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私、ヲタク先生。【16】

 こんにちは。このシリーズも第16回目。あいかわらずの振り子メンタルです。

 進展があったのでお知らせしますね。

 前々回で、専門学校の応募用紙を書いたといいましたね。(詳細は下に)

 先日、その受験票が帰ってきました。当然、兄や母親は大激怒。

「こんなところに行ってもお金と時間の無駄」

「作家になっても食べていけるわけがない」

「また逃げるつもりか」

「生活する力がないのに、行けるわけがない」

 そんなことをつらつらと言い重ねるのでした。

 親の言うことは、もっともです。

「精神的につらくなったのは、一過性」

「お前が弱いせい」

「もっと酷い所はいくらでもある」

「教師はいい職業だ、それ以外なんてお前ができるわけがない」

 一過性? 慣れて心が鈍感になるって事ですか? 

 あるいは、電流と犬の実験のように、無気力の学習というものですか?

 なにをしたって無駄なのは、昔からそうだったよね。どんなに努力したって、認めてくれなかったよね。

 努力が足りないからそうなんだって、思う人もいるかもしれない。でも、努力って目に見えない。無気力になるのも仕方ない。

 でも、文は違った。

 本を読んでくれる人がいる。

 pixivでいいねをつけてくれる人がいる。

 コメントをつけてくれる人がいる。

 あなた達がしてくれなかったことを、ネット上の人達はしてくれる。どっちを大切にするべきか、なんて子どもにだってわかるはず。

 私の中には、二つの心がまだいる。

 戻りたい私と、戻りたくない私。

 占いでは、戻らなくたっていいよ、大丈夫だよと教えてくれる。でも、目に見えるものがない。

 でも、目に見えるものだけが真実だって、私には思えない。

 朝焼けのしじまや、夕暮れの焼けた風の匂い。

 アスファルトの上に揺らめく陽炎のうねりや、さんざんと降り注ぐ蝉しぐれ。

 私は、二人の話を聞きながら思ったのです。

「選択肢の一つにするだけなのに、どうしてこの2人はそんなに怯えているのだろう」と。

援助金は私の創作物の印刷費に主に使用されます。 また、余裕があれば保護猫ちゃんにも使いたいなと思っています。よろしくお願いします。