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知って欲しい、小さく生まれた赤ちゃんのこと

「早産児」、「低体重児」という言葉をご存じですか?
私は娘を妊娠中に初めて知りました。

多くの赤ちゃんは、在胎週数40週の予定日付近に2500g以上で生まれてきます。
しかし、様々な理由でそれよりも早く、小さく生まれてくる赤ちゃんたちがいます。
在胎週数が37週未満で生まれてきた赤ちゃんを「早産児」、2500g未満で生まれてきた赤ちゃんを「低体重児」と言います。

私の娘は30週900gで生まれました。
娘のように1000g未満で生まれた赤ちゃんは「超低出生体重児」と呼ばれています。
超低出生体重児で生まれた赤ちゃんは、その未熟性から低体重児の中でも出生後に様々なリスクがあります。

しかし、今は医療の発展により多くの赤ちゃんが元気に退院できています。
娘も幸い大きな後遺症なく退院することができました。
しかし、やはり普通に生まれた赤ちゃんと比べると発達面はゆっくりです。

娘は出生後、3ヶ月間NICUに入院しました。
NICUは新生児集中治療室のことで、生まれた直後の赤ちゃんたちが家に帰るまで治療を受ける場所です。
早産児以外にも、生まれつきの病気や障がいを抱えた赤ちゃんたちが入院しています。

普通に生まれた赤ちゃんたちはすぐにお母さんと一緒に暮らせますが、NICUにいる赤ちゃんはそうはいきません。
お母さんと離れ離れになり、生まれた直後から様々な治療や手術を受けます。

先生や看護師さんたちには感謝してもしきれません。
その一方で娘には元気に生んであげられなくて本当にごめんねという気持ちが今でもあります。
でも、あのとき娘が頑張ってくれたから今があります。
強くて頑張り屋の娘のことが大好きです。

今後もたまに早産児のこと、NICUのこと、娘のことを書いていきますので、もし良ければ読んでください。





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