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ヨルダンで半年が過ぎて思うこと

2021年10月末にヨルダンに来てから、気がつけばあっという間に半年が経過していた。

最初の頃と比べると、新鮮だったものに慣れていき、今ではここでの暮らしが当たり前になっているなぁと、ふと思うことがある。

アラビア語での会話には慣れた。
もちろん不便なく会話できるほどの語彙力はまだまだないけど、アラビア語で喋ることへの抵抗は無くなったと思う。
幼稚園の子どもを迎えに来たお母さんたちとの会話、帰りのバスを待っている間にその辺の通りにいる人たちとする会話、近所の人たちとの何気ない会話、、、日々の些細な会話がすごく楽しい。

人からどう思われるのかを気にしなくなった。
ちょっとした態度や言い方に勝手に傷ついたつもりになっていた時もあったけど、言った本人はそんなつもりがなかったり。
基本的には誰とでも仲良くしたいと思っているけど、私とは合わないなって思う人もいるのは当然のことで、無理にその人との関係に固執する必要はないなって思うようになった。

イスラム教の価値観や文化は、無意識的に尊重できるようになった。
できるだけ肌を見せないこと、異性には触れないこと、コーランは大切に扱うこと、お祈り中の人には話しかけないこと、、、
私はイスラム教徒ではないから、アザーンが流れている間にも、イヤホンで音楽を聞きながら走っていることもあるし、ラマダンの断食中、人に見えないようにこっそりと水を飲んだりはする。
イスラム教とちょうど良い距離感の気持ちの線引きができるようになったと思う。

難民キャンプでの幼稚園についての活動は、正直あまり充実しているとは思えない。
なんかもっと自分にはできることがあるはずなのに、そこにチャレンジできていないような感覚。
もう少し頑張りたいっていう気持ちがあるから、少しずつエンジンかけていきたいなって思っている。




自分のことを振り返りたい時、たまに前に書いた日記やブログを読み返してみる。
そうすると、今では何とも思わないことも、当時の私にとっては衝撃的だったりしたらしい。

そういう驚きとか気づきの感覚って、時間が経っていくにつれて、どうしても鈍くなってしまう。

でも、やっぱりこのヨルダンでの生活っていうのは、今しかできないものだから、その時その時に感じる気持ちを大切にしたいし、ちゃんと発信を続けていきたいと思う。

自分にとっての当たり前は、人にとっての当たり前ではないから。
ヨルダンのこと、ヨルダンでの生活をもっといろんな人に知ってもらいたいし、中東ってなんか怖そうっていうイメージは、少しでもなくしていきたい。(私自身がそうだったから、笑)

いつも読んでくださりありがとうございます。



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