急に来る
見出し画像

急に来る

LOUISE通信

今年の2月、イギリスのダンジェネスというさびれた街にあるデレク・ジャーマンの家が取り壊されるのを止めさせて、維持するためのプロジェクトに寄付をしました。寄付する金額によってもらえるギフトが違って、私はステッカーとHoward Sooley の写真とサイン入りの本にしていたみたいです(ずいぶん前のことで忘れていました)。昨日の夜、家のポストにロイヤルメールの封筒が入ってるのを見た瞬間、来た!と思いました。8月に発送メールが届いていたけれど、コロナの影響が絶対あるし、イギリスだし、期待してなかったのでちゃんと読んでいなくて、本当に届いたことに驚いてしまった。そのまま封筒に入れてるからよれよれになってるのもイギリスっぽくて懐かしく、彼のすばらしいアートピースのある庭がこれからもあの場所にある!と思うと嬉しくて、こういう気分をウキウキと言うのだと思いました。
寄付を募るプロジェクトと言えば、最近友人から立ち上げの準備をしているプロジェクトについて話を聞きました。厳しい状況にいる子供達のために考えた彼女らしい誠実なコンセプトを聞いて、頭から湯気が出そうなほど嬉しかった。もちろんそれだけじゃ解決できない難しい問題がたくさんあることも分かっているからこそ、彼女がそれでもやってみようと決めるまでにどれだけ寝れない夜を過ごしたのかを思うと無条件に応援したいと思いました。

実は、ちょっと前にTwitterをやめたんです(勝手にごめんなさい)。理由はいろいろある気もするけど、一番はたぶん自分が日々受け取る情報量とそれを知る術をここらで少し変えたいと思ったからです。テレビも違うけど、Twitterでもない気がしていて、じゃあ何も知らないでいいのか!っていうのはあるんですけど、世の中で起きてることや他の人の意見や気持ちを知るということはとても大事なことだけど、今の私にはもう少し何も考えない時間が必要だと思ったんです。自分ではすっかり体も元気になったし以前のように動ける気がしたこともあったけど、もしかしたら今ちょうどギリギリなところに立っているかもしれない、自分の体力や気力を過信しない方がいい気がしました。
今年に入ってから身近な人たちに悲しいことが続いたのもあります。女性であるがために起きてしまう暴力に頭がおかしくなりそうで、何かしたいけど、大きなことばかり考えて頭がパンクして結果無気力になるのはもう嫌だ。自分の周りで起きてることをまずなんとかしたい気持ちになっています。

Twitterをやめてからすぐ、友人のプロジェクトを知り、来た!と思いました。Twitterをやめても社会との繋がりは消えないと思ってたのは間違ってなかった。今の私がやれる範囲のことがやってきた気がしました。

去年ライターの阿久根さんと飲んでいた時に、「私がヘアメイクやめてまさかの花屋になってなかったら、阿久根さんがルイーズのワークショップに来ることも、こうして浅草のスナックでフェミニズムについて話したりすることもなかったやろなぁ!」って言ったら「いや〜関係ないよ。出会うべき人には出会うようになってる。」って言われたことも思い出しました。私がボロボロになってる間に友人たちが新しいプロジェクトのために動き出していて、デレクジャーマンの庭を守りたい人たちが声をあげたおかげで庭は無事守られ、イギリスからかわいいステッカーが私の家のポストに向かってトコトコと運ばれてきていたんだと思うと、よし!って感じです。


ありがとうございます!!
LOUISE通信