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メロンの香りについて

はじめに

今回はメロンについて解説します。

メロンの香りについて

メロンはウリ科キュウリ属に分類される一年草で、収穫期は6~8月です。北アフリカや中近東が原産地と思われていましたが、最近の遺伝子研究によってインドが原産だと判明しました。メロンの語源は、「リンゴのようなウリ」を意味するギリシャ語の「melopepon(メーロペポーン)」とされています。紀元前5世紀頃にエジプトで作られた苦味の少ないメロンが地中海を超えてヨーロッパに渡りました。当時のメロンは胡瓜より甘い程度でした。その後数世紀に及ぶ品種改良の末に甘いメロンが作られました。メロンはウリ科の植物で、西方に伝わった品種をメロン、東方に伝わった品種をウリと呼んでいます。
メロンと言えばよく病人のお見舞いの時に持っていくことが昔の風習でした。昔のメロンは高級品だったからその名残りだと言われています。
メロンの王様マスクメロンは、その香りがムスク(麝香)の香りがするので名付けられたと言われています。メロン類は食べごろになると果皮の実からなんとなくメロンらしい匂いがしてきます。メロンの香りは以下の4種類の香気成分でほぼ再現することができます。
・シス-6-ノネノール
・酪酸エチル
・フェネチルアルコール
・シス-3-ヘキセナール

プロファイル

学名: Cucumis melo L
科名: ウリ科
主な成分: エチルアセテート、2-メチルブチルアセテート、イソブチルアセテートなど
ノート: トップノート

心理的効果

メロンの香りは血液の循環を良くして、ストレスを和らげる効果があると言われています。

メロンの香りを楽しむには

メロンソーダやメロンリキュール、夕張メロンキャラメルなど、身近な飲み物やお菓子の香りによく使われていますが、これらは調合されたフレーバーです。やはり、生のメロンを食べるのが一番よく本来の香りを楽しむことができるでしょう。



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