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【心理学】自分らしさとは一体何なのか。

自分らしく生きている人って自然と他人を惹きつけるんですよね。


ところで、この記事のオーディオバージョンを聴きながらこの記事を読むことができます。
音声と合わせて読むと五感をより刺激できて記憶に残りやすくなったりするので、是非聞きながら記事を読んでみてください↓

例えば、これはHuang、Bridge、KempおよびParkerが2011年に行った研究なのですが、人には全く区別がつかないレベルの同じようなピカソが描いた絵と偽造のピカソの絵を、いろんな人に見せるんですよね。

そうすると「これは本物のピカソの絵ですよ〜」って言った時と「これは偽物のピカソの絵ですよ〜」って言った時だと、本物のピカソの絵だと言った時の方がその絵の評価や、その時に得られる喜びや快楽が大きくなることがわかっているんですよね。

一見同じような見てくれで、人間の目では判断ができないぐらい同じものが2つあったとしても、それがオリジナルのものなのか偽ものなのかで、人がする評価や喜びって変わるのです。


なんかたまにコジキみたいな女が

「え〜どうせなら正規店で買ってよ!」

「いやいや正規店は高いからアウトレットで良いやん」

「いやだ〜」

みたいな胸糞な会話をしているのを聞きますよね。それはなんでかって言うと、本物のブランドを本物の正規店で買ってもらったと言う体験が欲しいからなんですよね。

なんか最近思うのですが、中途半端にブスでスタイルの悪い人に限って「イケメンに限る」とか「結婚するなら年収は800万円以上の人っしょ」とか「プレゼントはこれで、ハネムーンはここで、結婚式はここであげたい」みたいな事を言いますよね。あの現象何なんですかね。


逆の立場になって、いろんな素敵な女性と付き合える候補の中から、そんな中途半端なブスでスタイルの悪い自分が選ばれるって思っているんですかね。

それとも

「いやいや一回鏡と体重計買ってこいよ〜」

ってツッコまれるのを待っているんですかね。だって自分が相手に厳しい条件を叩きつけるって事は、自分がそうされても大丈夫って事ですもんね。

この現象は何なのか名前をつけたいものですね。良い案が思いついた方はコメント欄で募集してます。


ってな感じで(どんな感じやねん)これぐらい人って”Authenticity(自分は自分らしく生きていると自覚する事)”を大切にしているのですよね。それで「あ、自分って自分らしく生きてるな」っていう自覚って昨日の記事でもお話ししてきたように、他人を惹きつけるし、自分や周りの人にも優しくなれるので、持っておくと得をするんですよ。

↓昨日の記事

ブランド品を正規店で買って欲しいと言う女は全くAuthenticityとは異なりますが。



ここから昨日の続きをお話ししていくと「Authenticityって一体に何?」って話ですよね。


なんかやれ最近では「個人の尊重」だの「個人の価値観」だの「自分らしさを大切に」だの社会では言われていますが、一体それは何?と。ただの都合の良い言い訳なんじゃないのそれ?って性格の悪い方は思われると思います。

まあ確かに「価値観の相違」という言葉は最近始まった訳ではないですが、バカな人のバカな思考を擁護する言葉として使われているシーンをよく見ます(笑)



と言うことで本日お話ししていくのは、そんな「自分らしさ」っって一体何なの?どうやったら身につくの?って話をしていこうと思います。



こんにちは、座右の銘は「傷だらけの車でも、走れば問題ない」まひろです。



まず最初に僕がお話ししたいのが、人に自分らしさは無いよって話です。

「え?」

って思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、基本人って特定の他人と一致していたいって願望があったり、何かしらの影響を受けながら生きているんですよね。

要するに、人は完全に自分の中から全く新しいものを創造する事はできなくて、何かからインスピレーションを受けたり、自分の知っているものを組み合わせたりして創造をするのです。


だから完全な「自分らしさ」は無いのです。

いろんな成功者の話を聞いていると

「俺にはこういう信念がある!」

「これが俺の自分らしさだ!」

とか言う話を聞く機会はたくさんあると思うのですが、それらは往々にして人の真似事なのです。

なんかこう言う話をすると、たまにメンタルが弱い人は自分って何なんだろうって病んじゃうことがあるので、メンタルが弱い人には刺激が強い事実の話かもしれないのですが(笑)

まあ事実として人にはそう言う側面があります。


が、がですよ「Authenticity」は人にあるんですよね。Authenticityは何なのかと言うと「自分は自分らしく生きている」「自分は自分に真摯に生きている」という自覚を持つ事です。

例えばAuthenticityが低い人って

お金をもらえるから仕事をする」とか「人に褒めてもらえるから頑張る」

って物事を考えるんですよね。


逆にAuthenticityが高い人って

「確かに自分は何かに影響されてこの仕事をしているのかもしれないが、自分の中でやりたい理由があったから今この仕事をしていて、そして自分なりに努力している。」

っていう風に物事を考えるんですよ。


皆さんが今この2つの発言を聞いたとして、どちらの発言をした人に魅力を感じると思いますか?

また、多くの人はどちらの人の発言を聞いて、惹かれると思いますか?


って考えると、断然多くの人が後者を選ぶんですよね。

と言うのもこれはGlenn R.CarrollさんとDennis RayWheatonさんがが行なった研究で、昨日の記事から人はAuthenticityを自分にも他人にも重視する事をお話ししてきましたが、例えばイタリアンのレストランとかに行った時に人って、その店のどんなAuthenticityを気にするの?って話ですよね。


例えば、料理がどれぐらいこだわられていてAuthenticity(オリジナリティ)があるかとか、接客やサービスにどれぐらいのAuthenticity(こだわり)があるかみたいに、人はどこに注目するのかを調べたんですよね。

そうすると人はレストランに行った時に、その料理がカテゴリーと一致しているのかと言う事を判断します。ちなみにこれを心理学では「Type Authenticity」と言います。

例えば「この料理は本物のイタリアンなのか?」と。


もう一つは「Moral Authenticity」といわれるものを人は気にするのですが、これは何なのかと言うと、産者が自分たちの技術に真剣に取り組んでいるかどうかについてのさまざまな判断をすることです。

例えばそこのシェフは、ただ単に利益を出すために料理を作っているのか、それとも料理に関心があるのかと言う事です。


この研究からは、物事の決まりや運用の決定の理由に、社会的に台本化された応答ではなく、誠実な選択(つまり、自分自身に忠実な選択)を反映しているかどうかが人からの評価に関係すると言うことがわかっています。

台本化された言葉…いわゆる死語ってやつです。「ご来店いただきありがとうございます」や「ご利用ありがとうございました」や「大ヒット上映中」みたいな。


もっと噛み砕いて言うと、例えば

「なんでイタリアンのレストランしてるんですか?」

って聞かれた時に評価が高いのは、世間的に台本化された綺麗事を言う人や、外部からの報酬を目的としていると言う人ではなく、イタリアンに誠実に向き合っている人なんですよね。

この客観的に見て誠実な選択ができるかどうかが大切なんですよね。


なんか、梅田とかの飲み屋街にいくと

「特にこれといった特徴もないし、美味しそうじゃないけど、とりあえず立地が良くて人がたくさん入るから居酒屋出してるんだろうなこの店。」

みたいな売上を立てることだけを目的とした誠実とは真反対の店ってありふれているじゃないですか。僕はそういう店に入りたいって思ったことが一切ないんですよね。

皆さんはどうですか、そういう店に入りたいと思いますか?


まあ余談を終えると、ここで皆さん疑問に思われると思います。

「誠実な選択って何?」って。


僕の記事を毎日読んでくださっている懸命な読者の方ならわかったかもいらっしゃると思うのですが、これって昨日の記事でもお話しした「自己決定理論」で自己決定性もしくは自律性が高いってことなんですよね。

昨日の記事で話してきたことがここでつながってくるんですよ〜。いや、我ながらシュ○インズゲート並みの伏線が張れましたね〜(シュ○インズゲートを製作されていた方々バカなまひろの冗談です、お許しください🙇‍♂️)


自分の信念を貫いて生きてるあの人カッコ良いな〜

とか

芯があって素晴らしい人だ

って言われる人って、こう言う要素を持ち合わせていたんですよね。


じゃあどうすれば、そう言われている人たちのようなAuthenticityがある人になれるのか、と言う事を明日の記事ではお話ししていこうと思いますので、興味がある方は是非ご覧くださいね。




それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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