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ピアノを習う立場として

お久しぶりです。更新が途絶えていました。

今回はピアノの生徒としてもっと学べるようにする方法など共有できたらなと思います。

私は何十年もピアノを習ってきました。指導する側として仕事をしていた時も漏れなくレッスンを受けていました。ブランクも1年くらいはありましたが、基本的にずっとレッスンを受けていました。

「ピアノの先生に習っていたら、いつか知らず知らずのうちに上手くなる」と思っていた時期もありましたが、大きな間違いであります。

自分で積極的に情報を入手しにいく姿勢が必要!と気づきました。

もちろん、先生についていた方が先生からいろいろ指導が受けられて、知らないうちにいくつか知識として取得している事もあると思います。

おすすめしたいのが、曲のバックグラウンドを知る事とたくさんの演奏家の曲を聞き比べる事です。この二つは通勤時にスマホで知る事ができ手軽な方法です。

作曲された経緯は愛する人に送るためだったのか、戦争へ向かう兵士たちに向けられた曲なのかなど、バックグラウンドを知ると風景を思い描く事ができます。感情移入はできないより、多少でもできた方がいいと個人的に思っています。

曲の聴き比べは、好きな演奏方法や表現方法を見つけて、どのように弾いているか研究し、技術を真似ることです。動画がいいかもしれません。変な癖がつかないように気をつける必要がありますので、先生に〇〇さんの演奏を聴いて(見て)それっぽく演奏していると正直に話します。

ただ前回の記事にも書いたように、理想象を思い描きすぎたり、頑固になってしまうと上達が遠のくので、最終的に「自分の演奏」になるようにバランスを崩さないようにしてください。

曲のバックグラウンドも知ると、作曲家の癖とかも見えてきますし、先生がその事を知っていても、話すと「へえ!そうなんだ!」と言ってくれる先生も多いです。その延長線で、先生が知っている知識を教えてくれたり、おすすめの本や映画を教えてくれたりもします。

このように自分から、先生が持っている知識を引き出すことがこれからの成長につながっていると思います。「先生知っているはずだし、こんな話しても・・」と思わずに積極的に情報を交換し合うのがいいと思います。先生の持っているものを自分のものにするくらいの勢いでいいのでは。

コンサートに行き生演奏を聴いたり、憧れの楽譜を取り寄せるのも勉強になりますが、お金がまあまあかかります。スマホで隙間時間で調べて、メモしたりするだけでも勉強になりますし、お金がかからないで済みます。

できるところから少しづつ。

「この作曲家について教えてください」とか「バックグラウンドを調べてきましたが、内容間違ってませんか」とかも「練習してきたところ聞いてください」と同様に、習う立場として勉強する姿勢であると思います。

「ピアノを習う」その形の幅を広げてみるときっと面白いことを知る事ができるはずです。


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