使えない言葉
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使えない言葉

LOUISE通信

OPEN DAYの日「ブログに出てくるかわちゃんって旦那さんのことですか?」とお客さんから聞かれた。そんな風に聞かれて気づいたことは、私はちょっとイタイね!だった。

その人は年上のおじさんで、ここ一年ほどワークショップに集中して通ってくれている。すごくお世話になっている人です。何をしてもセンスよく、さすが東京!って感じの大人なのに、彼を思い出すときの顔がいつも子供みたいに可愛い。センスな人たちから感じる威圧的な空気や独特の孤独さや、依存めいた意地悪を一度も感じたことがないんです。私は内心その居心地の良さに驚いていました。こんな人になるにはどうしたらいいんだろう、と。コロナのせいで3月のワークショップを中止し、それから会っていなかったから、まさか朝一番で来てくれるなんて。本当に嬉しかった。彼にしては意外な質問をするなと思いながら「あ、そうです。旦那です。あはは。」と答えると話は違う展開に。どうやら共通の知り合いがいるらしいとなってふに落ちた。

あの時は今言わなくてもいいかと思ったのですが、このままだと私がイタイおばさんのままで恥ずかしいから(実際イタイんだけど)書いておこう。

フェミニストになって、意味をきちんと知ると使えない、習慣で使い続けていることで差別を再生産することになってしまう言葉が増えてきた。結局は私も強い立場にいたってことなのか、弱い人には自分を説明する言葉さえ与えられていないという、この世界の隠された事実に気付けてなかったことが悲しかった。だから私は言葉をもっと大事にしたくて、それからずっとしっくりくる言葉を探しています。

例えば「主人」はなるべく使わないように意識しています。「旦那」も使いたくないけど、本来の意味と、今私たちが使って伝わるニュアンスが違うから使っている人がいても気にしない。「夫」がたぶん一番いい。でもなぜか今まで使えなかった。お上品な人たちしか使っちゃいけないイメージがあって、ってどこで生まれたイメージなんだろうか、なんとなく「かわちゃん」って名前で言ったり書いたりしていたのです。だけど伝えたい人にその意図が伝わってないなら、まったく意味がなかったな。

「奥さん」や「お嫁さん」に変わる言葉も探し中。「うちの奥さん」って男の子が言うのを聞いて、可愛いなってずっと思ってたけど、今は複雑な気持ち、までは言い過ぎだけど、自分が使うのはやめたい。でも例えば、私が○○さんとばったり道で会って、「元気だった?」とかって挨拶して「妻さまも元気ですか?」は明らかに変だし、名前を知ってたら「XXちゃんも元気?」でいいけど、知らない場合「奥さまもお変わりないですか?」ってなります。考え過ぎてまったく近況を聞かない人になってしまうのも..、ねえ。

フェミニストやめてまえって?

微妙にやめません(笑)

ありがとうございます!!
LOUISE通信