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発見! ポーネグリフはワンピースのアナグラムである

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 アナグラムという言葉遊びがあります。文字を入れ替えて、違う言葉を作る遊びです。クイズ番組で文字の入れ替えをして、元の人名などを当てさせるものはありますね。これはスゴイというアナグラムは「いろは歌」だと思っています。一説には空海作だとか。さすがは弘法大師さま。

 ボクはいつも無意識に注目しています。無意識は言葉に対して、勝手に文字を入れ替えて、違う言葉を作り出し、その言葉のイメージを元の言葉に照らすこともしていると考えています。そしてそれを利用している作家がいたら素敵だろうなと思っています。なので小説や映画のタイトルのアナグラムを調べたりしています。ただ、それらしきものは探せていません。

「ハウルの動く城 → 後ろの子は狂う」
 アニメってやりそうなんだけど。これは映画の内容に沿っていない。

「鬼滅の刃 → 疾い月の眼」
 十二鬼月、特に上弦の鬼たちは疾い(はやい)ですね。偶然か。

 「ねじまき鳥クロニクル → 虹黒く切り取るマネ」
 マネって黒い服が多いですね。黒の印象が強い画家です。
 村上氏の本は読んでないので適当です。これに関わらず村上春樹の小説タイトルはアナグラム臭がぷんぷんしています。

 そんななかで、見つけました。作者が意図的にアナグラムを使っている例を。漫画ワンピースの中の、ポーネグリフです! ポーネグリフはワンピース(ひとつなぎの秘宝)のアナグラムになっていたのです!

 これを見つけたのは15年ほど前でした。今までに10人以上に話しました。ネットに同様の説は出ていないのでこの記事が初出のはずです。この15年で聞いたことがある人は、ボクが話した10人からの又聞きでしょう。
 さてそれぞれ並べてみましょう。

 ・ワンピース、ONE PIECE
 ・ポーネグリフ、PONEGLYPH

 日本語だと明らかに違いますし、英語にしても文字がぜんぜん符合していません。まあ見てろって。

グリフ=GLYPHの部分は、明らかにエジプトの古代文字のヒエログリフ(hieroglyph)から来ていますね。ただ発音としては、G-LI-Fです。そしてスペルとしてはGLIFとするよりGLIFFのほうが自然です。崖=クリフ=CLIFFのように、Fだけより、FFで終わる単語の方が多い印象があります。収まりがいいのかな。
 なのでPONEGLYPHはPONEGLIFFと書き換えることが可能です。

 ・ONE PIECE
 ・PONEGLIFF

 ここで符合する文字は5文字あります。

 ・ONE PIECE
 ・PONEGLIFF

 符合する文字だけを抜くと以下になります。さあ、なんとなく近いぞ。

 ・ECE
 ・GLFF

 ここからは、マジカル(古い!)でいきます。EとEの下の線をそれぞれ取るとFFになります。そして取り除いた2本の線を組み合わせるとLができあがります。つまりEEを組み替えるとLFFとなるのです。なので残るは、CとGです。

 ・C
 ・G

 さて忘れていることがありませんか。ワンピースって、単にONE PIECEと表記しましたっけ。そうです。そうでした。最初のOには、バッテンXがありました。海賊印のXです。このXを残ったCの跳ねた右の部分に取り付けると、、、ヒュー、シャキーン!
 Gに見えるではないですか! Gに見えますよね。完全にGです。

 ワンピースの文字をマジカルに組み替えていくと、ポーネグリフが出来上がるのです。ひとつなぎの大秘宝、ワンピースは、ニコ・ロビンが求めている歴史の本文、ポーネグリフと同じだったのです。もちろんこの二つは関係が深いとは予想されていましたが、アナグラムになっていたとは。さすが尾田先生。

 ちなみに、ボクのアカウント名であるMAGOBEEのアナグラムは、BE OMEGAです。オメガであれ。オメガはギリシア文字の最後の文字です。全てを終わらせる存在となれ。全てを終わらせてやるのだ。それがどうした。それではまた。

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