見出し画像

#56 春日のお局さんの御愛祈のお地蔵さん@文京区向丘

人々を苦しみから救ってくれる存在として、古くから日本人に親しまれてきたお地蔵さま。
子どもの頃からいつも側にいる、ちょっと不思議な守り神を探す「お地蔵散歩」。
きょうもお地蔵さまを探しながら歩いています。


今は山手線の内側ではなく、ちょっと外側に住んでいるのだけれど、山手線内はできるだけ徒歩で移動しようとしている。2時間以内ならたいていは歩いて行く。

某テレビ番組からチャーハンについてのコメントを求められていたのだけれど、たいていの有名店では食べていたのだけれど、実は以前から行かなくちゃと思いながらも、行けていなかったのが本駒込の町中華「兆徳」だった。

歩いて行く途中に見つけたのが浄心寺の前におらっしゃったお地蔵さまだ。

画像1

大きな布袋様が山門横にいらっしゃる。さらに横にお地蔵さまがいらっしゃる。

画像2


歩道に立っていらっしゃる立派なお地蔵さまだ。特徴的なのは眉間に白毫(びゃくごう)があること。もともとは仏(如来)の眉間のやや上に生えているとされる白く長い毛のことで、世の中に光を当てるとされている。
ウルトラセブンにも眉間に白毫のようなものがある。
大きく立派なお地蔵さまの下には小さなお地蔵さまがいらっしゃる。
そして、このお地蔵さまにはこんな名前があった。台座をご覧いただこう。

画像3


「春日のお局さんの御愛祈のお地蔵さん」とある。

この浄心寺はあの春日局ゆかりのお寺のようだ。

それにしても、この道は何度か通ったことがあるけれど、これまでは大きな布袋様に目を奪われて、こちらのお地蔵さまには気が付かなかった。やはりこの連載を始めて以来、歩いていてもお地蔵さまを見つけられるようになった。このお地蔵さまの写真を撮影したのが、2020年1月。
先日、また別件で本駒込方面へ歩いて行った。その時に写したのがこちらの写真。

画像4


3月になって、桃の花が咲いていますね。ちょっとお顔に木の影がかかっていますが、こうして季節によってもお地蔵さまのいる景色が変わってくる。
定期的にお地蔵さまをお参りしていきたいと思うね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?