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『マジックを身につける事で子供の能力が飛躍的に伸びる3つの理由』

あけましておめでとうございます、魔法つかいです。
今年も皆様にとって素晴らしい1年になりますように!

さて、noteでの記念すべき最初の投稿ではありますが、いきなり本題に入ります。

『マジックを身につける事で子供の能力が飛躍的に伸びる3つの理由』


1:マルチタスクが当たり前

2:複数の視点から物事を見たり考えたりすることが必須

3:プレゼンテーションの構成、コミュニケーション能力が土台になっている


です。ではひとつずつ順番に見ていきましょう。

1:マルチタスクが当たり前


マジックを成功させるためには、同時に複数のことをやる必要があります。

たとえば、右手に注目を集める動作をしながら、左手で秘密の作業をする。それと同時に何事もないかのような涼しい顔をしつつセリフも話す。こんな具合です。

自然な仕草の中に如何に秘密の動作やタネを埋め込むかが、マジシャンたちの真の重要な任務となっています。

裏を返すと、秘密の動作だけをしていたらどう見てもバレバレなので、それが溶け込んで気にならないように他の複数の要素を同時進行する事でカモフラージュするわけです。

もちろん、最初からそんなことができる人はいませんが、色々なマジックを覚えて練習していく中で少しずつそれが当たり前にできるようになってきます。

これまで『モテジナ』(コミュニケーションツールとしてのテジナ/異性だけでなく、家族や上司などにモテるという幅広い視野でモテるという言葉を使っています。)のワークショップや個人指導で色々な子どもたちに教えてきた経験からすると、このマルチタスク能力が身につくと、他のスポーツや習い事も同時に上達するようなので、何をするのにも必要な本質的な能力なのかもしれませんね。


2:複数の視点から物事を見たり考えたりすることが必須


マルチタスクを上手くこなすだけではマジックは成功しません。自分の目から見ていくら不思議でも、相手の目線から見てタネが見えていたら成立しないからです。

右側にいる人、左側にいる人、それぞれ目線の角度は異なります。子供の目線と大人の目線でも上下の角度が変わってきます。自分がマルチタスクをこなすのに忙しいわけですが、その上さらに自分以外の人たちからどう見えるのかもそれぞれリアルタイムに把握する必要があるというわけです。

そうやって他者目線で自分を客観的に観察することは、自分の服装や話し方、姿勢などに気を配ることにつながり、自分を見つめ直すきっかけにもなります。また、相手にとって面白いのかどうかを考えるということは相手の立場に立って物事を考えることに他なりません。子供のうちはどうしても「自分!自分!」になってしまいがちですが、マジックを見せるようになると少し広い視野で人間関係を見ることができるようになります。

マジックを人前で上手に披露しようと思うと、必然的に色々な意味で、他者の立場に立って物事を見る能力が身についていきます。


3:プレゼンテーションの構成能力、コミュニケーション能力が土台になっている


マジックのタネを聞いた人の反応は残念ながら、たいてい「なぁんだ・・・」です(笑)

タネを知ったことで「なぁんだ、マジックってこんなもんか。」と思ってしまう方も多いのかもしれません。。。

でも、ちょっと待ってください!冷静に考えてみると逆に凄くないですか??

だって、「なぁんだ・・・」と言われてしまうようなちょっとしたタネやアイデアを、多くの人を喜ばせる魔法にまで仕立て上げているんですよ?

そう、マジックの凄さや魅力はタネそのものにあるのではなく、「ちっぽけなタネやアイデアを魔法にまで昇華させるためのプレゼンテーションの技術」にあるんです。どうやったらその小さなアイデアを魔法に見せることができるのか、身体の動きからセリフまで徹底的に考えてプレゼンテーションとして仕上げたものがマジックなんです。(もちろん演じる側にとってはその一見するとちっぽけにも思えるタネやアイデアが宝石のように一番大切なものなんですが)

マジックを身につけるプロセスはこうです。


まずはタネを知る
 

↓ 

具体的な秘密の動作ややり方を練習する(たいていの方はここでいきなり人前で披露してしまいますが、大切なのはここからです)

 ↓ 

頭で考えないでも秘密の動作ができるようになるまで(身体で覚えるまで)練習する

 ↓ 

秘密の動作をカモフラージュするために相手の注意をそらす動作やセリフなどの構成を考える 

 ↓ 

全体の構成が出来上がったら、いよいよ通しで練習してみる 

↓ 

ある程度スムーズに披露できそうな段階に到達したら、実際に人前でやってみる 

↓ 

上手くいかなかった点、突っ込まれた点、相手の視線がタネに集中してしまった理由などを踏まえ、再度解決策を考える

 ↓ 

この繰り返しになります。


お分かりの通り、大切なのは秘密の動作ができるようになった後のプレゼンテーションの構成、そして発表の練習に他なりません。

一般的には秘密の動きが出来たらOKというイメージだと思いますが、そのあとのプレゼンテーションの重要度が圧倒的に高いのです。この能力はマジックを練習する中で自然に身につきます。

同時に、それを人前で披露する経験を積んでいくことでコミュニケーションスキルの向上、人前で話すことへの恐怖心の克服などたくさんのご褒美もあります。


上に書いた3つについては改めて1つずつ詳しく書こうと思っていますが、最後にお伝えしておきたい大事なことが2つあります。


まず、「マジックを覚えることで」ではなく「マジックを身につけることで」と書いている点です。タネを知ってやり方を覚えただけでは人を楽しませることはできません。他のあらゆる芸能と同じで、しっかりと段階を踏んで練習し、「身につける」ことで色々な効果を発揮するものです。

マジックというとどうしても手軽に覚えてちょっと披露してみようと思われがちですが、「身につける」ことで初めてその本当の効果が現れるということは肝に命じておいていただきたいです。

「身につける」=「身体で覚える」ですから、頭で考えなくても自然にできるくらいまで練習する必要があるということです。


もう一つは、子供だけなく大人にも当然当てはまるということです。現在の社会においては、上にあげた3つの能力は会社員だろうとフリーランスだろうと生き残っていくためには今後ますます必要になっていくものではないでしょうか。

実際、お子さん向けのモテジナのワークショップなどを開いても最後まで真剣に練習しているのはお父さんだったりします(笑)ぜひ大人の方にとってもマジックはとても魅力的な能力開発ツールですので、ぜひチャレンジして頂きたいと思っています。


現在日経DUALにて年末・年始の特集として『魔法のモテジナ』を紹介していただいています。かんたんなモテジナを動画付きの無料記事(無料会員登録が必要)で解説していますので、ぜひコミュニケーションツールとして練習してみてください。お子さまにも、大人の方にも楽しんでいただける内容になっています^^(年始分はこれかから配信予定のようです)


たくさんの方と、笑顔で楽しくお過ごしくださいね✨

今後不定期でモテジナについて、コミュニケーションについての記事を書いていこうと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

魔法つかい

https://www.magicaldreamer.com


日経DUAL【パーティー・忘年会で大活躍! モテジナ2016】

第1回 パーティーシーズン 「モテジナ」で子どもも大喜び

第2回 ティッシュが消えた? みんなで楽しめるモテジナ

第3回 数字のマジック! 電卓を使ったモテジナ

第4回 道具は必要ナシ! 親指が取れてしまうモテジナ

第5回 静電気で動く!? 弾けるマッチ棒のモテジナ


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最後までお読みいただきありがとうございました!
本日も魔法に満ちた1日をお過ごしください✋✨ 

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