欲に向き合う強さ
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欲に向き合う強さ

LOUISE通信

20代前半のある時期、細木数子の占いにハマっていました。としえちゃんと言えば細木数子、だったあの頃(恥ずかしいわ)。今よりフットワークも軽かったし、友達や職場の先輩後輩、美容室との掛け持ちでしてたバイト先の人など、占う人には困らなかった。年齢も職業も様々な人たちを手当たり次第占っていたら、めっちゃ当たってるやん!てことが何度かあって、しまいには六星占術の分厚い本まで買っていました。
と言っても生年月日から何星人かを割り出し、その人が片思いしてる相手や、恋人との相性をみたり、占いたい相手と初めて会った時、付き合った時、結婚や離婚をした時、子供が生まれた時を調べるだけです。過去にした選択とその結果である現在との関係を読み解く作業が楽しかったのだと思います。とくに年上の女性たちを占っていくうちに、男に苦労する女の人生のパターンが見えてきて、いつしか確信に変わっていきました。私の中に生まれた持論は「27までに不倫を終わらせられるかどうかが30以降の人生を決める」でした。
女の幸せは美人かどうかで決まるほど単純ではない(家庭環境や育ったコミュニティの価値観や、付き合う男によっては美人が故に取り返しのつかないことが起きてしまう)だったり、ぶさいくだろうが太っていようが話が面白いサラリーマンはほぼ浮気しているから要注意、というサブもありました。...偏見がひどいね(笑)。

時代は少しずつ変化しているから、もし今不倫に悩んでいる子が繊細で優しい性格だったら25くらいで決着つけた方がいいって言うかもしれないなあ。あの頃に出会った浮気しちゃう系の男の人たちは、すごくいい人だったりして(もちろん最低なのもいたけれど)、大人の恋愛はややこしいんだなと思っていた。私はおじさんからまったくモテなくて、女友達からもその彼氏からも、秘密の恋を安心して話せるやつという扱いが多かった。ある日、修羅場になりそうな場の助っ人として呼び出され、私もバカだから好奇心で行っちゃって、私には手に負えない大変なことになってしまい、他人の恋愛には一切関わらないと神様に誓いました。どれだけ真剣な恋愛だと思っていても、歳をとるにつれて二人を包む空気が重くなっていく。年上の彼が彼女の未来を真剣に考えてあげられる人ほどそうだった。あの空気の重さを思い出すとちょっと吐きそう。当時の私はあまりにも子供だったし、付き合い始めた同い年の彼との恋愛に夢中だったし、いや、恋愛至上主義のふりをして、実は仕事のキャリアしか考えてなかった気もするし、とにかく体力も気力もあって、世の中を勘違いしまくっていて、それでも問題はなくて、だからこそ平和な世界に住んでいれたのだと思う。あの頃の女友達に対して胸がズキンとするのは、2番目という立場にずっといたことによって、彼女たちの心は本人も気づかないうちにじわじわと傷ついていたのに、美人は精神的にも強いと思っていたところが私にはあって、ボロボロになるまで気づいてあげられなかったからだ。性欲って食欲と同じように人それぞれ向き合い方が違うのと、その人の中にある孤独や支配欲と密接な関係にあって、だから愛みたいなものとは別にして考えると楽になる人がたくさんいるかもなあ。ほとんどの人間ってそんなに純粋じゃないし、だからこそ自分の欲の正体と向き合おうとする人の強さや、むき出しの純粋さに憧れてしまうのかもしれない。

*写真は最近の夕ご飯のソーセージ&マッシュ。ロンドンにいた頃の大好物だったのだけど体調崩してから食べてなくて、ついに解禁してしまいました!うますぎました。

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本が好きで衝動買いは毎日のようにしてますが、買うと安心しちゃって、その後何度も見返す本って思ったほどない。青山にあるshelfの店先のセールカゴの中にあったこの写真集は、一年に一回くらい見返したくなって、あれどこだったっけ〜と本棚から探し出す写真集のひとつです。女の子が年をとり、誰かのお母さんになるまでの時間の流れを想像して泣きそうになるなんて、年をとるって時々すてき。

Edited Photographs1992-2004 by  Nigel Shafran

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