れているときと比較して、2m3m3mや2m3m3m3mからの打2mとなることは稀なので、3mが山に多く残っている確度が高いという仮説を立てることができます。また、内寄りの待ちなので、アガリ時にツモアガリである割合が高いということも重要なポイントです。山にいる枚数と関係が浅いと思われる他家の挙動(ロンアガリ)に対する依存度が下がるので、必然的に山にアガリ牌が残っているかどうかがアガリ率に大きく響いてくると考えられます。

 また、外側1m2mが多く切れていて場況がよい両面36-47と、外側1mが切れていなくて場況が悪い両面25-58との比較も面白い着目ポイントです。9巡目・1m0枚切れの両面25-58のアガリ率は51.55%、9巡目・外側「0枚+3枚」切れの両面36-47のアガリ率は51.03%となっています。外側2m3枚切れの場況の良さでも、1つ端寄り両面25-58待ちは依然強力で、まだ逆転には至らないものの、それでもかなり肉薄してきているように感じました。場況読みもはまれば有効になりえる可能性を感じさせます。

 無料部分はここまでとさせていただきます。では、続きをお楽しみください。

2-4.無筋カン28

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山読みシミュレーション実践編(2章 巡目別待ち種別外側見え方別シミュレーション)

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