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#53 ふくふく餃子@武蔵小山

大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。
ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。
真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。
懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。

仕事の関係で久しぶりに武蔵小山駅からすぐのパルム商店街へ行った。商店街の入り口を見て、異変に気が付く。あ、そうだ、ふくふく餃子がなくなっている。

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パルム商店街のシンボルのようなお店だったのにショックだ。
在りし日のふくふく餃子をご覧ください。

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商店街の顔的なお店だったのにねぇ。残念。
オールアバウトで散歩の記事を書くようになって、商店街へはずいぶんと出かけた。ここパルム商店街も何度か足を運んで記事を書いた。

いっとき、商店街に出かけて、コロッケを食べ歩く、みたいなことをよくやっていた。
そのせいで、テレビ朝日の「マツコ&有吉 かりそめ天国」で識者としてコメントするような仕事もいただいた。この番組、何人かの識者がガチランキングをつくるというもので、僕は最初、冷やし中華の回で呼ばれた。これまで識者といえば、その道の第一人者が出てきて、語っていた。僕などは第一人者どころか、末席も末席なんだけれど、5、6人の識者の会議で決まるとなると、ちょっと変わったのも入れとけということで、呼ばれたんだと思う。で、次に出演したのが商店街のお惣菜というネタ。

商店街に関する識者は少ないようで、誰か紹介してくれとディレクター氏に言われたので、オールアバウトの中川寛子さんを紹介した。で、中川さんを含め、5人の識者で喧々諤々、あそこのお惣菜がおいしい、みたいな話をした。
で、当然のように話に出てきた、ふくふく餃子。

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餃子だけではなく、野菜や中華総菜なども打っていた。実は、識者のみなさん、この店のことは知っていたのだけれど、それ以上に話が進まなかった。僕もそうだけれど、この店のことはよく知っているけれど、購入したことはない。たぶん他の識者もそうだったんだと思う。

なので、今回は購入しようと買う気まんまんだったのだけれど、なくなっていて、ショックだったのだ。いやぁ、こういう個人店は早めに利用しないと閉店してしまうという典型的な例だ。

どんな味だったのだろう、ふくふく餃子。なくなってみると気になるなぁ。


【プロフィール】
下関マグロ(しものせき・まぐろ)
フリーライター、町中華探検隊副隊長。本名、増田剛己。
山口県生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社に就職。編集プロダクション、広告代理店を経てフリーになる。
フェチに詳しい人物として、テレビ東京「ゴッドタン」、J-WAVE「PLATOn」などにゲスト出演。
本名でオールアバウトの散歩ガイドを担当。テレビ朝日「やじうまテレビ」「グッド!モーニング」、テレビ東京「7スタライブ」「なないろ日和!」、日本テレビ「ヒルナンデス!」、文化放送「浜美枝のいつかあなたと」「川中美幸 人・うた・心」など、各種メディアに散歩の達人として登場する。

ツイッター https://twitter.com/maguro_shimo

【著書】
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