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幸せの鐘は鳴るよ

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  • One day in Tokyo

    お芝居の感想や毎日のはなし。

最近の記事

あの頃のまま東京を愛させて

SexyZoneの新アルバムPOP×STEP!?が好きだ。東京をテーマにしたこのアルバムをとても好んでいるだけに、今が悔しい。 誰もいなくなった東京でも、いつか回復した時の東京でもなくて、あのまっさらに熱い東京で彼らの曲を聞きたかった。 新元号にも呼び慣れながら、いよいよ来るオリンピックの熱気を迎え撃つ、お祭り好きの日本が好きだった。そのくせ直前までぎりぎりで、「オリンピックには間に合うのかな」と工事の駅舎を歩くたび友達と、家族と、たくさん話したあの頃が。 GWですべて

    • 新しいこと

      外に出なくたって、生み出せるものは限られたって、ちょっとずつでいいから前に進みたい。新しいレシピに挑戦したり、楽器を練習してみたり、気になってた映画や音楽に触れてみたり。なんだっていいから、今日も明日も止まったままにしたくない。 何より一番は与えられた使命を全うすることだけど。それは、好きとか嫌いじゃなく、まずはお給料分働くことだ。 でも、時代は変わっていく。価値観だって動いていく。誰だって、いつまでも今いる場所で、必要とされるとは限らない。だから。いつになっても世界を好

      • ある日貴方の好きが真っ白になったら

        今日は映画を見ていました。(大好きな松本潤さんが見ていたとのお話を受けて) ある日、貴方の愛するアーティストが誰も知らない存在になっていたら。その曲を、価値を、貴方は知らしめたいと思いますか?そんな映画です。(以下、多少のネタバレを含みます) ある日、世界中で12秒停電が起きる。ミュージシャンになる夢をあきらめたばかりの主人公は、停電の最中事故に遭う。生還した世界ではなぜか皆ビートルズの存在を知らない。彼らの曲を奏でると「誰の曲?良い曲ね」なんて言われてしまう。実はその他

        • 今日もどこかで生まれる命へ

          はたしてこの世界は不自由なのだろうか。戦時中のようだという人もいるけれど、世界中の人と手のひらの画面の中で通じ合え、ボタン一つで全国各地の食を取り寄せられる。嘘もホントも愚痴も希望も、好きな数だけ叫べる。 生計さえ立てば、このまま生きていくことだって、できてしまえそうに思える。 だけどそれは、外の世界の記憶があるからで。 今日が世界のスタートだったら。外に出ないことが当たり前の世界しか、知らない命が進んでいくとしたら。彼らはどんな感受性を持つのだろう。 人と触れ合わな

        あの頃のまま東京を愛させて

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        • One day in Tokyo
          17本

        記事

          回らない世界とは

          経済が止まるということを、半分分かって頭の半分ではどうも分かっていない。だって、市中に回っているお金の量は変わらない。 多くの産業が止まる。多くの用事がなくなる。一人一人の使うお金は減って、会社に入るお金も減る。でも、各企業は給料を出さなくてはならない。なぜならそれが補償だから。それでは確かに、各企業の経営は悪化するだろう。 個人は、使うお金が減る。しかし、必要最低限の支出はしなくてはならない。学校は始まらなくても学費はかかるし、食費だってかかる。 そうやって考えると、

          回らない世界とは

          今のところは

          大丈夫なのだ。やりたかったこと、行きたい場所、灯が消えることもなければ、今すぐできなくて辛くなることもない。 いつか必ず闇は明けて、また海は越えられるし、友達と会えるし、自分じゃ作れないような楽しい食事をとることもできると信じているから。 でも本当にそうだろうか。命は保てても、気持ちは保てても、好きだって思うものほど、飾りや彩の付いた世界ほど、封じられているうちに力尽きてしまわないか。欲しいよって声をかける機会を待ちきれずに、息絶えてしまうのではないか。 もしもこの暗が

          今のところは

          心の換気

          1日に1,2名友人知人と連絡を取る。先方から来たり、こっちから送ったり。他愛もない近況報告だが、生きているというだけで安心する。 自分の家は好きだけれど、ずっと同じ景色を見ていると胸が詰まる。使うコップの色を変えてみたり、自分では選ばないけれど友達が好きな音楽を聴いてみたり、その感想を送ってみたり。 あとは、外に出るにはもう着られないけれど捨てられないお気に入りの服を着てみたり。(悪くないと思えたり、手放す踏ん切りがついたりする) こんなに家にいるのに、まだ片付ききらな

          心の換気

          正気に還って冷めるのか?

          在宅生活が一か月半を迎えようとしている、 「人は、23日以上継続したことは習慣化できる」学生時代ちょっと苦手だった担任が、何かの授業で言っていた。 3月の上旬から、生活は一変した。舞台のチケットは諭吉に還され、食事会はオンライン飲み会に替わり、毎週のジムはお風呂上がりの自宅ストレッチにバトンタッチした。 正直、どれもコスパはよい。(今後も継続して収入があればの話だが)3時間にしょっちゅう1万円を払うなんて安くないし、友人と心置きなく話して飲むのは1000円以下でできると

          正気に還って冷めるのか?

          無事と健康

          昨日のオンライン飲み会話続き。 参加者の一人が、「この話が上がった時、みんな無事なんだって安心したよ」と。 たしかに、そうだ。どこかでまだ、「私たちは大丈夫だけど、なんだか大変だね、気を付けないとね」なんて安全化バイアスを持っている。 大切なコミュニティの仲間が、感染者になっていたら?そもそも、大変だね集まろよ、なんて話に応えることも難しいだろう。 いつだって、危険がある。これは必要緊急だから、と出かけるとき、何かをするときは、「必要で緊急だから、この行動で感染しても

          無事と健康

          現代人は忙しい?

          本当だったら、楽しみにしていたドラマを見るはずの1日だった。 オンライン飲み会への誘いに、OKスタンプで参加表明をした後に今日はなんか予定があったはずだったと思いだす。 録画も配信スマホ一つで解決する時代に、そんなことが断る理由になったかどうかはわからない。そもそも、テレビをのんびりみられていたら、きっとオンライン飲み会企画は立ち上がっていない。パラドックスだ。 遠く離れた場所に住むキャリアウーマン、仕事と子育てに忙しい親世代、まぁ、いつだって集まる仲間も。みんなどこか

          現代人は忙しい?

          もしも私がジャニーズだったら

          暇ではないんだけど!在宅疲れで心がむしばまれてきたので妄想をするよ! 書き込むのが下手なのでnoteにしちゃった。追記があふれるほどにあるので書き足すと思います。 1.名前 万里小路 太郎(愛称 マタ タロ たろちゃん) 2.生年月日 2月(デビュー時点16歳) 3.身長 171センチ 4.体重 51kg 5.出身地 東京 6.趣味 夜景観賞 イルミネーションと展望台を見つけると絶対寄る 7.特技 イントロクイズ 8.ジャニーズに入った理由 好きな女の子がジ

          もしも私がジャニーズだったら

          5分間の魔法

          初めてテレビ会議をした。在宅勤務が当面続く見通しとなった今、急遽テストトライをすることに。「じゃぁ、15分後に。」お昼明けに上司にそう言われ、慌ててメイクポーチを開ける。何週間ぶりかのアイライン、チーク。そして、口紅。薄く引いたファンデーションの上に色を少しずつ載せていくが、鏡をみて愕然とする。 私、こんな顔だったっけ!? 目の前に映るのはぼんやりとした長丸。やや眠そうな上瞼にしまりのない顎のライン。長く家を出ないうちに、ひどく凡庸な顔になっていた。しかも、マスクを外して

          5分間の魔法

          いつ死んでもおかしくない

          知らない人に話しかけるのは苦ではない。いつの間にか、そうなっていた。昔はひどく人見知りだった。中学の登校初日なんて、誰にも話しかけられなかった。 1週間そんな状態が続き、「早く友達を作らないと、おいて行かれちゃうよ」と親に言われた。でもいつの間にか、この子と仲良くはならなそうだなぁ、と漠然と思って眺めていた子と親友になった。きっかけはよく覚えていない。 年を重ねても、自分から話しかけるのがどうも得意ではなかった。「嫌われたらどうしよう」「今、こいつ私に話しかけたいって思っ

          いつ死んでもおかしくない

          遠い

          最後に渋谷へ出かけたのは2か月弱前のこと。 久しぶりに丸一日予定のない週末。朝までどこに行くか決めていなかった。家族と、どこかに行こう、ということだけ話していて。貴方の好きな場所でいいよ、と言われしばし考えた後、私はSHIBUYA SKYに登りたいと言った。ウイルスの話はちらほらニュースで扱われつつも、まだどこか遠い国での話。他人事ではないと「思わなくてはいけない」と多くの人が考えつつも、身近に考えるのには実感がわかな過ぎた、あの頃。 ランチ先ではアルコール除菌スプレーを

          遠い

          いちばん美しいと思う世界

          私がこの世で一番美しいと思うもの、それは、憧れ。 昨日の夜、少年がスター選手に会いに行くテレビ番組を見ていた。スターに会いたいという思いを抱く子供など、この世にごまんといる。大勢の中で、海を越え、会う切符を手に入れた彼。理由は、確固たるスキルと強い想い。選手に会えたら何を話すのか、彼のどんなところが好きなのかを嬉々として話す姿。番組の演出でしばし選手に会えない時間が続くと、ほぼ放心状態でうつむき、涙をするほど深い感情。その姿に、いかに憧れを抱き日々努力し、今日の対面を楽しみ

          いちばん美しいと思う世界

          全てが終わったらやりたいこと

          昨日の続き。体重は-0.9㎏。今日は腹筋を20回×3セット。お昼にフルーツをつまんだ分が消化されるといいのだけれど。 日々閉塞感にさいなまれる中、窮屈さと一緒に、焦りを感じている。明けない夜はない。いつかこの悲劇は終わり、街を歩けるときがくる。その時に、コロナウイルスの騒動があったから、何もできなかった、仕方ないよね、とあきらめる人間ではいたくない。 扉をあけていいといわれた時、何をできるようにしておいたらいいのだろう。語学力?文章力? 目の前のこと、できることをやるの

          全てが終わったらやりたいこと