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ポインティング・デバイスとはなにか?

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。マゲっちSCと申します。今日は珍しくお昼にブログを更新しています。8月も27日となり地域によってはもう二学期が始まっている頃かと思います。私の住まう愛媛松山は西日本で10月半ばくらいまでは体感的には夏野状態です。流石に10月になると夜は涼しいのですがお昼はまだまだ27度を超えます。9月に入ってもまだまだ暑い時期は続きますので水分と塩分補給はしっかりやるようにしましょう。

さて、前回のブログでは光ディスクであるCD-ROMやDVD-ROMについてお話しました。ROMとはどのようなものであるかがおわかりいただけたでしょうか?今回は入力機器のお話です。以前のブログで少しお話をさせていただきました。入力装置は入力したときの気持ち良い感覚がある方がよいという持論を展開させていただきました。ポインティング・デバイスは主に手で扱うものであるため、握り心地は非常に大切だと思います。

ではまずポインティング・デバイスというものに関してですが、前回のブログの最後で申し上げたとおりです。現在のコンピュータ環境ではポインティング・デバイスの使用は当然であるということでOSもアプリケーションソフトウェアも制作されています。以前のコンピュータ環境はCUIと呼ばれる状況でキーボードで命令を打ち込み実行させていました。そこから様々な進化があり、Windows3.1以降はGUIという環境が主流となりました。GUIというのはグラフィカルユーザインターフェイスの略です。この環境下になると画面は文字を打つ黒い背景の画面ではなくなり、壁紙を自由に設定したり画面にアイコンが表示されたりしており、キーボードではほぼ命令を出さなくなります。一応上下左右のキーやタブキー・エンターキーを使用することでGUIでもキーボードで命令を出すことは可能ですが、そんな使い方はまず誰もやらないですね。私は見たことがありません。

ではキーボードで命令を出さないのであれば何を使って命令を出すのか?ということになります。その際に使用するのがポインティング・デバイスです。代表格はマウスですがマウス以外のポインティング・デバイスもたくさん存在しています。日本ではデスクトップPCを購入した際に初期セットとしてついてくるのは基本的にマウスです。なぜかというと単価が安いからです。中にはゲーミングマウスのように単価の高いマウスもありますが、普通の2ボタン1ホイールでマクロボタンなしのマウスであれば2,000円もあればお釣りが来ます。エルゴノミクス対応(手にしっくり来るデザインかどうか)や無線機能がつくともう少し価格は上がりますが、それでも3,000円でお釣りが来るレベルのはずです。普通にPC操作をしたりワープロや表計算などのビジネス目的であれば1,000円程度のマウスで充分ですね。ゲーミングマウスはゲームプレイに特化したマウスで、FPS用途かMMO用途かでマクロボタンの数が変わります。マクロというのはある結果を求めるための手段を覚えさせる方法で、ソフトウェアマクロとハードウェアマクロがありますが、ゲーミングマウスはハードウェアマクロと呼ばれていて、マウスそのものに手順を覚えさせることができます。例えば、マウスの横にある1番のボタンを押すとPCの中に入っている電卓を起動させたり、2番ボタンを押すと動画の音量を上げたりという簡単なものですね。ビジネス系のソフトの動作やゲームソフトでの動作も記憶させることができるようになります。なので例えば表計算ソフトのマクロをマウスに記録させるという使い方であればMMOタイプのゲーミングマウスを使うのはありだと思います。

マウスは手の大きさに対して様々なサイズが用意されています。幼児向けの極小サイズから手の小さい人のためのサイズ、はては手の大きな人に対してのサイズまであります。慣れないうちはECサイトで大きさまで把握した状態でマウスを選択するのは困難です。最初は面倒でも家電量販店で自分の手の大きさに合うかどうかとか、エルゴノミクス対応が自分に合うのかどうかを必ず確認してください。マウスの持ち方は2種類あり挟み持ちとかぶせ持ちがあります。挟み持ちはマウスの両サイドを親指と小指で挟んで持ちます。このタイプの方はエルゴノミクス対応のマウスはおそらく合わないと思います。かぶせ持ちはマウス全体を手で覆うようにして持つタイプで、この持ちかたの方であればおそらくエルゴノミクス対応のマウスのほうが使っていて楽だと思います。ただ、全員が全員この条件に当てはまるわけではないので、実際に触ることができる家電量販店でまずは確認し、自分に合うサイズかとか、エルゴノミクス対応でも問題ないかを把握することをオススメします。

続いて代表的なものがトラックパッドです。ノートPCを購入するとキーボードの下に少し凹んだ四角いエリアがあるのを見たことがあると思います。そのエリアの名称をトラックパッドといいます。指でなぞるとマウスカーソルが動きます。ノートPCを買う場合は基本的にマウスは付属してきません。そのためマウスカーソルを動かすことは無理です。そこでマウスの代わりとしてトラックパッドをつけており、マウスを別途購入しなくても困ることがないようになっています。しかし使ったことがある方はおわかりいただけると思いますが、使い勝手はそんなにいいわけではありません。ある程度使い慣れてくると小回りが効きづらかったり、ホイールがない不便さが目立ってくるため、結果として別途マウスを購入することになる場合がほとんどかと思います。ドラッグアンドドロップもマウスと比較すると非常に煩わしく感じる方が多いと思います(ほとんどの方は両手を使うことになるはずなので)。

続いてこれはあまり有名ではないのですが、マウスの対抗馬としてトラックボールというポインティング・デバイスがあります。今回のブログの写真がそれですね。情報処理試験用のテキストなどでは「マウスをひっくり返したようなもの」という解説が今も使われているかもしれません。マウスは昔は光学式ではなく中にボールが入っていました。マウスを動かすとそのボールが動きます。すると中のセンサー(ローラー)がボールに合わせて転がり、PCに対して位置情報を送信します。PC側で現在のマウスカーソルの位置と入力された距離を計算してマウスカーソルの座標を変化させます。しかしボール式のマウスの場合、ボールが机と接するため、ボールにホコリが付いてしまい、それがマウス内のローラーに絡まってしまうということが頻繁に起きるため、定期的に中のボールを取り出しホコリを払って中に戻していました。またローラーにホコリが巻き付いている場合は綿棒で掃除する必要もありました。光学式マウスになってからはそのようなことをする必要がなくなり、ボールそのものがなくなったため全体的にマウスは軽くなりました。少し余談をはさみましたがトラックボールはこのボール式マウスを逆にしたような感じで表側にボールが付いています。指でボールを転がすとマウスカーソルが移動します。ボタンに関してはボールの配置されている場所によってボタンの位置が変わりますが、現在多く売られているトラックボールはマウスと同じような配置になっているものが多いです。

続いてゲームパッドとジョイスティックです。これも厳密に言うとポインティング・デバイスになります。ただ、対応してるものがほぼゲームソフトであるという点から、PCでゲームをプレイするという人以外は購入する必要は基本的にありません。余談ですがブラウザゲームはゲームパッドやジョイスティックは未対応です。

最後に紹介するのがペンタブレットです。いわゆるペンタブですね。専用の板をPCに接続して使用します。あとはペン型のデバイスをその板の上でなぞることによってマウスカーソルを移動させます。マウスやトラックボール、トラックパッドとの最大の違いはマウスカーソルの位置情報の送信方法です。マウスなどは先程申し上げたとおり、現時点でPCのどこかにあるマウスカーソルの位置を覚えておき、そこからどれだけマウスカーソルを移動させたかを再計算して場所を変化させます。つまり画面左下似マウスカーソルがあった場合、新たに位置情報を入力すると画面左下からどれだけ移動したかを画面に表示します。ところがペンタブレットの場合は、マウスカーソルがたとえ画面の左下にあったとしても、ペンタブレットで画面右上に当たる部分が入力された場合、その場所にワープさせることができます。本当に紙の上でペンを使ってなぞっている感覚を再現できるためPC上で絵を書くことに特化しているわけです。

では次回のブログでは、各ポインティング・デバイスのメリットとデメリットをそれぞれお話していきたいと思います。また、今更にはなると思いますが、ポインティング・デバイスを使ってPCに命令を出す際の信号についても少しお話させていただく予定です。もしご興味がありましたらぜひお立ち寄りください。それでは失礼いたします。

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