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【心理学】人はなぜ浮気をするのか。

「男の人ってなんで浮気するの?」「女の人の浮気は本気だから許せない」そんな意見をよく聞くのは僕だけでしょうか?

人はなぜ浮気をするのか。と言うことに興味がある方は一定数いらっしゃると思うのですが、そんな方に向けて今日は心理学のお話をしていこうと思います。


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という事で本日も昨日に引き続き息抜き的な感じで恋愛のお話でもしていこうと思うのですが、今日はなんと浮気についてお話していこうと思います。


まあなんか最近ではやれ芸能人が浮気しただの、不倫しただのという事にとてもセンシティブな世の中になったじゃないですか。だから「浮気=悪い事」って言う固定概念を持たれている方は少なくは無いと思うのですが、人はなぜ浮気をするのかと言う事を調べると、これまた面白い事が沢山分かるんですよね。


僕は今こんな社会になっているそのきっかけはあの2016年の週間文集が作った「ゲス不倫」という言葉からきていると睨んでいます。


じゃあそれで炎上している世間の方々は一体いくらぐらい浮気をしているのか?という事を実際にイギリスのコンドームメーカー・デュレックス社が、世界36の国・地域の男女2万9000人を対象に浮気した経験の有無を調査したんですよね。


その調査の結果は日本人男性の浮気率は26.9%日本人女性の浮気率は16.3%という事が分かったんですよね。

まあ大体男なら4人に1人女なら6人に1人は浮気した事があるといった具合でしょうか。


ちなみに、この調査結果を聞いた時の僕の最初の反応は

「え、そんな少ないん?」

って事でした。というのも、僕は現在その人が浮気をしているかどうかに関係なく、浮気をした事がない男の人と出会った回数の方が絶対に圧倒的に少なかったんですよね。


だから正直この統計が本当に事実なのかどうかは検討の余地が大いにあるとひねくれたまひろ的には思うのですが、そんなの調べようがないので浮気率を調べるのってそこが難しかったりするんですよね。

それに浮気ったってどこからが浮気なの?という定義は正確にはこの世界では定められていないので、まあ難しいところがありますよね。


じゃあなんで浮気って起こるの?って事をさらに深掘りしていこうと思います。



男女の浮気のしやすさの違い


まずこれはクラーク・レナード・ハルさんが大学生に行った実験(1978年)でとても興味深い実験なのですが、キャンパスで,1人で歩いている学生に,異性の学生が近づき

「前からずっと気になっていたんです……。今夜,一晩,ベットで対戦したいのですが」

エッチな対戦を申し込むと、どれぐらいの人はその申し込みを受け入れるのかを調べたんですよね。(対戦って言い方やめろ)


この実験によると、肉体関係まで受け入れると応えた女性はゼロでしたが、片や一方なんと70%の男性がその対戦の申し込み受け入れたんですよね。


また1982年に行われた2回目の同様の実験でも、女性はゼロ、男性は75%対戦の申し込みを受け入れたとなっています。


この研究は個人的にもめっちゃ面白いと感じるのでとても好きなのですが、ちなみにこの記事を読んでいる男性の諸君、目を瞑り自分の胸に手を当てて聞いてみてください…あやっぱ目を瞑ったら記事を読めないので目を開けて想像してみてください。


もし、ちょっと可愛いかもぐらいの人が近づいてきて

「今日の夜あなたの家に泊まっても良いかしら?」

って聞かれたらどう返答しますか?

「良いよ」って言っちゃいますよね〜!

まあ恋人とかがいない人なら全然良いと思うのですが、まあ恋人がいたとしても、そりゃ男たるものね、女の人に恥をかかすわけにはいきませんもんね。逆に断るのが申し訳ないって感じでね。



まあ僕なら普通に相手を警戒して断りますけどね。(お前ズルいぞ)

ただ、話を戻すとこれは直接的に浮気とは繋がらないのですが、間接的に何が言えるのかというと、男性は女性と対戦をしたいと思いやすいという事です。それも互いの関係が数少ないコミュニケーションの間柄であっても。

だから必然的に浮気率が男性の方が高いのも、これらのデータが関係してくると言えるかもしれませんね。


しかし、実はこのクラーク・レナード・ハルさん、もう一つ実験を行ったんですよね。

実はこの方、対戦の申し込みだけではなく,デートの誘いの実験も行っているんです。その場合,半数以上の女性がOKだったのです。

ちなみにカリフォルニア州立大学が行った大学に在学中の人は何人のパートナーを作るのかと言う事を調べた調査では、アメリカでは大学生の時の交際経験が1人の人は42%、2,3人が32%、4人以上が5%という事が分かっているので、まあこれらのデータをすり合わせると、女性は恋人がいても最小限に見積もって30%の人は異性からのデートを受け入れるという事がわかります。


ただこうやってデータを見ても、やはり男性は女性に比べて浮気をしやすいという事が見えてきますね。


じゃあなんで、男女でこんなにも恋愛への向き合い方が違うのかと言うと、それはおそらく生物が歩んできた進化と役割にあるでしょう。



男女はどういう違いで浮気をするの?


これは、昔人間が規律や国を作るよりも前の、狩猟を行ってまだ自然界の一員として生きてきた時代です。

生物って基本的に自分の遺伝子を残したいっていう本能があるんですよね。

それで男の人って基本的に子孫を沢山増やしたいって思ったら、複数の女の人と対戦する事によって沢山子孫を残せるわけですよね。男の人はできるだけ沢山の女の人と対戦をして、沢山の遺伝子を残したいのです。

だから上の研究でもある通り、別にそんなに知らない人とでも対戦したいって思うんですよね。


その一方、基本的に女の人って一回に1人の子供しか産めないわけで、出産するのに1年かかるし、またその子供が繁殖できるまで育てるのにも10年以上は時間がかかりますよね。


しかしそんな中、男の人に

「あ、子供できたやん!ほな俺の役目終わったから、また10年後な〜」

とか言われても困るわけですよ(笑)

男の人の方が基本的に筋力も狩猟(食料調達)の能力もあるわけですから、その男の人に妊娠して身動きが取りづらい自分と、まだ1人では生きていけない子供を守ってもらう必要があるわけです。


それにね、女の人ってこんな感じで遺伝子を残すのに相当な時間と労力がかかるので、そんなそこらのわけのわからない人の遺伝子を易々と受け入れるわけにはいかないわけです。それだと効率が悪いけですよね。

だから相手が優秀な遺伝子を持っているかどうかを、女の人は判断します

それで上の研究でもあった通り、いきなりエッチな対戦を申し込んでも誰1人とOKしてくれないんですよね、なんでかっていうといきなり訳のわからないやつの超無能かもしれない遺伝子を易々と受け入れる訳にはいかないから。

だから、女の人は基本的に初対面での対戦申し込みを受けません。(イケメンは例外ですが。)


しかしその代わり、相手の遺伝子か優れているかどうかを判断する機会、要するにデートなら受け入れると言う事で、デートの申し込みなら50%以上の人はOKするという結果が出ていると推測できるんですよね。



だから基本的に、男の人は子供ができたら、すぐさままた別の人との子供を残したくなるのですが、女の人は優秀な遺伝子が欲しい上に自分達を養って欲しいわけですよね。

そう言う理由で基本的に、女の人より男の人の方が浮気をする確率は高くなります。


逆に、女の人は相手の遺伝子を精査する上に、子供ができたところで浮気をしても意味がないので、確率は男性に比べると低くなります。


親切な男の人って結構大切な男の人がモテる要素だったりするのですが、それはなぜかと言うと、子供ができた後の自分とその子供を大切にしてくれるからなんですよね。

ただ、これは一つの事実として、女の人は恋人とは別の人から優秀な遺伝子だけをもらってきて、その優しい人に自分と子供を養ってもらうという行動をすることもあります。

これに関してはまあこういう側面もあるよって事で、女の人ってやっぱり基本的にモテる男の人が好きで(モテる人=遺伝子が優秀だから)、そういう人を恋人に選びたい人が多いのです。


と言うのが浮気に関する心理学と統計的なデータとなっています。



互いを思いやれる関係を作るためには


世間を見ていると「やっぱ男って浮気するよな」とか「女の人の浮気は許せない」みたいな事を言っている人って結構いたりするのですが、今日僕がお話ししてきた通り、現象にはそれ相応の理由とか理屈があって、そのための対策法って結構あると思うんですよね。


この世には「浮気をした事がある人」もいれば「浮気をされた事がある人」もいるし「浮気をせずに仲の良い人」もいます。

そしてそんなこの世の多くの人は「浮気をせずに仲の良くなれる人」を探そうと頑張るのですが、そんなのはプロ野球選手になりたい子供が「誰かスカウトしてくれー」って言って口を開けて待ち続けるのと同じ事で、当たり前ですがその子供がプロ野球選手になれるのかと言うと、なれないじゃないですか。


だからあえて身も蓋もない事を言うと、結局大事なのはそういう素敵な人と釣り会える様に自分が成長していくか、自分がその関係を作れる人間になる事しかないと思うんですよね。プロ野球選手になりたいなら、野球を上達させる様に努めるしか方法は無いのです。

例えば男の人だったら、優秀で優しい遺伝子を生まれつき持っていなかったとしても、女の人に優秀な遺伝子を持っていると思わせることは可能なんですよね。



まひろの浮気論


ちなみに、こんな事を言っている僕は、恋人ができて2日で浮気をした経験があったりします。(今まで話してきた事全部おじゃんっ!)

っていうのはまあ冗談みたいな本当の事なのですが「女の人の体ってどうなっているんだろう??」って女の人の体に好奇心旺盛だった頃はそんな事もしていたものです。

まひろの8割を占める原動力は「好奇心」なので、逆に言えば、もう女の人の体への好奇心ってあんまりなかったりするので、昨日の記事でもお話した様に多分僕って性欲が全く無い事は無いとは思わないのですが、おそらく平均より弱いんですよね。


ただまひろは恋人にたとえ浮気をされたとしたとしても、多分怒らないし自分から別れようとは思わないんですよね。

というのも「浮気=悪い」っていう固定概念で人々はそれを嫌い、それをする人を嫌いますが、上でもお話ししてきた様に「恋人が浮気をした」って事は、そうするべき理由が必ずあるはずなんですよね。そして、それを引き起こしたのって、どっちにも絶対原因はあると思うんです。

だから「”浮気をされました、だから怒ります”って言うのは僕はちょっと違うんじゃ無いかな」って思うんですよね。もちろん感情の話をすると、恋人に浮気をされたら落ち込んだり悲しんだりするとは思いますがね。



まあまだまだ「どういう時に男・女は浮気するのか」とか「どういう人が浮気をしやすいのか」みたいな事もあったりするのですが、それはまたの記事でお話ししたいと思いますと言う事で、本日の記事を終えたいと思います。



それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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