記録 五日目

"レティシア"。
その記憶は、霞んでいて。
思い出そうと足掻いても、届かない。

ボクより、少しだけ年上の少女で。
ボクの、手を取ってくれた事。
ボクに、全てを教えてくれた事。
ボクを、家族と呼んでくれた事。

唯一人の、ボクの家族は。
あの無数の星々の中の、唯一つ。
その光に手を伸ばしても、届かない。


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記録中断

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