鹿児島振り返り
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鹿児島振り返り

LOUISE通信

初めての鹿児島はハワイ島みたいだった。
空港から中央駅行きのシャトルバスに乗って見た木や植物たちが、光と雨が存分にある地域の茂り方で、いきなり心の中のテンションマックスに。最高〜!

そんな私を待ち構えていたのは、普通にめっちゃ仕事だったことはインスタでもぼやいたけれど、ここでは真剣にぼやこう。
いつもの作業も、初めての場所だとスムーズにいかない。水道やバケツがある場所も、いちいち聞かないとわからない。その度に丁寧に準備してくれるスタッフさんの仕事の邪魔に、私がなっていることの居心地の悪さ。だから花瓶の小さな汚れが気になっても、花瓶が汚いから洗いたいなんて言えなかった。とは言えすぐに言ってしまうのだけど、その時の、うるさいおばはんが来たと思われてるかなという不安。セロハンテープの幅が少し狭いだけで、水揚げもやりにくい。新聞の巻き方も違う、いいとされている水の高さも違う。いつもと勝手が全部違うことへの苛立ち。夜ホテルに着く頃にはどっと疲れていた。

こうなることは、分かっていたし、呼ばれて行く場合、どちらにも利益が生まれるようにすることは難しい。だからずっと地方のワークショップは断ってきていたけど、本当にこれで最後にしようと心から思えました。普通に旅行がしたい。(笑)

そういう私の性格を、短い間ながらよく知ってる阿久根さんから、「鹿児島来るならうちの店でなんかやってほしいと思っちゃうな。」って言われたときの気持ちはうまく言葉にできない。まず最大の理由は彼女が好き。それに市場について行きたいと言った私も悪い。彼女の力になりたいとかはなくて、花屋で働いた経験がない私のほかの花屋の裏側を見てみたいという好奇心だった気がする。だから私のギャラはいらないので、その分花の仕入れを自由にさせて欲しいことと、しーちゃんが来る週末は、完全にオフにしたいから、スタッフの人たちに協力してほしいという偉そうな条件を出した。 阿久根さんは私の言いたいことを全部わかってくれて、ありがとうありがとうって何度も言ってくれた。
エロ本と間違えられるガーベラ乳首のフラワーマガジン、あの店だと売りにくいはずなのに、買取りで注文してくれたのは彼女の私への感謝だと思う。どうか売れてください!

と思う存分ぼやいたあとでなんですが、正直言えばめっちゃ楽しかった!(どないやねんやね)
鹿児島の全てが、幸せなものとして心に残っている。めちゃくちゃ優しいお客さんたちとの昭和のモーニングの時間のようなランチタイムも、彼女たちの笑顔も、宮崎からわざわざ来てくれた常連さんのいとこさんとそのお友達も!


のんびりした時間を生きてるスタッフさんの人生を少しだけ見させてもらったことも、忘れられない。美しい自然のすぐそばで暮らしている鹿児島の人たちの、負の側面も聞けた。そして、ここでも女性たちが、私には考えられないようなパワーで、明るく笑って生きてる。大きくて純粋で優しい人たち。仕事に対する意識は、一見すると私のほうが高いと思われたかもしれないけれど、どう考えても、私の持ってるものは、まったく意味がなかった。
東京の価値観と違っていることこそが、貴重な宝だし、だから私は癒された。心も体も、ずっと抱えてる持病も鹿児島にいる間だけはおさまっていて、薬を飲み忘れたほどだ。店長の中村くんたちに連れてってもらった「このゆるさと時々過剰に手厚いサービス(笑) !東京でやったら潰れるで〜!」っていう汚い居酒屋の料理が、ガイドブックやネットで探して行った店よりも、何百倍美味しかった。その店はネットで調べても出てこなくて、だから私もSNSで紹介しようと思えなくて、そういう全てが嬉しかった。真剣に仕事の話をして吐きそうになったこともいい思い出。いやー、お店って本当に面白い。やるのも行くのも、面白い。めんどくさいこと満載だけど、やめたくないな。

お金を取らない店のおじさんと必死で渡そうとする(当たり前)しーちゃん

流しそうめん。貸切状態☺️


ありがとうございます!!
LOUISE通信