やっと終わった!

台風が近づいているというニュースがテレビから何度も何度も流れてきた。「明日はきっと雨だね。海での撮影は諦めよう。」って言い合って寝て起きたら晴れている。もしかしたら大丈夫かもしれない。お花仕入れちゃったし、行くだけ行ってみようか。
歯磨きもせず、水着に着替えてボサボサ髪は帽子で隠して出発した。途中どしゃぶりで、時間の無駄な気がして引き返そうかすごく迷ったけど、かわちゃんが「海の近くって雨降らないんだよね。」って言うからとにかく向かって、九十九里の有料道路に入った瞬間から、まるで会員制になってる天国みたいに晴れていた!
近づいてくる駐車場もガラ空きで(やった!)と思っていた私たちに「遊泳禁止ですがいいですか?」と、海岸の駐車場のおじさんが近寄ってきて言った。どうりで。そうか。やっぱり。
「砂浜で花の写真を撮るだけなので」とかわちゃんが言って、私は横でそんな理由で大丈夫かなと不安だったけどすんなり通してくれた。
全身長袖の黒い水着にSUNSEAの麦わら帽子をかぶると、私はまるで海女さん。だけど、焼けたくない方や皮膚出せない方におすすめです。
もう暑くて暑くて日焼けどめ塗るのもそっちのけで、早く決めないと花がもたないかもしれない焦りの中、途中かわちゃんは熱中症になりかけてた。何カットかやって、すごいウダウダしちゃって、でも(こうなる予定じゃなかったけど)これ最後かもと思った。ずっと何かが足りないって思ってたけど、これだけ撮れたら大丈夫。途中で諦めなくてよかったと言えるまではやった気がした。そんなわけで砂浜でFLOWER magazine 01の最後のカットを終えることになりました。最後のカットが終わってふと顔をあげたら、向こうの方から大きな黒い雲が近づいてきていた。「走れ〜っ!」ってかわちゃんが言って荷物とか花とかゴミとか持って走る。つい最近買ったばかりの白いビーチサンダルの鼻緒が取れて、片足裸足のまま。
雨が降り出した時と車に入った瞬間がほぼ同時というスリルが今思えば楽しかった。その時は、かわちゃんの動きが悪くてイライラしてたのにね。毎日がこんな感じだったらいいのになと本気で思うし、いろんな縛りや焦りや苛立ちに対してどんと構えていないと、幸せな瞬間にその時気づけないのはもったいない。

家に帰ってからまじまじと顔を見る。頬のシミがどんどん大きくなってく恐さを噛み締めながら。ここらで一発シミ取りしたくなってネットで検索するけれど、皮膚科の先生からは私の肌は弱すぎて逆に濃くなったり、もっと広がるかもしれないって言われたのを思い出してやめた。どうせ勇気もなくてできないのだけど、私もまだ気にならないわけじゃないのだと思って嬉しかった。でももう海なしでは生きていけない。

耳の下のリンパはまだ少し腫れてる。なんだかもしかしたら親知らずかもしれないと思って歯医者を予約して、人気のところで明日やっと病院に行けるけど怖い。でもちゃんとしよう。体整えて、いろんなことから負けへんのやッ!と今は思える状態だから。


THANK YOU !
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MAG BY LOUISE 代表。www.louise-flower.com インディペンデントマガジン「FLOWER」創刊。2号目は近日発売🌸 雑誌 GINZA 「その日の花。」

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