最終的に自由を与えることでyesが2倍になる話術とビジネス
人に頼み事をするときやプレゼンをする時に内容や見た目が一見重要に見えるのですが、実は大切なところはそこではなく伝え方と最後の印象こそが相手の満足度に影響するという心理学の実験は数多くあります。
それは人間が会話をする時、話の内容ではなく、相手の表情、声、仕草などのボディーランゲージといわれるものが会話の要素の約8割を占めているからです。
もちろん騙しても後々自分に返ってくるだけなのでオススメはしないですが、自分をよりよく見せつ手段として活用することは何も卑怯なことでも、邪道でもありません。
むしろ、何の対策もなくありのままでいけると思っているほうがこの世界を舐めていて傲慢な人間なのではないかと思うほどに。
その自分を良く見せる心理学テクニックの一つとして今回はBYAF法というものを紹介したいと思います。
心理学歴10年、IQ140名前はまひろと申します。
僕の記事では心理学とビジネスの融合を図るべく、10年間心理学を勉強することによって作り上げた「自然の法則」をもとにビジネスメソッドの発案をしています。
読者の皆様はBYAF法をご存知ですか?有名な心理学なので知っている方もいらっしゃると思いますので、今回はちょっとした豆知識も加えてビジネスへの応用法をちょこっと紹介していこうと思います。
BYAF法とは?
まずはBYAF法を紹介しますと
頼み事の最後で相手に選択の自由があることを明確にすることによって、yesと答えが返ってくる確率が2倍になる。
これがこの心理テクニックの真意です。
例えば
「うちには、こうでこうでこんなすごいところがあって、自社と契約することはとても有意義なものになるでしょう。」
という商談の際(いわゆる自社と契約してほしいという自分の頼み事です)、最後に
「ただ御社にも事情があると思いますから、ゆっくり考えていただいて構いませんよ。」
と選択の自由を与えるだけで、相手のyesと返答してくる確率は単純に2倍になります。もちろん内容がダメダメなら仕方がないですが、相手が契約してくれるかどうかというギリギリの瀬戸際でこういった戦略はよく刺さります。
〜応用編〜①
そもそもなぜ相手に選択の自由があることを、伝えることが効果があるのかというと自己決定論から判断できます。
自己決定論とは自分の行動に主体性を持つまでの過程や欲求を探求する理論です。
その主な3つの欲求が「有能さ」「関係性」「自律性」です。
自分の能力を正当に証明したい欲求(有能さ)、周りの人間とうまく関係を築きたい欲求(関係性)そして自分の行動を自分自身が決めたことにしたい欲求(自律性)です。
相手に自由を与えるということは、相手の主体性を促すことであり、自律性を刺激することでもあります。
これを使えば、相手の自律性を刺激することができれば、BYAF法のようにうまいこと応用できるわけです。
〜応用編②〜
これはBtoBだけではなくBtoCでも同じことです。
文言や理念で応用できそうですよね。
直接、「美味しいけど、買うかどうかはあなた次第だよ!」
なんて露骨に文言にすると逆に胡散臭いですが
「一口食べればわかる、この美味しさ」
みたいに自然に組み込めばなんか買いたくなる気持ち、何となく感覚的わかりますよね。
逆に言えば一口食べなくてわからなくても何の損もないですから。
しかしながらここで気をつけたいのが相手の選択肢を増やしすぎないということです。
相手に
「買ってもいいし、食べてもいいし、誕プレにしてもいいし、バレンタインでもいいし、お祝いに使ってもいいよ。」
なんて選択肢を増やしすぎると逆に今度は選択する面倒くささが勝ってしまうからです。
最低限必要な選択肢のみで多くてせいぜい多くて3つまで、それ以外ならなるべく2つまで絞ってあげることが鉄則です。
飲食店などのメニューに「今日の〇〇」や「売り上げ○位!」や「〇〇のおすすめ」と書いてあるのは客の選択肢を絞って、楽に選択できるようにしてあげるのが目当てですからね。
商談や販売なら契約するかしないか、買うか買わないか。
などのように選択肢をある程度まで絞った上で、それらを相手に選ぶ自由があることを提示すればとても効果的にBYAF法は働きます。
ということで今回はBYAF法とその応用について書いてきました。知っていた人も自己決定論と組み合わせることでより可能性が広がったのではないでしょうか。
こんな感じで毎日心理学をビジネスに応用したまひろ流ビジネスメソッドを書いていますので、興味がある方は是非フォローしてみてください、まあフォローするかしないかはあなたの自由ですけどね。
それでは、あなたの人生がより豊かになるように僕は心の底から応援しています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
もらったら社会貢献のためにユニセフに募金します。 ※こいつは嘘をついています。募金せずに帰り道でコンビニに寄ってたばこ買うに違いありません。