こくご第1章具体と抽象修正

【vol.001】 第1節:「具体と抽象」と「抽象度」

このnoteでお伝えしたい概念を一言で言うと、「具体と抽象」です。この概念を知り、使いこなすことで、学習がとてもラクちんになります。その流れで人生もラクにしようじゃないかというのがこの授業。ホンマかいな?と思われるかもしれませんが、私はけっこう本気です。
(あ、今日の講義だけではムリですよw これから続く講義を全部読んでいただければ人生がラクになると思います。)


ところでこの「具体と抽象」ってどういう概念かご存知ですか?明確な概念はわからなくても、イメージは持っていらっしゃるんじゃないですかね。私がこれまで聞いてきた中では、多くの方が

「具体はハッキリしていてわかりやすい」
「抽象は曖昧でわかりにくい」

みたいなセットで認識されていたんですが、これは悲劇的な誤解なんですよ!!そもそも抽象は曖昧なもんじゃなくって、「ドンピシャ!ズバリ!」な捉え方なんです。


例えば、「消防車、救急車、パトカー」を抽象化したら何になりますか?という問題を出すと、「働く車」とか、「自動車」っていう返事が返ってくることが多いんですが、それはね、「抽象的すぎる」んです。「抽象化」というのは、共通する最も小さい範囲を抜き出す作業です。だから、この場合だと「緊急車両」になるんですね。

「働く車」だったらタクシーやバスだって入ってくるし、ましてや「自動車」なんてタイヤが4つ以上付いてたら何でもアリって感じじゃないですか。それは、「抽象的すぎて曖昧」な状態。そのあたりから、「抽象的=ふわっとしていてわかりにくい」という誤解が生じているのかもしれないですね。


数学で例えると、抽象化は「最小公倍数」の概念かな。公倍数なんだけど、一番小さな括りなのです。だから「車」じゃなくて「緊急車両」までぎゅーっと絞っていきます。


じゃぁもう一つ例題を出しましょうか。

「バスケットボール」「野球」「サッカー」

はい、これらを抽象化すると何になるでしょうか。

「スポーツ」?

で良さそうな気もするけど、それだとちょっと抽象的すぎるんですよねー。これら3つのスポーツに共通するものがありますよね?それは、、、

そう、ボールを使うスポーツであること、つまり「球技」です。
(「日本でメジャーな球技」「プロがいる球技」など、もっと具体的な抽象化もできますが、それをやり出すと切り口にキリがないので、ここでは簡易的に「球技」とさせてください。)

「スポーツ」は「球技」のさらに上にありそうですね。そして「球技」の横並びに「陸上競技」や「武道」「水泳」などがありそうです。


こうした抽象化は、実は皆さんも無意識のうちに使っているものでもあります。例えば、

「昼メシ何を食べるよ?」
「え、私は天津飯を食べたい。」
「オレはラーメンかな。」
「あ、じゃぁ中華料理屋に行けばいいよね。」
「おう、じゃぁバーミヤンに行こうぜー。」

みたいな会話なら、自然とされているでしょ?これは以下のような具体と抽象の概念を使っているわけですよ。


どうですか?「具体と抽象」の概念を、なんとなくでも掴めてきました?ここで一応、辞書に書いてある意味も加えておきますね。


【具体的】
はっきりとした実体を備えているさま。個々の事物に即しているさま。「具体的な方法」「具体的に指示する」⇔抽象的。
(出典:デジタル大辞泉)
【抽象的】
いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を抽象的にとらえる」⇔具体的。
(出典:デジタル大辞泉)


確かに「ラーメン」や「天津飯」ははっきりとした実体を備えていて、メニューにもありますよね。そこから共通な概念を抜き出して一般化すると、「中華料理」。そう、「中華料理」は抽象概念であって、「中華料理」というメニューはないです。


ちなみに、抽象レベルの高さのことを「抽象度」という言葉で表します。この例で言うと、(ラーメン、天津飯)→(中華料理)→(昼メシ)の順で抽象度が高くなります。このnoteの中でも、「抽象度が高い、低い」などという表現を使っていきますので、覚えておいてください。


今日はここまで。今日はモノやコトの具体と抽象をご紹介しました。今日のポイントは


抽象は曖昧やなくてドンピシャズバリやで!


っていうことかな。


これくらいならそんなに難しくはないでしょ?明日は「第2節:文章の具体と抽象」をお届けします。


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