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私はテラスハウスが大好きだった。

Netflixで軽井沢編をリアルタイムで見始めてハマって、そこから遡ってハワイ編、湘南編、東京編と全部観て。

完全なフィクションであるドラマに飽きていたから、(少なくとも)登場人物の設定はリアルなので、現実に根差している、リアリティーショーが面白いと思った。

恋愛模様だけじゃなくて、自身の夢に向かって努力したり時には悩んだりする若者たちの姿を見て、「自分も頑張ろう」と思えた。

スタジオトークでは、登場人物の言動に関して色々な解釈が飛び交っていて、「そういうものの見方もあるんだな」という学びに繋がっていた。

◾️今シーズンのテラハ

「観たかったテラハはこれ!!」っていうのが21weekで。
それは花ちゃんが恋をした回。
動きが出てきて面白くなってきたな〜と思ってた。

一方で、スタジオメンバーの副音声に気分を害することも多かった。
徳井さんが不在になってからだったと思う。
特に愛華ちゃんへの言い様はひどかった。
聞くのが嫌で、副音声で観るのをやめた。

スタジオトークも、ベテランの芸能人が寄ってたかって「あれはよくないよね、ダメだよね」とばかり言っていた印象。
色んな解釈なんて起こらなくて、みんな一辺倒に出演者を批判。他者を理解する気ゼロやん。
「なんでこの人たちは自分たちの考えでしか他人の行動を推し量れないのかな?」と思った。

◾️今思うこと

・テラハとSNS

感想こそ書き込まないが、テラハ視聴後にTwitterを見るのは私のルーティーンだった。
周囲にテラハを観ている人が少なかったので、色んな人の考え・価値観を垣間見ていた。

誹謗中傷のメッセージを出演者に送りつけるなんてのは言わずもがな言語道断である。
でも、そういう人たちは「やめましょう」の呼びかけでやめるものではないんよね。
誰かを傷つけることに楽しみを覚えているだろうから。

ならせめて、SNSプラットフォーマーが、そういう負のコメントを見せないように改良してほしいと思う。

・制作側の責任

日常(に近いもの)を撮影して、編集して放送する。
ストーリーを作って、それを立たせるために編集していることはわかっている。

にしても、尊重されるべき出演者の立場があまりに弱かったのではないか。
なぜなら、テラハは「出演しているのに自らの意図通りに発信できないメディア」だったから。

また、スタジオメンバーがどれだけひどいことを言おうと、結局それを使ったのは制作者である。
ひょっとするとスタジオメンバーだって制作者に言わされていたのかもしれない。

打ち切りの判断は妥当だ。妥当でしかない。

制作側には、その制作過程を明らかにして顧みることを期待したい。

そしてできれば、安全な形でまたテラハを作ってほしい。
愛に溢れたテラスハウスを。




木村花さんのご冥福を心よりお祈りいたします。


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